こんにちは。「観葉植物の育て方ナビ」運営者のmomoです。
大きな切れ込みが入った葉が魅力的なモンステラですが、種から育てることができるってご存知でしたか?
お店でよく見かける鉢植えは挿し木で増やされたものがほとんどなので、種まきの時期や発芽までの日数、そもそも種がどこで販売されているのかといった情報は意外と少ないんですよね。
私も最初は「本当にあのモンステラが種から育つのかな?」と半信半疑でしたが、実際に小さな種から発芽させ、かわいいハート型の葉が出てきたときの感動は今でも忘れられません。
ただ、中には斑入りの種を探している方もいるかもしれませんが、そこには少し注意が必要な点もあります。
この記事では、私が実際に経験した実生栽培のポイントや、失敗しないためのコツ、そして長く育てるための秘訣を余すことなくお伝えしますね。
- モンステラの種が入手できる場所や品種による違い
- 発芽率を上げるための種まき手順と管理方法
- 実生苗ならではの成長過程と葉が割れるまでの期間
- 種から育てる際に知っておきたい失敗リスクと対策
モンステラを種から育てる前の重要な準備

モンステラの実生(種から育てること)に挑戦する前に、まずは植物としての基礎知識や、種にまつわる市場の状況を正しく理解しておくことが成功への近道です。
「種を買ってみたけど、これって本当にモンステラ?」「いつまで経っても芽が出ない…」といったトラブルを防ぐためにも、ここで解説する情報をしっかりと頭に入れておきましょう。
モンステラには実がなる?結実の仕組み
普段、私たちがリビングやオフィスで目にしている観葉植物としてのモンステラは、葉の美しさを楽しむことがメインですが、実は原産地である熱帯アメリカのジャングルなど、本来の環境下ではユニークな形をした「実」をつけることをご存知でしょうか。
モンステラの花は、サトイモ科特有の「仏炎苞(ぶつえんほう)」と呼ばれる白い花びらのようなものに包まれており、その中心にある棒状の「肉穂花序(にくすいかじょ)」に小さな花が密集して咲きます。
受粉が成功すると、この棒状の部分が肥大化してトウモロコシのような形状の実になります。
緑色の六角形のウロコのような皮で覆われており、熟すとその皮がポロポロと剥がれ落ちて、中から乳白色の果肉が現れます。

驚くべきことに、この実は現地ではフルーツとして食用にされています。
実際に食べたことがある人の話では、完熟したモンステラの実は、バナナの濃厚な甘みとパイナップルの爽やかな酸味をミックスしたような、非常にトロピカルで芳醇な香りと味がするそうです。
モンステラの学名である「デリシオーサ(Monstera deliciosa)」は、ラテン語で「おいしい」という意味を持っていますが、これはまさにこの実の味に由来しているのです。
momo私はまだ実を食べたことがないので、どんな味なのか実際に食べてみたいです・・・!
ただし、実の中には「シュウ酸カルシウム」という針状の結晶が含まれており、未熟な状態で食べると口の中がチクチクと激しく痛むことがあります。
厚生労働省においても、このシュウ酸カルシウムの誤摂取に関する注意喚起がなされています(リンク先はクワズイモについてですが、モンステラと同じサトイモ科の植物で同様の毒性を持ちます)。
完熟すればこの成分は減少しますが、食べる際には非常に注意が必要です。
また、日本国内の一般的な家庭環境で鉢植えとして育てている場合、開花させること自体が非常に難しく、さらに実をつけて完熟させるまでには1年近くかかるため、自宅で自家製のモンステラフルーツを収穫したり、そこから種を採ったりするのは、かなりハードルの高い挑戦と言えるでしょう。


種の収穫方法やタイミング
もし奇跡的にご自宅のモンステラに実がついた場合、そこからどのように種を収穫すればよいのでしょうか。
まず知っておくべきことは、花が咲いて実ができても、すぐに種が採れるわけではないという点です。
モンステラの実が成熟するには、開花からおよそ10ヶ月から1年ほどの長い期間が必要です。最初は硬くて緑色だった実が、時間をかけてゆっくりと熟していきます。
収穫のサインは、実の表面を覆っている六角形のウロコ状の皮が、自然に浮き上がってポロポロと剥がれ落ち始めたときです。
この状態になると果肉が柔らかくなり、甘い香りを放ち始めます。
種は、この柔らかくなった果肉の中に埋もれるように入っています。熟した実を崩しながら果肉を取り除き、中から小さな粒を探し出します。
種は淡い緑色や薄茶色をしており、大きさは小豆や大豆程度です。ただし、ここで注意が必要なのは、すべての実に必ず種が入っているわけではないということです。
モンステラは自家受粉しにくい性質を持っているため、近くに別の遺伝子を持つ開花株がない環境では、受粉がうまくいかず、種のない「しいな(不稔種子)」になってしまうことが多々あります。
また、せっかく種が入っていても、モンステラの種は乾燥に極端に弱く、果肉から取り出した直後から急速に鮮度が落ちていきます。
一般的な草花の種のように、乾燥させて紙袋に入れて翌年まで保存する…といったことはできません。
もし自家採取できたなら、果肉をきれいに洗い流した後、乾燥させずにすぐにまく「とりまき」を行うのが最も発芽率を高める方法です。
このように、種の収穫はタイミングの見極めやその後の処理が難しいため、初めての方は市販の新鮮な種を購入してスタートするのが現実的で確実な方法と言えるでしょう。
モンステラ・デリシオーサの種は流通している?種の特徴も
インターネットで「モンステラ 種」と検索すると、いくつかの販売ページが見つかりますが、実際に流通しているのはどの品種なのでしょうか。
現在、日本国内および海外の種子市場で主に出回っているのは、最もポピュラーな大型種である「モンステラ・デリシオーサ(Monstera deliciosa)」と、その変種や選抜品種とされる「タウエリー(Monstera deliciosa ‘Tauerii’)」の2つが主流です。
デリシオーサは、成株になると葉の直径が1メートル近くにもなる大型のモンステラで、深い切れ込みと穴(フェネストレーション)が特徴です。
一方、タウエリーはデリシオーサに比べてややコンパクトに育つ矮性(わいせい)の性質を持ち、比較的早い段階で実をつける「早生(わせ)」の特徴があると言われています。
種子の販売名として「デリシオーサ」と書かれていても、実際には生産効率の良いタウエリー系統の種子であることも多いようですが、育て方や最終的な見た目の美しさに大きな違いはありません。
種自体の特徴として最も重要なのは、これらが「難貯蔵性種子(Recalcitrant seeds)」と呼ばれる性質を持っていることです。
これは、乾燥や低温保存に耐性がなく、一定以下の水分量になると死んでしまう種子のことを指します。
ドングリやアボカドの種と同じタイプですね。種は見た目がピスタチオの殻を剥いた中身のような、少しゴツゴツとした丸みを帯びた形状をしており、触ると硬い殻ではなく、少し弾力を感じることもあります。
この「寿命が短い」という特性上、種苗店やホームセンターの棚に袋詰めで並ぶことはまずありません。長期間の陳列に耐えられないからです。
したがって、入手ルートは基本的に採取されてから日の浅いものを販売しているネットショップや、輸入代行業者に限られます。
購入する際は、「いつ収穫されたものか」「適切な湿度管理がされているか」を確認できる信頼できるショップを選ぶことが、失敗しないための第一歩となります。
ヒメモンステラは種から育てられる?


園芸店や100円ショップなどでよく見かける「ヒメモンステラ」。
小ぶりで扱いやすく人気がありますが、この名前で流通している植物の正体は、実はモンステラ属ではないことが多いのをご存知でしょうか。
一般的に「ヒメモンステラ」という商品名で売られている植物の多くは、サトイモ科ラフィドフォラ属の「ラフィドフォラ・テトラスペルマ(Rhaphidophora tetrasperma)」という別種の植物です。
葉の形や切れ込みの入り方がモンステラによく似ており、小型であることから便宜上そう呼ばれていますが、植物学的にはモンステラとは異なるグループに属しています。
このラフィドフォラ・テトラスペルマに関しては、挿し木での増殖が非常に容易で成長も早いため、種子(実生)での流通はほとんど見かけません。
市場に出回っている苗もほぼ100%が挿し木によるクローン個体です。
一方で、本物のモンステラ属の中にも、デリシオーサより小型の「モンステラ・コンパクタ」などを指してヒメモンステラと呼ぶ場合もありますが、こちらも園芸品種として挿し木や組織培養で増やされるのが一般的で、特定の品種の種子が「ヒメモンステラの種」として安定して流通しているケースは極めて稀です。
もしネット通販などで「ヒメモンステラの種」として販売されているものを見かけた場合は、注意深く情報を確認する必要があります。
それが本当にモンステラ属の小型種の種子なのか、あるいはラフィドフォラ属の種子なのか、あるいは単なるデリシオーサの種子を「小さいうちはヒメモンステラ」として売っているだけなのか(デリシオーサも幼苗期は小さいですが、最終的には巨大になります)。
学名(Scientific Name)が記載されているかを確認し、不明瞭な場合は購入を避けた方が無難かもしれません。
基本的には、種から育てるなら「デリシオーサ」か「マドカズラ」のどちらかになると考えておくのがシンプルです。
マドカズラも種から同様に育てられるか
葉に切れ込みではなく、無数の「窓」のような穴が開くユニークな姿で人気の「マドカズラ(Monstera adansonii)」。このマドカズラも、デリシオーサと同様に種から育てることが可能です。
マドカズラの種はデリシオーサの種よりもひと回り小さく、少し黒っぽい色をしていることが多いですが、基本的な育て方の手順はデリシオーサと変わりません。
湿らせた水苔などにまいて保湿し、暖かい場所で管理すれば発芽します。
私が実際に育ててみた感想としては、デリシオーサよりもマドカズラの方が成長スピードが速く、特徴的な「葉の穴」が現れるまでの期間も短いように感じました。
デリシオーサが切れ込みのある葉を出すまでに半年から1年以上かかるのに対し、マドカズラは順調にいけば数ヶ月で穴あきの葉を展開してくれることもあります。
マドカズラ栽培の注意点
マドカズラを種から育てる際に一つだけ注意したいのが「寒さ」です。
デリシオーサは比較的耐寒性があり、成株になれば5℃程度の環境でも耐えることがありますが、マドカズラは寒さに弱く、10℃を下回ると葉が黒ずんだり枯れ込んだりするリスクが高まります。
特に発芽直後の幼苗はデリケートなので、冬場でも常に15℃以上、できれば20℃をキープできる環境を用意してあげる必要があります。
また、マドカズラはつるを伸ばす性質が強いため、早い段階から支柱を立ててあげると、現地の姿のように上へ上へと登りながら立派な葉を展開してくれます。
デリシオーサとはまた違った繊細な魅力があるので、少し栽培に慣れてきたらマドカズラの実生にチャレンジしてみるのもおすすめですよ。
斑入りモンステラは種から栽培できるか
この記事を読んでいる方の中には、「安く斑入りモンステラを手に入れたいから、種から育ててみたい」と考えている方もいるかもしれません。
しかし、結論から申し上げますと、「斑入りモンステラの種」というものは存在せず、種から斑入り個体を育てることは実質的に不可能です。
モンステラの美しい白や黄色の斑入り(バリエガータ)模様は、植物の成長点にある細胞の一部が突然変異を起こし、葉緑素を作れなくなったことで生じる「キメラ」と呼ばれる現象です。
このキメラという変異は、枝や茎を介した栄養繁殖(挿し木や茎伏せ)では受け継がれますが、種子を作る生殖細胞の段階ではリセットされてしまう性質があります。
つまり、どんなに美しい斑入りの親株から採れた種であっても、その遺伝子は次の世代には伝わらず、発芽してくるのは緑一色の普通のモンステラなのです。
もちろん、生物の世界に絶対はありませんので、実生苗の中から偶然突然変異が起きて斑入りが現れる可能性はゼロではありません。
しかし、その確率は数万分の一から数十万分の一とも言われており、宝くじに当たるような確率です。
商業的に「斑入り種子」として販売できるようなものではありません。
ネット販売の「斑入り種子」に注意!
海外のオークションサイトやフリマアプリなどで、「Monstera Variegated Seeds(斑入りモンステラの種)」として高額で販売されている商品を見かけることがありますが、これらは知識のない購入者を狙った詐欺商品である可能性が極めて高いです。
届いた種をまいても普通の緑のモンステラが生えてくるか、ひどい場合には全く関係のない雑草や他の観葉植物の種が送られてくるケースも多発しています。
また、海外に限らず国内においても、近年、ネット販売やフリマサイトによるトラブルが増えています。
実際に、国民生活センターにはフリマサービス等の取引に関する相談も寄せられており、写真と異なる商品が届くといったトラブルへの注意喚起がなされています
斑入りモンステラを確実に手に入れたいのであれば、種からの一発逆転を狙うのではなく、信頼できるショップや生産者から、すでに斑が入っていることが確認できる「株(苗)」や「茎(挿し穂)」を購入することを強くおすすめします。
それが、遠回りのようでいて一番の近道であり、無駄な出費を防ぐ方法です。
種の入手方法と注意点
では、健全なモンステラの種(通常の緑色のデリシオーサなど)を入手するにはどうすればよいのでしょうか。
先ほどお伝えしたように、実店舗での取り扱いはほぼ期待できないため、インターネット通販を活用することになります。
最も手軽なのは、Amazon、楽天、Yahoo!ショッピングなどの大手モールに出店している種子専門店を探すことです。
国内に在庫を持ち、適切な管理をしているショップであれば、注文から数日で届き、鮮度も比較的安定しています。
また、植物専門のフリマサイトやオークションサイトで、個人の愛好家が「自宅で種が採れたから」とお裾分けのような形で出品しているものも、鮮度が抜群に良い場合があり狙い目です。
種を購入する際に必ずチェックしてほしいポイントは以下の3点です。
- 収穫時期の記載: 「202X年○月採取」のように、いつ採れた種なのかが明記されているか。採れてから数ヶ月以内のものが理想です。
- 商品写真のリアリティ: パッケージのイラストだけでなく、実際の種の状態(茶色い皮に包まれた粒など)の写真が掲載されているか。
- レビューの確認: 「発芽率が良かった」「梱包が丁寧だった(保湿されていた)」といった肯定的な評価があるか。「カビだらけだった」「干からびていた」という報告が多い出品者は避けましょう。
また、海外サイト(eBayやEtsyなど)から直接輸入する方法もありますが、植物検疫の手続きが必要だったり、輸送に時間がかかって種が死んでしまったりするリスクが高いため、初心者の方にはハードルが高いかもしれません。
まずは国内発送の信頼できる販売元を見つけるところから始めましょう。
各店舗における種の販売状況
参考までに、国内の主要な種苗メーカーや園芸店での取り扱い状況についても触れておきます。
「サカタのタネ」や「タキイ種苗」といった大手メーカーのカタログには、野菜や一般的な草花の種は豊富に掲載されていますが、モンステラのような観葉植物の種、特にデリシオーサの種が掲載されることは稀です。
これはやはり、種の保存期間が短く、一般的な流通ルートに乗せるのが難しいという特性によるものでしょう。
一部の輸入種子を専門に扱うオンラインショップ(ワールドプランツマーケットなど)では、定期的に海外から新鮮な種を入荷して販売していることがあります。
こうした専門店は、種の管理方法にも精通しており、発芽しなかった場合のサポートや情報提供もしっかりしていることが多いのでおすすめです。
また、最近ではメルカリやヤフオクなどの個人間取引も活発ですが、ここでは「当たり外れ」が大きいことを覚悟する必要があります。
親切な出品者は、湿らせたキッチンペーパーに包んで送ってくれるなど、種の活力を維持する工夫をしてくれますが、知識のない出品者の場合、封筒にそのまま種を入れて送ってくることもあり、届いた時には乾燥してカラカラ…ということも。
出品者の過去の評価やプロフィールをよく読み、植物に対する知識や愛情がありそうな方から購入するのが成功の秘訣です。
ダイソーなどの100均で実生苗は買えるか


「種から育てるのは面白そうだけど、発芽させる自信がない…」「もっと手軽に赤ちゃんのモンステラを育ててみたい」という方には、100円ショップ(ダイソー、キャンドゥ、セリアなど)や300円ショップ(スタンダードプロダクツ、スリーコインズなど)の観葉植物コーナーを覗いてみることをおすすめします。
これらの店舗では、ミニ観葉植物として実生栽培のモンステラが販売されていることがよくあります。
見分けるポイントは、株元(土から茎が出ている部分)です。実生苗の場合、茎の根元に「種の殻」がついていることが多く、また、茎がまだ細くてひょろっとしています。葉っぱも切れ込みのないハート型をしているのが特徴です。
100円〜300円という安価で手に入るため、練習用としても最適ですし、自分で種まきをする手間を省きつつ、幼苗からの成長を楽しむことができます。
店頭に並んでいる苗は、入荷から時間が経って水切れを起こしていたり、弱っていたりすることもあるので、選ぶ際は「葉にハリがあるか」「新芽が展開しそうか」「虫がついていないか」をよく確認してから連れて帰ってあげてください。
運が良ければ、一つのポットに複数の種がまかれていて、2〜3株が寄せ植え状態になっているお得な苗に出会えることもありますよ。
モンステラを種から育てる実践手順と成長の疑問


ここからは、いよいよ実際に種を入手した後の具体的な栽培手順について、私の経験談を交えながら詳しく解説していきます。
種まきから発芽、そして幼苗期の管理まで、つまずきやすいポイントを一つひとつクリアしていきましょう。
種まきに適した時期と温度管理のコツ
モンステラの原産地は暖かい熱帯地域です。そのため、種まきを成功させるための最大の鍵は「温度」にあります。
発芽に適した温度は20℃〜30℃です。日本の気候で言うと、桜が散って新緑が眩しくなる5月から、残暑が残る9月頃までが、特別な設備なしで種まきができるベストシーズンと言えます。
特に初心者の方は、気温が安定してくる5月下旬〜6月頃にスタートするのがおすすめです。
この時期なら、昼夜の寒暖差も少なくなり、高湿度を好むモンステラにとって過ごしやすい梅雨の時期とも重なるため、発芽率がグッと高まります。
真夏も成長はしますが、35℃を超えるような猛暑日は、蒸れすぎて種が煮えてしまう(腐ってしまう)リスクがあるため、直射日光の当たらない涼しい日陰で管理するなどの工夫が必要です。
冬場に種まきをする場合の注意点
「どうしても冬に種が手に入ってしまった」「今すぐ育てたい」という場合は、自然任せではまず発芽しません。
寒さで種が休眠するか、そのまま死んでしまいます。
冬にまくなら、以下のアイテムを使って人工的に春〜夏の環境を作り出す必要があります。
- 植物用ヒートマット(園芸用ヒーター): 鉢や容器の下に敷いて、底面から温めるマットです。これがあるだけで成功率が段違いです。
- 簡易温室や発泡スチロール箱: 冷気を遮断し、ヒートマットの熱を逃がさないために使います。
- 温度計: 容器内の温度が常に20℃〜25℃をキープできているか確認するために必須です。
私は以前、1月に輸入種子を手に入れてしまい、衣装ケースと爬虫類用のパネルヒーターを使って簡易温室を作って発芽させたことがありますが、温度管理にかなり気を使いました。
やはり、基本的には春を待ってからまくのが、植物にとっても人間にとってもストレスが少なくおすすめです。
失敗しないための土や水苔の選び方
種まきに使う「床(とこ)」となる培地選びも重要です。ここで一番やってはいけないのが、「庭の土」や「使い古しの土」、そして肥料分たっぷりの「花と野菜の培養土」を使うことです。
種まきの段階では、種自体が持っている栄養分(胚乳)で成長するため、外からの肥料は必要ありません。
むしろ、有機物や肥料分が含まれていると、カビや雑菌が繁殖しやすく、デリケートな種を腐らせてしまう原因になります。
モンステラの実生におすすめの培地は、以下の「清潔」で「保水性」が高いものです。
| おすすめの培地 | 特徴と評価 |
|---|---|
| 水苔(ミズゴケ) | 【推奨度:★★★★★】
保水性と通気性のバランスが絶妙で、抗菌作用もあると言われています。タッパーに入れて蓋をする「密閉管理」との相性が抜群。私が一番成功率が高いと感じるのがこれです。 |
| バーミキュライト | 【推奨度:★★★★☆】
無菌の鉱物系用土。保水性が高く、種を優しく包み込んでくれます。根が絡みやすいので、植え替え時は慎重に。 |
| 種まき用土 | 【推奨度:★★★☆☆】
市販されている無菌のピートモスなどを配合した土。手軽ですが、粒子が細かすぎると過湿になりやすいので水やりの加減が必要。 |
私はいつも、乾燥水苔を水で戻して硬く絞ったものを、深さのあるタッパーに敷き詰めて「苗床」にしています。
水苔だと、種がどれくらい水を吸っているかや、根が出始めたかどうかが視覚的に分かりやすいので、観察していて楽しいんですよね。
メネデールを使った発芽率を上げる方法


種をまく前に、ちょっとした「ひと手間」を加えることで、発芽スイッチを強力にオンにすることができます。
それが「吸水処理」です。お手元に届いたモンステラの種は、輸送中に乾燥して休眠状態に近いか、少し元気をなくしていることが多いです。
いきなり土に置くのではなく、まずはたっぷりと水を吸わせて目を覚まさせてあげましょう。
具体的には、小皿やコップに常温の水を入れ、その中に種をポチャンと浸します。
この時、ただの水ではなく、植物活力素である「メネデール」を規定量(約100倍)で薄めた水溶液を使うのが私のこだわりです。
メネデールに含まれる二価鉄イオンは、植物の細胞分裂を活性化させ、発根を促す効果があると言われています。
浸す時間は12時間から24時間が目安です。丸一日水につけておくと、シワシワだった種が水を吸ってパンと張りが出てきたり、少し大きくなったりするのが分かります。
ただし、2日も3日も水につけっぱなしにすると、今度は酸素不足で溺れて腐ってしまうので、最大でも24時間程度で引き上げて、培地にまくようにしてください。
カビさせないための正しい種のまき方
吸水処理が終わった種を、用意しておいた培地(水苔など)の上にセットします。
ここで大切なポイントは、「覆土(ふくど)をしない」あるいは「極薄くかける程度にする」ことです。
一般的なアサガオの種などは土に穴を開けて埋めますが、モンステラの種は湿った水苔の上に「転がしておく」か、種が半分くらい埋まるように軽く押し込むだけで十分です。
なぜ深く埋めないかというと、一つは酸素を好むため、もう一つは「カビや腐敗の早期発見」のためです。
種が土の中にあると、カビが生えていても気づかずに手遅れになってしまいますが、表面にあれば異常があればすぐに対処できます。
種を置いたら、湿度を保つために容器に蓋をするか、ラップをふんわりとかけます。
これで容器内は湿度100%近い「ミストサウナ」のような状態になり、種が乾くのを防げます。ただし、密封しっぱなしは危険です。
空気の流れがないとカビ(特に綿毛のような白カビや、ドロっとした腐敗菌)の温床になります。
1日に1回は必ず蓋を開けて、容器内の空気を新鮮なものに入れ替えてください(換気)。
もし種にカビが生えてしまったら、流水で優しく洗い流し、カビが生えた部分の水苔を取り除いてから、殺菌効果のあるベンレート水和剤や、家庭にあるものでは薄めたお酢(50倍程度に薄める)などを軽くスプレーして様子を見ます。
種は発芽するまで何日かかる?期間の目安
種まきを終えた後、一番気になるのは「いつ芽が出るの?」ということですよね。
毎日タッパーを覗き込んでは、「まだかな、まだかな」とソワソワしてしまう気持ち、痛いほどよく分かります。
モンステラの発芽にかかる日数は、温度、湿度、そして種の鮮度によって大きく左右されますが、一般的な目安をお伝えしますね。
条件が良い場合(気温25℃〜30℃で、新鮮な種を使った場合)、種まきから数日〜1週間程度で変化が現れます。
最初は種の端っこから、白い糸のような「幼根(ようこん)」がチョロっと出てきます。これが発根のサインです。
根が出た!と喜んですぐに植え替えたくなりますが、ここはまだ我慢。根がしっかりと培地に潜り込み、その反動で種が持ち上がってくるような動きを見せ始めます。
その後、根とは反対側から緑色の尖った「芽(幼芽)」が顔を出します。
この芽が伸びて、最初の葉っぱが開くまでのトータル期間としては、早くて2週間、平均すると3週間〜1ヶ月程度を見ておくと良いでしょう。
(参考)私の栽培記録(6月播種の場合)
- 1日目: メネデール水溶液で吸水処理開始。
- 2日目: 水苔に播種。
- 5日目: 3つのうち1つの種から白い根を確認。
- 10日目: 全ての種から発根。根が水苔に潜り始める。
- 18日目: 緑色のツノのような新芽が出現。
- 25日目: 最初の葉(ハート型)が完全に展開!



私はせっかちな性格なので、種をまいた翌日から「もう出るかな?」と朝起きるたびにタッパーを覗き込んでいました(笑)。
最初の1週間はうんともすんとも言わず、ただ茶色の塊が転がっているだけ。
「もしかして、もう死んでる?」と何度も疑心暗鬼になりましたが、10日目の朝、種の一部が少し盛り上がっているのを見つけた時は、思わず「あ!」と声が出てしまいました。
もし気温が低い時期や、少し古い種を使った場合は、動き出すまでに1ヶ月以上かかることも珍しくありません。
植物にも「のんびり屋さん」と「せっかちさん」という個体差があるので、焦らずに見守ってあげてください。
ただし、2ヶ月経っても全く変化がない場合は、次の項で説明する「腐敗」を疑う必要があります。
種が発芽しない原因と腐敗の見分け方
「1ヶ月経っても、2ヶ月経っても芽が出ない…」そんな時は、残念ながら種の中でトラブルが起きている可能性があります。
発芽しない主な原因は、大きく分けて「温度不足による休眠」か「過湿による腐敗」のどちらかです。
まず確認したいのが「種の硬さ」です。清潔な手、またはピンセットで種を軽くつまんでみてください。
- カチカチに硬い場合:
まだ生きています!単に温度が足りなくて「今はまだ冬眠中」と判断しているか、吸水が足りていない可能性があります。ヒートマットで温めたり、再度メネデール水溶液に一晩浸し直したりすることで、スイッチが入ることがあります。
- ブヨブヨして柔らかい、指で押すと潰れる場合:
残念ですが、種が腐って死んでしまっています(腐敗)。中から白っぽい液体が出たり、嫌な腐敗臭がしたりすることもあります。この状態になった種は復活することはないので、カビが他の健全な種に移る前に取り除きましょう。
腐敗させてしまう一番の原因は「水のやりすぎ(酸素不足)」と「蒸れ」です。
水苔がビショビショすぎると種が呼吸できずに溺れてしまいますし、真夏に密閉容器を高温の場所に置きすぎると、中で種が煮えてしまいます。
水苔は「雑巾を固く絞ったくらい」の湿り気を保ち、定期的に蓋を開けて新鮮な空気を送ってあげることが、腐敗を防ぐ最大の防御策ですよ。



実は私も、初めて挑戦した時に3粒中1粒を腐らせてしまったんです。
1ヶ月経っても変化がない種を恐る恐る指でつまんでみたら、「グニュッ」と嫌な感触がして、中から白っぽい汁が出てきてしまいました…。
あの時のショックというか、喪失感は大きいものでした。
水のやりすぎ(可愛がりすぎ)は本当に禁物だと、身を持って痛感した瞬間でした。
成長した実生苗の確実な見分け方
無事に発芽して葉が開くと、とっても可愛らしい赤ちゃんのモンステラと対面できます。
でも、その姿を見て「あれ?これ本当にモンステラ?」と首をかしげる方も多いかもしれません。
なぜなら、生まれたばかりのモンステラ(実生苗)は、親株とは似ても似つかない姿をしているからです。
最大の特徴は、「葉に切れ込みや穴が全くない」ことです。最初の葉(初生葉)は、直径2〜3cmほどの小さなハート型をしていて、まるでポトスやフィロデンドロンの仲間のようです。
これは「幼形(ようけい)」と呼ばれる状態で、まだ体が小さく光合成の効率よりも生存を優先しているため、シンプルな形をしていると考えられています。
また、株元をよく観察すると、実生苗ならではの証拠が見つかります。
- 実生苗: 株元に豆のような「種の殻」がくっついていることが多いです(成長とともに外れます)。茎は非常に細く、地面からひょろっと生えているように見えます。
- 挿し木苗: 親株から切り取られた「太い茎(茎節)」が土に埋まっており、そこから新しい芽が出ています。最初からある程度の太さがあり、ガッチリしています。
もし、ネットやお店で「実生モンステラ」として売られている苗を見かけたら、株元に種の痕跡があるかチェックしてみると面白いですよ。
この「か弱い赤ちゃん」のような姿から、あの巨大なモンステラに育つなんて、植物の生命力には本当に驚かされます。
実生苗の水やりと肥料のタイミング
本葉が1〜2枚開き、根もしっかりと伸びてきたら、いつまでも水苔の中(密閉容器)に入れておくのは窮屈です。
いよいよ土に植え替えて、通常の鉢植え管理へと移行させる「鉢上げ(はちあげ)」のタイミングです。
鉢上げの手順と土選び
2号〜2.5号くらいの小さなポットを用意し、水はけの良い用土で植え付けます。
この段階ではまだ根が繊細なので、肥料分が強すぎる土は避け、「観葉植物用の土」に「赤玉土(小粒)」や「パーライト」を少し混ぜて、排水性を高めた土を使うのがおすすめです。
水やりのコツ
植え替え直後の1週間くらいは、急に環境が変わって苗がショックを受けているので、土を乾かさないように注意します。
その後は、大人のモンステラと同じく「土の表面が乾いたら、鉢底から流れ出るまでたっぷりと」という基本サイクルに移行します。
ただし、実生苗は体が小さく、体に水を溜め込む力が弱いので、成株よりは少しこまめに様子を見て、「完全にカラカラ」になる前に水をあげるのがコツです。
肥料の与え方
「早く大きくなってほしい!」と肥料をあげたくなりますが、焦りは禁物です。
植え替えてから2週間ほど経ち、新しい葉が動き出すまでは肥料は控えます。
根が落ち着いてきたら、まずは薄めた液体肥料(ハイポネックス微粉などを2000倍程度に薄めたもの)を、水やりの代わりに週に1回程度与え始めましょう。
固形の化成肥料(置き肥)は、根に直接触れると「肥料焼け」を起こして枯れてしまうことがあるので、株がある程度大きくなる(葉が4〜5枚になる)までは避けた方が無難です。
葉が割れるまでの期間と成長の様子
モンステラの実生栽培における最大のハイライトであり、同時に栽培者を一番ヤキモキさせるのが、「いつになったら葉っぱが割れるのか問題」です。
結論から言うと、葉が割れるまでには、どんなに早くても半年、通常は1年近くかかります。
モンステラの成長には「異形葉性(ヘテロブラスティ)」という性質があり、成長段階に合わせて葉の形を劇的に変化させます。
実生からの成長ステップは、大まかに以下のようになります。
- 幼苗期(〜6ヶ月): 小さなハート型の全縁葉(切れ込みなし)が続く。葉の大きさは徐々に大きくなる。
- 移行期(6ヶ月〜1年): 葉のサイズが手のひらくらいになり、5枚目〜7枚目の葉で、ついに左右非対称の小さな切れ込みが1つ、2つと入り始める。
- 成葉期(1年〜): 茎が太くなり、新しい葉が出るたびに切れ込みの数が増え、やがて穴も開き始める。
「もう10枚も葉が出たのに、まだ割れない!」という場合は、光不足が原因かもしれません。
モンステラは十分な光合成ができないと、「まだ大人の葉を作るエネルギーがない」と判断して、コストの低いハート型の葉を出し続けます。
レースのカーテン越しの日光がしっかり当たる場所に移動させたり、植物育成用LEDライトを当てたりすることで、スイッチが入って急に割れた葉が出てくることもありますよ。



我が家の実生モンステラの場合、最初の切れ込みが入ったのは種まきから約8ヶ月後、6枚目の葉っぱでした。
それまではずっとハート型の葉っぱばかりで、「うちは一生割れない家系なのかな…」と諦めかけていたんです。
ある日、新しく出てきたドリルのような葉が開く途中で、片側だけふにゃっと欠けているのを見つけて。
「病気!?」と焦りましたが、それが待ちに待った最初の「切れ込み」でした。
あの時の感動があるから、実生栽培はやめられないんです。
茎が伸びる成長過程と支柱の必要性
順調に育ってくると、モンステラは上にまっすぐ伸びるのではなく、横へ横へと這うように茎を伸ばし始めます。
これは、自然界では地面を這って大きな木を探し、そこによじ登ろうとする習性があるためです。
実生苗でも、茎が伸びて鉢からはみ出しそうになったら、それは「支柱を立てて!」というサインです。
このタイミングで適切なサポートをしてあげることが、立派な成株にするための重要なカギとなります。
なぜ支柱が必要なの?
- 「登る」と葉が大きくなる: モンステラは、何かに着生して上に登ることで「今は成長期だ」と認識し、葉を巨大化させ、切れ込みを深くする性質があります。
- 気根(きこん)の足場になる: 茎から出てくる気根を、水苔で作った支柱(モスポール)やヘゴ棒に絡ませることで、水分や養分を効率よく吸収できるようになります。
実生から育てる場合、まだ茎が柔らかいうちに支柱を立てて誘引してあげると、樹形が綺麗に整います。
「まだ小さいから」と放置していると、だらんと垂れ下がったまま育ってしまい、後から矯正するのが大変になるので、草丈が20cmくらいになったら早めに支柱を用意してあげてくださいね。
モンステラの元気がないサインは?


愛情を込めて育てていても、時にはモンステラが不調を訴えることがあります。
実生苗は成株に比べて体力がないので、早めの気づきが大切です。よくあるSOSサインとその対処法をまとめました。
| 症状 | 考えられる原因 | 対処法 |
|---|---|---|
| 葉が黄色くなる | 根腐れ、寒さ | 水やりの頻度を減らす。冬場なら暖かい場所へ移動する。 |
| 茎がひょろ長い(徒長) | 日照不足 | もっと明るい場所へ移す。急な直射日光は葉焼けするので注意。 |
| 葉が丸まる・垂れる | 水切れ(乾燥) | 土が乾きすぎていないか確認し、たっぷりと水をあげる。 |
| 葉の色が薄い | 肥料不足、根詰まり | 液体肥料を与えるか、鉢底から根が出ていれば植え替えを検討する。 |
特に多いのが、可愛がりすぎて水をあげすぎてしまう「過湿」による根腐れです。
土がまだ湿っているのに水をあげていないか、受け皿に水が溜まったままになっていないか、一度チェックしてみてください。


モンステラは何年持つ?寿命と長期ケア
「種から育てたこの子、一体どれくらい生きてくれるんだろう?」とふと思うことがありますが、実はモンステラは適切な環境であれば、数十年以上生き続けることができる非常に寿命の長い植物です。
原生地では、枯れることなく森の一部として何年も成長し続けています。
鉢植えで長く付き合っていくための秘訣は、定期的な「植え替え」です。
成長に伴って鉢の中は根でパンパンになります(根詰まり)。そのままにしておくと呼吸ができずに弱ってしまいますので、1年〜2年に1回、5月〜9月の暖かい時期に、ひと回り大きな鉢に植え替えてあげましょう。
古い土を落とし、新しいふかふかの土にしてあげるだけで、見違えるように元気になります。
種から育てたモンステラは、買ったものとは比べ物にならないほどの愛着が湧くはずです。
あなたの人生のパートナーとして、共に年を重ねていく楽しみをぜひ味わってください。


まとめ:モンステラを種から育てる際のポイント
最後までお読みいただきありがとうございます。
モンステラを種から育てる方法は、挿し木に比べると時間も手間もかかりますし、葉が割れるまでには長い道のりがあります。
でも、その分、小さな茶色の種から白い根が出て、鮮やかな緑の芽が吹き出し、やがて立派な葉を展開していくプロセスを一番近くで見守れるのは、実生栽培ならではの特別な体験です。
最後に、成功のためのポイントをおさらいしておきましょう。
- 種選びは慎重に: 「斑入り種子」などの怪しい商品には手を出さず、収穫時期が明確な新鮮な種(デリシオーサやマドカズラ)を入手する。
- 清潔と保湿を徹底: 発芽までは水苔などの清潔な培地を使い、湿度を保ちながらも「換気」をしてカビを防ぐ。
- 温度が命: 20℃〜30℃が適温。寒い時期はヒートマットを使うか、春になるまで待つのが無難。
- 気長に待つ心: 葉が割れるまでは1年近くかかることも。ハート型の幼葉も可愛いと思って楽しむ余裕を持つ。
- 早めの支柱: 成長に合わせて支柱を立て、登らせることで、大人の葉への変化を促す。
もし失敗してしまっても、それは次に繋がる大切な経験です。
私も何度かカビさせてしまったり、乾燥させてしまったりしましたが、その失敗があったからこそ、今元気に育っている株たちがいます。
この記事が、あなたの「実生モンステラライフ」の第一歩を後押しできれば、これほど嬉しいことはありません。
ぜひ、小さな種に秘められた生命力を体感してみてくださいね!









