こんにちは!「観葉植物の育て方ナビ」運営者のmomoです。

お部屋のモンステラが元気に育ってくると、そろそろお手入れが必要かなと思いますよね。
でも、いざ「モンステラの剪定や水差し」に挑戦しようとしても、失敗して枯らしてしまうのが怖くて躊躇してしまう方も多いのではないでしょうか。
実際、初心者の方からは、水差しに適した時期はいつなのか、水差しで切る場所は具体的にどこが正解なのか、といった基本的な疑問をよく耳にします。
さらに、切ろうとしている部分によっては気根なしでも成功するのか不安になったり、あるいは増えすぎたものを活用するために「葉だけ」や「茎だけ」で行うことも可能なのかなど、知りたいことは山積みですよね。
また、よく似た種類のヒメモンステラの剪定や水差しも同じやり方でいいのか、大きくなりすぎた株を整理するために株分け時の切る位置はどう決めるべきかも悩みどころかなと思います。
この記事では、そんな悩みを解決するために剪定した後の水差しの手順を詳しく解説します。
さらに、成長が遅くなる冬に行う際の注意点や、発根促進のために「メネデール」が有効かどうかも実体験を交えてご紹介します。
根が出たらすぐに土に植えるべきか、それとも水差しのまま育て続けるコツはあるのかといった応用まで網羅していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
- 失敗しないための正しい節の見分け方とカット位置
- 気根がない場合や茎だけの状態から発根させるコツ
- メネデールを使った発根促進と冬場の管理方法
- 根が出た後の鉢上げタイミングと水耕栽培での楽しみ方
初心者でも簡単!モンステラの剪定と水差しのやり方
まずは、モンステラを剪定して水差しを始めるまでの基本的な流れを見ていきましょう。
ただなんとなく伸びたところを切るのではなく、「いつ」「どこを」「どうやって」切るかが、その後の成功率を大きく左右します。
準備から実践まで、順を追って丁寧に解説しますね。
水差しに適した時期

モンステラの剪定や水差しを行うのに一番おすすめな時期は、春から秋にかけての「成長期」です。
具体的には、気温が安定して20℃以上になる5月から9月頃がベストタイミングですね。
この時期のモンステラは、気温の上昇とともに樹液の流動が活発になり、生命力に溢れています。
そのため、ハサミを入れた時のダメージから回復するのも早く、水に挿してからの発根スピードも段違いなんです。
人間で言えば、体力が満タンで一番元気な時に手術を受けるようなものですね。
実際、気象庁の過去のデータ(2024年)を見ても、東京の平均気温が安定して20℃を超えるのは5月下旬から9月頃となっています。
お住まいの地域の平均気温が20℃を超えているか、一度チェックしてみるのも失敗を防ぐ良い方法ですよ。(出典:気象庁「過去の気象データ検索」)
逆に、気温が下がる冬場(11月〜3月頃)に剪定を行ってしまうと、モンステラは「休眠期」に入っているため、成長活動がほぼ止まっています。
この状態でカットすると、切り口がなかなか塞がらず、そこから菌が入って腐りやすくなったり、水に挿しても何ヶ月も根が出ずに、やがて体力を使い果たして茎が黒く変色してしまうリスクが非常に高まります。
momo実は私、早く増やしたくて我慢できずに、冬に剪定しちゃったことがあるんです…。
結果、切り口から黒く腐ってしまって、泣く泣く処分することに😭
初心者さんは絶対に暖かくなるまで待ってくださいね!
冬の剪定は緊急時以外避けよう
「邪魔だからどうしても今すぐ切りたい!」という事情がない限りは、暖かくなるのを待ってからスタートするのが、失敗しないための一番の近道です。
もし冬にどうしても切る必要がある場合は、部屋の温度を24時間体制で20℃以上に保つなどの特別なケアが必要になります。
私のおすすめは、ゴールデンウィークが明けて、半袖で過ごせるようになったくらいの時期です。
この頃に始めると、夏本番の成長パワーに乗って、ぐんぐん根を伸ばしてくれますよ。
冬の剪定については、以下の記事でも詳しく解説していますので是非ご覧ください。


消毒が肝心!道具選びと切り方のコツ
剪定を始める前に、必ず用意してほしいのが「清潔で切れ味の良いハサミ」です。
ここ、意外と軽視されがちなんですが、成功率に関わる重要なポイントなんです!
まず、錆びたハサミや工作用の切れ味の悪いハサミを使うのは避けましょう。
切れ味が悪いと、スパッと切れずに茎の繊維を押し潰すように切断することになります。
こうなると、潰れた組織(細胞)が壊死してしまい、そこが細菌の繁殖場所(温床)になって、水挿しをした直後から切り口がドロドロに腐る原因になってしまいます。
園芸店やホームセンターで売られている「剪定バサミ」を使うのが理想ですが、もしなければ、キッチンバサミやクラフトバサミでも構いません。
ただし、切れ味が良いものを選んでくださいね。
ハサミの消毒方法
そして何より大切なのが「消毒」です。ハサミには、目に見えなくても雑菌やウイルスが付着している可能性があります。
特に、以前に他の植物(バラやポトスなど)を切ったハサミをそのまま使うと、その植物が持っていた病気がモンステラに移ってしまう「ウイルス感染」のリスクがあります。
剪定の前には、以下のいずれかの方法で必ず消毒を行いましょう。
| 消毒方法 | 手順 | メリット |
|---|---|---|
| 熱消毒 | ハサミの刃先をライターやコンロの火で数秒間あぶる | 手軽で殺菌力が高い |
| アルコール消毒 | 消毒用エタノールをティッシュに含ませて刃を拭く | 火を使わず安全 |
| 煮沸消毒 | 熱湯に数分間浸ける | 薬剤を使わないので安心 |
私はいつも、手軽なアルコール除菌シートやスプレーを使ってササッと拭いています。
このひと手間を惜しまないことが、元気なモンステラを増やすための第一歩ですよ。
水差しを成功させるための切る場所の正解


いざハサミを入れる時、一番迷うのが「どこを切ればいいの?」という点ですよね。
間違った場所を切ってしまうと、いつまで経っても根が出ない…なんてことになりかねません。
ここで絶対に覚えておいてほしい最重要キーワードが「節(ふし)」です。
節とは、茎の途中にある少し膨らんだ部分のことで、よく見るとそこには白や茶色の突起があったり、葉柄(葉っぱの茎)が生えていた跡(葉痕)があったりします。
この「節」こそが、新しい根や芽を作り出す細胞が集まっている「成長点」なんです。





ここだけの話、昔の私はこの「節」を知らなくて、ただの棒みたいな茎をずっと水に挿していたことがあります(笑)。1
ヶ月待っても何も起きなくて、あとで調べて衝撃を受けました…。皆
さんは気をつけてくださいね!


- まず、モンステラの茎を観察して、葉っぱの付け根あたりにある「節」を見つけます。
- 気根(茶色い紐のような根)が出ている場合、その根元も節の一部です。
- その節を含めるように、節の1〜2cm下をカットします。
つまり、切り取った挿し穂(さしほ)には、「葉っぱ」と「茎」と「節」の3点セットが揃っている必要があります。
もし、節と節の間が長い場合は、節の下を長めに残しすぎるとその部分が腐りやすくなるので、節から1〜2cm程度のところで切るのがベストバランスです。
茎から出る「樹液」に注意!
モンステラなどのサトイモ科の植物の樹液には、「シュウ酸カルシウム」という針状の結晶成分が含まれています。
これが皮膚や粘膜に付着すると、チクチクとした痛みや激しい痒み、かぶれを引き起こすことがあります。
特に小さなお子様やペットがいるご家庭では、切った茎や葉を誤って口に入れないよう、作業後の片付けを徹底してください。
もし樹液が手に着いてしまった場合は、こすらずに流水でよく洗い流してくださいね。
(出典:厚生労働省「自然毒のリスクプロファイル」)
最初は勇気がいりますが、「節を残す」ことさえ意識すれば大丈夫。
万が一、切る場所を間違えても、元の株(親株)に残った節からまた新芽が出てくるので、あまり怖がらずにチャレンジしてみてくださいね。
株分けで切る位置の決め方
もし、鉢植えのモンステラが大きくなりすぎて、鉢底から根が出ていたり、バランスが悪くなって倒れそうだったりする場合は、剪定だけでなく「株分け」を兼ねて整理するのがおすすめです。
株分けの場合も、基本的には「節」を意識して切り分けますが、水差しと違うのは「根っこ(土の中の根)も一緒に分ける」という点です。
株全体を鉢から抜き出し、土を優しく落としていくと、いくつかの茎が絡み合っているのがわかります。
この時、それぞれの茎が独立した根を持っているなら、その根をほぐしながら分けます。
もし茎同士が繋がっている場合は、節と根のバランスを見ながら、ハサミやナイフで切り離します。
この時、切り離すそれぞれの株に「元気な葉っぱ」「しっかりした茎(節)」「十分な量の根」が含まれるように意識しましょう。
根が最初からついている状態で分ければ、水差しを経由して発根させる手間が省け、そのまま新しい土に植え付けることができます。
これなら回復も早く、失敗のリスクもぐっと減らせます。
株分けは少し大掛かりな作業になりますが、植物の構造を理解する良い機会にもなります。
手順を詳しく解説した記事もありますので、あわせて参考にしてみてくださいね。
【モンステラの株分け】切る位置や時期・正しい手順を徹底解説!
気根なしのモンステラを水差しする場合
モンステラの茎からヒョロっと伸びる、茶色くて硬い「気根(きこん)」。
これがない部分をカットしても大丈夫かな?と心配になる方もいるかもしれません。
結論から言うと、気根がなくても「節」さえあれば発根しますので安心してください。
気根はあくまで「あると有利」なボーナスパーツのようなものです。
気根は、もともと空気中の水分を吸収したり、体を支えたりするための根っこですが、水に浸かるとすぐに適応して、水分を吸い上げるための「水根」としての役割を果たし始めます。
そのため、気根がついている挿し穂は、水の吸い上げがスムーズで枯れにくく、そこから新しい白い根が分岐して生えてきやすいため、成功率が高いのです。
気根がない場合のケア方法
気根がない茎を水差しする場合は、水を吸い上げる力がまだ弱いため、少し注意が必要です。
- 葉っぱの枚数を減らす: 葉が多いとそこから水分が蒸発してしまい、吸水が追いつかずにしおれてしまいます。大きな葉なら1枚、多くても2枚程度に減らしましょう。
- 水をこまめに替える: 切り口から腐りやすいため、水質管理を徹底します。
- 湿度を保つ: 乾燥する季節なら、霧吹きで葉水を与えてあげると負担が減ります。
気根がなくても、節にある成長点細胞が活動を開始すれば、数週間でちゃんと白い根が出てきます。
少し時間はかかりますが、その分発根した時の喜びは大きいですよ!
葉のないモンステラを茎だけで水差し
「茎伏せ(くきふせ)」や「茎挿し」と呼ばれる方法ですが、葉っぱが一枚もない、ただの棒のような茎だけの状態でも繁殖は可能です!これもやっぱり「節」が含まれていることが絶対条件になります。
剪定をしていて、葉っぱの状態が悪い部分や、葉が落ちてしまった古い茎が余ることがありますよね。
それを捨てずに、節ごとにカットして水に浸けておく(あるいは湿らせた水苔の上に置いておく)と、忘れた頃に節がぷっくりと膨らんで、新しい芽が出てくるんです。
- メリット:
葉がない分、植物体からの水分蒸発(蒸散)が極端に少ないため、管理中に「しおれる」という失敗がほとんどありません。コップやタッパーなどの小さな容器で管理できるので、場所を取らないのも良いですね。
- デメリット:
光合成をしてエネルギーを作り出す葉がないため、茎の中に蓄えられた養分だけで成長をスタートさせなければなりません。そのため、新芽が出て葉が開くまでには、葉付きの挿し穂に比べてかなりの時間がかかります(数ヶ月かかることもザラです)。
まるで理科の実験のようですが、ただの棒切れに見える茎の節から、鮮やかな緑色のドリル(新芽)がポコッと顔を出した時の感動はひとしおです。
捨ててしまう部分があれば、ぜひダメ元で試してみてください。
水差しは葉だけで成功する?


これはSNSなどでもよく見かける質問なのですが、残念ながらモンステラは葉っぱだけ(葉と葉柄のみ)を水に挿しても、新しい株として再生することはできません。
多肉植物やベゴニアなどの一部の植物は「葉挿し」といって、葉っぱの断面から根や芽を出す能力を持っています。
しかし、モンステラを含むサトイモ科の多くの植物は、再生に必要な組織(メリステム)が「茎の節」に集中しており、葉や葉柄には存在しないのです。
実際に、剪定で誤って節を含まずに葉柄だけを切ってしまったものを水に挿してみるとどうなるでしょうか。
実は、意外と長持ちします。
水さえ替えていれば、数週間〜数ヶ月間は緑色のままピンとしています。
でも、どれだけ待っても、どんなに良い活力剤を使っても、そこから根が出ることはありませんし、新しい芽が出ることも絶対にありません。
やがて寿命が来て、黄色くなって枯れて終わりです。
ヒメモンステラにおける剪定後の水差しのポイント
モンステラによく似た「ヒメモンステラ(ラフィドフォラ・テトラスペルマ)」も、基本的には本家のモンステラと同じ手順で水差しが可能です。
ただ、いくつか特有のポイントがあります。
ヒメモンステラは、モンステラ・デリシオーサに比べて成長スピードが非常に早く、つるがどんどん伸びていきます。
また、節と節の間隔(節間)が長く、ヒョロヒョロになりやすい性質があります。
- 細かくカットしてボリュームアップ:
長いツルをそのまま水に挿すよりも、1〜2節ごとに細かくカットして「挿し穂」をたくさん作りましょう。それらを一つの容器にまとめて挿すことで、発根後のボリューム感が出せます。 - 気根が乾燥しやすい:
ヒメモンステラの気根は細く、乾燥に弱いです。水差しにする際は、気根がしっかり水に浸かるように水位を調整してください。 - 発根が早い:
本家モンステラよりもさらに発根が早い傾向があります。条件が良ければ3〜4日で白い根が見え始めることも!観察するのが楽しい品種です。
ヒメモンステラは簡単に増えるので、コップなどで気軽に水栽培を楽しむにはうってつけの植物です。
窓辺に並べて飾ると、カフェのような雰囲気になりますよ。
剪定した後の水差し手順


カットが終わったら、いよいよ水差しのセットです。
自己流でやってしまいがちですが、ここでのひと手間が腐敗防止に繋がります。以下の手順で丁寧に進めてみてください。
| 手順 | 詳細な作業内容 | 目的・効果 |
|---|---|---|
| 1. 切り口の乾燥 | カットした直後の切り口は水分を含んで湿っています。雑菌の侵入を防ぐため、風通しの良い日陰で1時間〜半日ほど放置し、切り口を乾かします。 | 植物自身の治癒力で「カルス」という保護膜を作らせ、腐敗を防ぐ。 |
| 2. 容器の準備 | モンステラの葉は大きく重みがあるため、転倒防止のため底が広く安定したガラス容器(花瓶や空き瓶など)を用意します。口が狭いものが支えやすくておすすめです。 | 発根の様子を観察しやすく、水の汚れも一目でわかるようにするため。 |
| 3. 水を入れる | 容器に常温の水道水を入れます。節(および気根)がしっかりと水に浸かるくらいの深さに調節してください。 | 節が水に触れていないと発根スイッチが入らないため。 |
| 4. 置き場所 | 直射日光が当たらない、明るい日陰(レースカーテン越しなど)に置きます。風通しが良い場所が理想です。 | 直射日光は水温を上げすぎてバクテリアを増殖させ、根腐れの原因になる。 |
乾燥と封蝋(ふうろう)、どっちがいい?
切り口を溶かした蝋(ロウ)でコーティングする「封蝋」というプロの技もありますが、一般的な家庭での水差しなら、上記の「乾燥」だけで十分です。
むしろ、慣れない封蝋で隙間ができると、そこから菌が入って中で腐ることもあるので、初心者さんは乾燥法がおすすめです。
モンステラの剪定や水差しで失敗しない管理と対処法
水差しのセットが完了したら、あとは根が出るのを待つだけ…ですが、ここからの管理が運命を分けます!
「水が白く濁ってきた」「茎の切り口がヌルヌルする」といったトラブルはつきもの。
そんな時の具体的な対処法や、より元気に育てるためのコツをお伝えします。
根腐れを防ぐ水換えとゼオライト効果
水差しで失敗する原因のナンバーワンは、水の腐敗による細菌の繁殖です。
水が動かない容器の中では酸素が不足しやすく、あっという間に嫌気性菌(酸素を嫌う腐敗菌)が増えてしまいます。
水換えの頻度とポイント
基本は毎日、少なくとも2〜3日に1回は水を全交換してください。
「水が減ったら継ぎ足す」のはNGです!
古い水には植物から出た老廃物や雑菌が溜まっているので、必ず古い水を捨てて、容器の中を軽くすすいでから新しい水を入れてください。
特に夏場は気温が高く、半日でも水が腐ることがあるので注意が必要です。
水が白く濁ったり、嫌な臭いがしたら危険信号。すぐに水を替えましょう。
ゼオライトで水を浄化
水換えの手間を少しでも減らしたい、または水をきれいに保ちたいなら、「根腐れ防止剤(ゼオライトや珪酸塩白土)」を活用するのがおすすめです。
これらは100円ショップの園芸コーナーでも手に入る、多孔質の小さな石のようなものです。
これを容器の底に少し入れておくだけで、目に見えない穴が不純物やアンモニアを吸着し、水を浄化してくれます。
また、ミネラル分を溶出して植物の健康を保つ効果もあります。
見た目も白や茶色でおしゃれなので、ガラス容器に入れるとアクセントにもなりますよ。
メネデールを活用して発根を促す方法


「毎日水を替えているのに、なかなか根が出てこない…」「茎に元気がなくなってきた」 そんな時に頼りになるのが、植物用活力剤の「メネデール」です。
園芸をする人なら一度は見たことがあるかもしれませんね。
メネデールは、肥料(窒素・リン酸・カリ)ではありません。
植物の生長に必要な「二価鉄イオン」を含んだサプリメントのようなものです。
植物の切り口や根から水分や養分を吸収する力を高め、光合成を助ける働きがあります。
- 希釈して使う: 水換えのタイミングで、水1リットルに対してキャップ1杯(約10ml)の割合で混ぜます(100倍希釈)。正確に測らなくても、多少濃くても害が出にくいのがメネデールの良いところです。
- 発根までは毎回使う: 根が出るまでは、水換えのたびにメネデール水を使います。
- 根が出たら卒業: しっかり根が出たら、通常の水だけ、もしくは薄い液体肥料に切り替えます。
実際に私も比較してみたことがありますが、真水だけの時よりも、メネデールを使った方が発根までの日数が明らかに短くなり、出てくる根もしっかりと太くなる印象があります。
成功率を少しでも上げたいなら、一本持っておいて損はないアイテムです。



最初は「水だけでも育つでしょ?」と思ってたんですが、使ってみたら根っこの太さが全然違ってびっくり!
白くて太い根がニョキニョキ出てきた時は感動しました✨
今では水差しの必需品です。
なお、詳しい成分や効果については、公式サイトにもわかりやすい解説がありますので、気になる方はチェックしてみてください。(出典:メネデール公式HP「植物活力素 メネデール」)
茎や根元が黒くなる原因と復活の手順
もし、水に浸かっている茎の切り口が黒く変色し、触るとブヨブヨと柔らかくなっていたら要注意です。
それは「腐敗」が始まっています。
原因は、切り口からの雑菌の侵入や、水温が高すぎて茎が煮えたような状態になったことなどが考えられます。
このまま放置すると、腐敗は茎の上の方まで進行し、最終的には株全体が枯れてしまいます。
緊急手術の手順


でも、早期発見できれば諦めるのはまだ早いです!
以下の手順で、悪い部分を取り除きましょう。
- 患部を確認する: 黒くなっている部分と、緑色で硬い健康な部分の境目を見極めます。
- 大胆にカットする: 黒い部分ギリギリではなく、健康な部分を1〜2cm含めて、上の元気な組織のところで思い切ってカットします。菌は目に見える変色部よりも少し先まで侵入している可能性があるからです。
- 消毒と乾燥: カットに使ったハサミは必ず消毒し、新しい切り口を再度しっかり乾燥させます。
- 環境を変える: 容器をきれいに洗い(できれば漂白剤で除菌)、新しい水(メネデール入り推奨)で管理を再開します。
黒い部分を完全に取り除けば、そこからまた復活してくれることが多いです。
「せっかく伸びた茎が短くなっちゃう…」と惜しんで腐敗部分を残すと、またすぐに広がってしまうので、心を鬼にして少し多めに切り落とすのがポイントです。
根腐れのより詳しい見分け方や対処法については、以下の記事でも深掘りしています。
成長が遅い冬の管理と置き場所の工夫
冬場に水差しをしている場合、発根まではどうしても時間がかかります。
春なら1週間で出る根が、冬だと1ヶ月以上変化がないこともザラにあります。
変化がないと「失敗したかな?」と不安になりますが、茎が緑色で張りがあるなら生きている証拠です。
焦らず見守りましょう。
- 温度管理が命:
モンステラは寒さが苦手です。最低でも15℃以上、できれば20℃以上を保ちたいところ。窓際は夜間に外気と同じくらい冷え込むので、夕方になったら部屋の中央や、暖房の効いたリビングに移動させてあげてください。 - 冷気は下に溜まる:
床に直接置くと冷えます。棚の上やテーブルの上など、少し高い位置に置くだけでも温度が数度変わります。 - 簡易温室を作る:
透明なビニール袋をふんわりと被せてあげるだけでも、保温・保湿効果があります。ただし、蒸れすぎないように時々空気の入れ替えをしてくださいね。
冬の間は「成長させる」ことよりも「現状維持で春を待つ」ことを目標にするのが、精神衛生上も良いですよ。
水差しのまま育てるコツ
根が出た後、必ずしも土に植えなければならないわけではありません。
そのまま水耕栽培(ハイドロカルチャー)として育て続けることも可能です。
水耕栽培のメリットは、なんといっても「清潔」であること。
土を使わないので部屋が汚れず、土に潜む虫(コバエなど)が湧きにくいのが魅力です。
キッチンや洗面所など、衛生面が気になる場所にも置きやすいですね。
長く楽しむためのポイント
ただし、水だけでは植物に必要な栄養が足りなくなってきます。
最初は茎の貯蔵養分で育ちますが、いずれ葉色が薄くなったり、成長が止まったりします。
春から秋の成長期には、水耕栽培にも使える液体肥料(「微粉ハイポネックス」や「ハイポニカ」など)を、規定よりも薄め(2000倍〜など)にして与えてあげてください。
また、根が光に当たり続けるとストレスになる場合があるので、根が増えてきたら遮光性のある容器カバーを使ったり、ハイドロボール(粘土を焼いた石)を入れて根を固定してあげるのも良い方法です。


水差しで根が出たらすべきこと


順調にいけば、切り口や気根の先端から、白くてフワフワした根がニョキニョキと伸びてきます。
毎日の観察で一番嬉しい瞬間ですね!
では、どのくらい根が伸びたら次のステップ(鉢上げ)に進めば良いのでしょうか?
根が1〜2本、長さ2〜3cmちょろっと出たくらいで土に植えるのは、少し早計です。
その段階の根はまだ水分を吸う力が弱く、乾燥した土の環境に適応できずに枯れてしまうリスクがあるからです。
私がおすすめする目安は以下の通りです。
- 長さ: メインの根が5cm〜10cm以上伸びていること。
- 量: 1本だけでなく、数本出ていること。
- 二次根: 太い根から、さらに細かい枝分かれした根(二次根・側根)が出ていること。
ここまで根が充実していれば、土に植え替えても水分不足になることなく、スムーズに定着してくれます。
焦らず、水の中で根鉢(ねばち)ができるくらい十分に育ててから植え替えるのが、その後の爆発的な成長に繋がりますよ。
まとめ:モンステラの剪定と水差しを成功させる鍵
モンステラの剪定と水差しは、ポイントさえ押さえれば誰でも楽しめる園芸テクニックです。
最初はハサミを入れるのにドキドキするかもしれませんが、その小さな勇気が、新しいグリーンのある暮らしを生み出します。
最後に、今回の記事でご紹介した「成功のための鍵」をおさらいしておきましょう。
- 時期: 剪定は暖かくなった成長期(5月〜9月)に行うのがベスト。
- 場所: 必ず成長点である「節」を残してカットする。
- 管理: 水はこまめに交換し、清潔を保つことで腐敗を防ぐ。
- 補助: 発根まではメネデールなどの活力剤を上手に活用する。
自分で増やしたモンステラが、くるくると巻いた新しい葉(ドリル)を広げた時の喜びは、何にも代えがたいものがあります。
もし失敗しても、植物は強いので、また次のチャンスをくれます。
ぜひ、この記事を参考に、恐れずにチャレンジしてみてくださいね!









