モンステラが折れた時の対処法!復活させる応急処置と再生のコツ

モンステラが折れた時の対処法!復活させる応急処置と再生のコツ

こんにちは!「観葉植物の育て方ナビ」運営者のmomoです。

大切に育てていたモンステラが折れたら、本当にショックで目の前が真っ暗になりますよね。

ふとした拍子に葉っぱが取れたり、葉が破れたりして「もう枯れてしまうの?」と不安な気持ちで検索されていることと思います。

実は私も、大きく育ったモンステラが折れそうな状態を放置してしまい、掃除中にうっかり倒してしまった苦い経験があります。

でも、安心してください。たとえモンステラの茎が折れたとしても、生命力の強いこの植物は、正しい処置で復活させることができます。

巷では茎が折れた時にセロテープで補修する方法も噂されていますが、それが本当に有効なのか、あるいはモンステラの葉柄や葉っぱが折れた場合はどうすべきなのか、迷いますよね。

この記事では、モンステラの新芽や成長点が折れた場合の影響や、植え替え時によくある気根が折れたり、土の中の根っこが折れたりした時の対処法まで詳しくお話しします。

たとえ根元から折れたり、葉がなくなって茎だけになってしまっても、挿し木や水差しで再生させる方法はあります。

また、モンステラが根腐れしているサインは?といった原因の見極め方も解説しますので、ぜひ参考にしてくださいね。

この記事でわかること
  • 茎や葉柄など、折れた部位ごとの正しい対処法と回復の可能性
  • セロテープでの補修が通用するケースと、諦めて再生すべきケースの見極め
  • 折れてしまった茎を無駄にせず、水挿しで新しい株として復活させる手順
  • 茎が折れる原因となる「徒長」や「根腐れ」のサインと、支柱を使った予防策
折れたモンステラは宝物になるというメッセージと再生ガイドの表紙
目次

モンステラが折れた時の応急処置と部位別の対処法

「パキッ」という嫌な音がしてモンステラが折れてしまった時、まずは焦らずに状況を確認することが大切です。

人間の骨折と同じで、折れた場所や折れ方によって処置の方法が変わります。

特にモンステラの場合、折れた場所が「茎」なのか「葉の軸」なのかによって、その後の運命が大きく変わってくるからです。

ここでは、部位ごとの正しい判断基準と、今すぐできる応急処置についてお話しします。

モンステラが折れたらまず確認すべきこと

虫眼鏡でモンステラの折れた部分が茎か葉柄かを確認しているイラスト

まず最初に、深呼吸をして折れた部分をよーく観察してみてください。

モンステラには「茎(くき)」と「葉柄(ようへい)」という2つの似たようなパーツがあり、ここを間違えると対処法が全く違ってしまうんです。

初心者の方はここを混同しやすいので、しっかり見極めましょう。

「茎」は、植物の背骨にあたる太い部分です。

ここには、竹のようにボコッとした「節(ふし)」があり、そこから気根や新しい芽が出てきます。

成長すると緑色から茶色っぽく木質化していくこともあります。

この茎の中には、植物全体に水分や養分を運ぶための太いパイプライン(維管束)が通っており、まさに生命線と言える部分です。

一方、「葉柄」は、その茎から枝分かれして、葉っぱへと伸びている細長い棒のような部分です。

セロリの茎のような見た目をしていますが、植物学的には茎ではなく、あくまで葉の一部なんです。

判断のポイントは、「折れた部分に『節』があるかどうか」です。

節がある茎と節がない葉柄の違いを比較したイラスト
  • 節がある太い軸が折れた場合:これは「茎」です。株全体の成長に関わる緊急事態ですが、節にある成長点を使えば再生や増殖が可能です。
  • 節がないツルッとした棒が折れた場合:これは「葉柄」です。残念ながらその葉っぱは諦めるしかありませんが、株本体(茎や根)へのダメージは少ないです。

もし折れたのが「葉柄」だけなら、それは「髪の毛が切れた」ようなもので、命に別状はありません。

でも、もし「茎」が折れてしまった場合は、「骨折」に近い状態です。

まずは、折れたのが本体の軸(茎)なのか、葉っぱの持ち手(葉柄)なのかを見極めることから始めましょう。

これが全ての対処のスタートラインです。

茎が折れた場合の基本対処

茎が折れてしまった場合、その状態が「完全にポッキリ離れてしまった」のか、「皮一枚で繋がってぶら下がっている」のかで対応が変わります。

それぞれのケースに応じたベストな対処法を見ていきましょう。

1. 完全に折れて分離してしまった場合

残念ですが、完全に切り離されてしまった茎を、接着剤などでくっつけて元に戻すことは不可能です。

植物の導管は一度断裂すると、単に繋げただけでは機能回復しません。

しかし、悲観する必要はありません!これは「強制的に株分けのタイミングが来た」とポジティブに捉えましょう。

折れた上部分は、切り口をカッターナイフなどで綺麗に切り直し、後ほど紹介する「挿し木」や「水挿し」にして発根させれば、新しい株として第二の人生を歩ませてあげることができます。

元の鉢に残った下部分からも、数週間すれば新しい脇芽が出てくるので、結果的にモンステラが2倍に増えることになります。

2. 皮一枚で繋がっている場合

「首の皮一枚」という言葉通り、茎の一部がまだ繋がっていて、葉っぱがまだシャキッとしているなら、望みはあります。

維管束(いかんそく)という水や栄養の通り道の一部が機能している可能性があるからです。

この場合は、無理に切り離さず、患部を元の位置に戻して固定することで、傷口が癒合(ゆごう)して生き延びるチャンスがあります。

ただし、あくまで「現状維持」や「延命」に近い処置であり、完全に元通りに強度が戻るわけではない点は理解しておきましょう。

茎が折れたらセロテープで補修可能?

「折れた茎をセロテープで巻いたら治った」という話を聞いたことがある方もいるかもしれません。

結論から言うと、皮一枚繋がっている軽傷なら、一時的な延命措置としてはアリですが、恒久的な治療法としてはおすすめできません。

私も以前、少しヒビが入った程度の茎をセロテープでぐるぐる巻きにして固定したことがありますが、数ヶ月間は枯れずに耐えてくれました。

植物には「カルス」という未分化細胞を作って傷口を修復する能力があるため、条件が良ければ組織がくっつくこともあります。

しかし、セロテープやガムテープには重大なデメリットがあります。

セロテープ補修のリスク
  • 通気性がない
    テープの中が蒸れてしまい、傷口にカビが生えたり、そこから腐敗(軟腐病など)が進んで株全体をダメにするリスクがあります。
  • 食い込み
    植物が成長して茎が太くなろうとした時、テープが食い込んで「くびれ」ができ、かえって水分の通り道を塞いでしまうことがあります。
  • 粘着剤の害
    長期間貼っていると、粘着成分が植物の組織に悪影響を与えることがあります。

もし補修を試みるなら、セロテープではなく、以下のような手順で行うのがオススメです。

  1. 添え木を用意する:割り箸や鉛筆、ストローなどを患部の長さに合わせて用意します。これが「骨」の代わりになります。
  2. 通気性のあるテープを使う:園芸店で売っている「接ぎ木テープ(ニューメデールなど)」や、なければ紙製の「マスキングテープ」を使用します。これらは通気性があり、植物の成長に合わせて伸縮してくれます。
  3. 固定する:折れた部分をピッタリ合わせて添え木を当て、テープで優しく、でもしっかりと固定します。

この処置をしても、数日後に葉っぱが黄色くなったり、萎れてきたりするようであれば、残念ながら維管束が機能していません。

その時は潔くテープを外し、カットして挿し木に切り替えましょう。

momo

私も昔、焦ってセロテープでぐるぐる巻きにしたことがあるんですが…数日後にテープの中が蒸れて変色してしまい、結局切ることになってしまいました(泣)。

やっぱり専用のテープじゃないと難しいんだなと痛感しました。

葉っぱや葉柄が折れた時の対処法

茎ではなく、葉っぱへと続く「葉柄(ようへい)」がポキッと折れてしまった場合。残念ながら、ここから修復して元通りになることは100%ありません。

葉柄には「成長点」がないため、どれだけ丁寧にテープで繋げても、そこから新しい細胞分裂が起きて組織が再生することはないんです。

折れてぶら下がっている葉は、見た目も痛々しいですよね。

それだけでなく、植物本体にとっても負担になります。

繋がっている限り、植物はそこへ水分や養分を送ろうとエネルギーを使いますが、折れた部分で流れが滞っているため、効率が悪く、株全体の体力を奪ってしまうことになります。

さらに、傷んだ組織からはエチレンガスが発生し、他の健康な葉っぱの老化を早めてしまう可能性もあります(直ちに影響を与えるわけではありませんが)。

ですから、葉柄が折れてしまった場合は、茎の付け根から剪定(カット)してあげましょう。

折れたモンステラの葉柄を清潔なハサミで根元から剪定する手順のイラスト

ハサミは必ずライターの火で炙るか、アルコール消毒したものを使ってください。雑菌が入るのを防ぐためです。切る位置は、茎から葉柄が出ている分岐点のギリギリのところです。変に残すと、そこが枯れ込んで見栄えが悪くなるので、思い切って根元からカットしましょう。

葉っぱが取れた時のケア

移動中などに何かがぶつかって、葉っぱが根元からポロリと取れてしまった場合、茎にポッカリと穴が空いたような傷口ができてしまいますよね。

ここから雑菌が入ると、茎の内部が腐る原因になるので、適切なケアが必要です。

まずは、傷口の状態を確認してください。

樹液が出て濡れている場合は、清潔なティッシュで優しく水分を拭き取ります。

その後は、風通しの良い明るい日陰に置いて、傷口をしっかりと乾燥させてください(カルスを形成させて「かさぶた」を作ります)。

樹液の処理をする際は、必ず軍手をしましょう。モンステラを含むサトイモ科の植物には「シュウ酸カルシウム」と呼ばれる成分が樹液に含まれており、皮膚や粘膜に付着するとチクチクとした痛みや激しい痒み、かぶれを引き起こすことがあります(出典:厚生労働省「自然毒のリスクプロファイル」)。

もし心配なら、ホームセンターの園芸コーナーで売っている「癒合剤(ゆごうざい)」という、植物用の軟膏のようなものを塗っておくと安心です。

トップジンMペーストなどが有名ですね。

これを塗ると、傷口をコーティングして雑菌や雨水の侵入を防ぎ、水分の蒸発も抑えてくれます。

葉がなくなってしまっても、茎(節)さえ無事なら、また次の成長点から新しい葉が出てくるので、あまり落ち込む必要はありません。

モンステラは、葉を数枚失ったくらいではビクともしないタフな植物なんですよ。

葉が破れた時の処置方法

モンステラの大きく切れ込みの入った葉は、とても美しい反面、物理的な衝撃で「ビリッ」と裂けたり破れたりしやすいです。

特に新しい葉が開く時は柔らかいので、少し触っただけで破れてしまうこともあります。

一度破れてしまった葉は、人間の皮膚のように再生してくっつくことはありません。

破れた断面は時間が経つと茶色く変色し、「コルク化」して乾いていきます。

対処法としては、以下の2パターンがあります。

  • そのままにする
    破れていても、葉の緑色の部分が残っていれば光合成を行ってくれます。株の成長を優先するなら、美観は少し損なわれますが、そのまま残しておくのがベストです。
  • トリミングする
    破れた部分が茶色く変色して見栄えが悪い場合は、その部分だけハサミで形を整えるようにカットしてもOKです。モンステラの葉はもともと切れ込みが入っているので、うまくカットすれば「最初からそういう形だった」ように見せることもできますよ。

新芽や成長点が折れた場合の影響

これは一番ショックが大きいかもしれません。

これから開こうとしていた「新芽(ドリル)」や、茎の先端にある「成長点」を折ってしまった場合です。

「もうこの株は大きくならないの?」と不安になりますよね。

結論から言うと、その折れてしまった新芽はもう伸びませんし、元通りにはなりません。

植物には「頂芽優勢(ちょうがゆうせい)」という性質があり、一番てっぺんの芽(頂芽)が優先的に育つようになっています。

しかし、この頂芽が折れてなくなると、モンステラは「上に行けないなら、別の場所から伸びよう!」と成長スイッチを切り替えます。

すると、今まで眠っていた下の節にある予備の成長点(脇芽)が目覚め、そこから新しい芽が出てくるんです。

つまり、成長は一時的にストップしてしまいますが、株が終わったわけではありません。

むしろ、脇芽が出ることで枝分かれしたり、樹形が変わったりして、ユニークな姿に育つこともあります。

折れた部分は腐らないように清潔なハサミでカットして、数ヶ月気長に待ってあげてください。

きっと別の場所から可愛い芽がひょっこり顔を出してくれますよ。

気根が折れた時の正しい処置

植え替えや移動の時に、うっかり「気根(きこん)」をポキッと折ってしまうこと、よくありますよね。

気根は茎の節からヒョロヒョロと伸びている、茶色くて硬い根っこのことです。

「大切な根っこを折ってしまった!」と焦るかもしれませんが、実は、気根が数本折れてもモンステラ本体へのダメージはほとんどありません。

モンステラは地中にある根(土中根)で主に水分を吸っているので、空中の気根はあくまで補助的な役割(空気中の水分吸収や、体を支える役割)だからです。

折れてしまった気根は、放置するとそこから腐ってくることがあるので、清潔なハサミで根元から、もしくは折れた箇所で綺麗にカットしてしまいましょう。

途中で切っても、またそこから枝分かれして伸びてくることもあります。

気根については、こちらの記事でも詳しく解説しているので、もし気根が伸びすぎて困っている方や、どう処理すべきか迷っている方はぜひ参考にしてみてください。

根っこが折れた場合の影響

植え替え中に、土を落とそうとして土の中の根っこをブチブチと切ってしまったり、太い根をポキッと折ってしまったりすることもありますよね。

これも少量であれば、植物の代謝の一環として新しい根が生えてくるので、あまり心配いりません。

ただし、株を支えるような太い主根や、根の大部分を失ってしまった場合は要注意です。

根が減ると水を吸い上げる力が弱くなるため、地上部の葉っぱに対して水分の供給が追いつかず、葉がダラリと萎れてくることがあります。

根を痛めた後のケアのポイント

根を折ってしまった直後は、以下の点に注意して管理しましょう。

  • 肥料はあげない
    傷ついた根に肥料を与えると、刺激が強すぎて逆に傷んでしまいます(肥料焼け)。まずは水だけで管理します。
  • 活力剤を使う
    肥料ではなく、「メネデール」などの活力剤(発根促進剤)を水やりの時に混ぜてあげると、根の回復を助けてくれます。
  • 土を乾かし気味にする
    根の吸水力が落ちている時に水をやりすぎると、いつも以上に根腐れしやすくなります。土の表面がしっかり乾くまで待ってから水を与えましょう。

モンステラが折れた後の再生方法と原因・予防策

「折れてしまった茎は、もうゴミとして捨てるしかないの?」と涙目になっている方、ちょっと待ってください!

その折れた茎は、新しいモンステラを増やすための「挿し穂(さしほ)」という宝物になるんです。

折れた茎から新しい命が生まれ、モンステラが2倍に増えるイメージイラスト

実はモンステラの生産者さんも、わざと茎を切って増やしているくらいですから、今回の事故は「強制的に増やすタイミングが来た」と前向きに捉えましょう。

ここでは、悲しみを喜びに変える再生テクニックと、二度と同じ悲劇を繰り返さないための予防策について、詳しくお伝えします。

根元から折れた株は復活できる?

不慮の事故で、モンステラが根元からボッキリいってしまった…。

残されたのは土に植わった短い茎だけ。

葉っぱも一枚もない、ただの切り株のような状態になってしまったら、「もう枯れたも同然」と諦めてしまいそうになりますよね。

でも、安心してください。復活の可能性は十分にあります!

モンステラのようなサトイモ科の植物は、地上部がすべてなくなっても、地中の根が生きていて、地上に残った茎に「節(ふし)」が一つでも残っていれば、そこから再生することができます。

節には、目には見えなくても「成長点」が眠っているからです。

葉がなくなった親株の節から新しい芽が出てくる様子と水やりの注意点

根元から折れた株を復活させるためには、以下の手順でケアしてあげましょう。

  1. 切り口を処置する
    折れた断面がギザギザしていると、そこから腐りやすくなります。清潔なナイフでスパッと綺麗に切り直し、癒合剤を塗って保護します。
  2. 置き場所を変えない
    急に環境を変えるとストレスになります。今まで置いていた、明るくて風通しの良い場所(直射日光はNG)で管理を続けます。
  3. 水やりを控える
    これが一番重要です!葉っぱがなくなった株は、光合成も蒸散もできないため、水を吸う力が極端に弱くなります。これまでと同じペースで水やりをすると、土がいつまでも乾かずに100%根腐れします。

水やりのコツ
復活待ちの期間は、「土の表面が乾いてから」ではなく、「鉢の中の土が完全に乾ききってから」コップ1杯程度の少量の水を与えるくらいで丁度いいです。竹串を刺して、下の方まで乾いているか確認するくらい慎重に行いましょう。

早ければ1ヶ月、遅くても数ヶ月経てば、切り株の横からニョキッとタケノコのような可愛い新芽が出てきます。

その姿を見つけた時の感動は、何物にも代えがたいですよ!

茎だけ残して再生させることは可能?

折れてしまった上の方の茎について、「葉っぱがボロボロで全部切り落としてしまった」あるいは「茎の途中の部分だけで葉がない」という場合もあると思います。

葉のないただの棒のような茎、捨てていませんか?

実は、モンステラは葉っぱがなくても、茎だけで再生させることができるんです。これを専門用語で「茎伏せ(くきふせ)」と呼びます。

再生の条件はたった一つ。それは、その茎に「節」が含まれていることです。

節さえあれば、そこには生命の源である成長点があります。

茎伏せのやり方
  1. 茎を準備する:節を中心に、前後数センチを残して茎をカットします。
  2. ベッドを作る:タッパーや透明な食品パックに、湿らせた「水苔(みずごけ)」を敷き詰めます。水苔は、水を含ませてからギュッと硬く絞ったものを使います(ビチャビチャはNG)。
  3. 寝かせる:水苔の上に茎を横向きに置きます(半分くらい埋めてもOK)。この時、成長点(小さなポッチ)が上を向くようにすると発芽しやすいです。
  4. 保湿する:容器の蓋を軽く閉めるか、ラップをふんわりとかけて、高湿度の状態を保ちます。直射日光の当たらない明るい場所に置きます。

ときどき蓋を開けて空気を入れ替え、水苔が乾いてきたら霧吹きで湿らせてあげてください。

うまくいけば、1〜2ヶ月で節から白い根っこが伸び、続いて小さな芽が出てきます。

葉のない棒から生命が生まれる様子は、本当に神秘的で愛着が湧きますよ。

折れた茎は挿し木として水差しで発根させる

もし、折れてしまった茎に元気な葉っぱがついているなら、一番手軽で成功率が高い「水挿し(水差し)」で発根させるのがおすすめです。

土を用意する必要もなく、コップや花瓶に水を入れて挿しておくだけなので、今日からすぐに始められます。

モンステラの茎をカットし、気根を残して花瓶の水に入れる手順のイラスト
水挿しを成功させる3つのステップ
  1. 切り口を整える:折れた断面は組織が潰れていることが多いので、よく切れるカッターナイフなどでスパッと綺麗に切り直します。こうすることで水の吸い上げが良くなり、腐敗も防げます。
  2. 気根を含める:もし茎に気根がついているなら、絶対に切り落とさないでください!気根ごと水につけると、その気根から側根(細い根)が爆発的に伸びてきて、発根スピードが格段に上がります。
  3. 水を清潔に保つ:水中の酸素がなくなったり、雑菌が増えたりすると茎が腐ります。できれば毎日、少なくとも2〜3日に1回は水を全交換してください。この時、容器のヌメリも洗うのがポイントです。

水に挿してから2週間〜1ヶ月ほどで、白い根っこが伸びてきます。

根が十分に(10cm以上)伸びてモジャモジャになったら、土に植え替えてあげましょう。

これで「挿し木」の完了です。

momo

毎日お水を替えて観察していると、ある日白い根っこがチョロっと出ているのを発見するんです。

この瞬間がたまらなく嬉しいんですよね。「生きてる!」って感動します。

詳しい手順や、水挿しから土への植え替えタイミングについては、以下の記事で写真付きで徹底解説しています。

失敗したくない方はぜひチェックしてみてください。

モンステラが根腐れしているサインは?

そもそも、なぜモンステラの茎は折れてしまったのでしょうか?

何かにぶつかった物理的な衝撃なら仕方ないですが、「触っただけでグニャッと曲がった」「気がついたら根元から倒れていた」という場合は、植物の病気である「根腐れ」が原因である可能性が高いです。

根腐れとは、水のやりすぎなどが原因で土の中の酸素が不足し、根っこが窒息して腐ってしまう現象です。

恐ろしいことに、根が腐るとその腐敗菌が茎の内部(維管束)を通って上へと広がり、茎の組織をドロドロに溶かしてしまいます。

その結果、茎がスカスカになり、自重を支えきれずに折れてしまうのです。

茎が黒くなる根腐れと、ヒョロヒョロ伸びる徒長の症状比較イラスト
根腐れの危険サイン
  • 折れた断面が黒い:健康な断面は白や薄緑色ですが、黒や茶色に変色している場合は腐敗しています。
  • 異臭がする:腐った玉ねぎのような嫌なニオイがします。
  • 茎がブヨブヨ:指で押すと柔らかく、水が染み出してくるような感触があります。
  • 土が乾かない:何日経っても土が湿ったままです。

もしこれらのサインに当てはまる場合、折れた部分だけでなく、株全体が危険な状態です。

腐った部分はすべて取り除き、健康な部分だけを救出して再生させる緊急手術が必要です。

根腐れの詳しい診断と対処法については、こちらの記事を参考に今すぐ対応してください。

折れそうな茎への支柱対策と予防

もう一つの折れる原因として多いのが「徒長(とちょう)」です。

日当たりの悪い場所に長く置いていると、モンステラは光を求めてヒョロヒョロと細長く伸びてしまいます。

これを徒長と言いますが、徒長した茎は細胞壁が薄く、非常に脆いため、少しの衝撃や自分の重さで簡単に折れてしまいます。

また、モンステラは本来、ジャングルの大木に絡みついて育つ「つる性植物」です。

ある程度の大きさになったら、自立するのは難しくなるのが自然な姿なんです。

したがって、転倒や折れるのを防ぐためには、適切なタイミングで「支柱」を立ててサポートしてあげることが必須です。

モンステラに支柱を立て、窓辺で光と風を当てて丈夫に育てる予防策のイラスト
丈夫な株を作るための3つの予防策
  1. 支柱を立てる
    「ココスティック(ココヤシ支柱)」や「ヘゴ支柱」を鉢に立て、茎を麻紐や園芸用ビニールタイで優しく固定します。葉柄ではなく、必ず「茎」を固定するのがポイントです。
  2. 光と風を当てる
    なるべく明るい窓辺(レースカーテン越し)に置き、サーキュレーターなどで優しく風を当てると、植物は揺れる刺激に反応して茎を太く丈夫にしようとします。
  3. 栄養で強化する
    窒素・リン酸・カリの基本肥料に加えて、細胞壁を強化する「カリウム」や「ケイ酸(シリカ)」を含む活力剤を与えると、ガッチリとした折れにくい茎に育ちます。
momo

支柱を立てたら、今まで横に広がって場所を取っていたモンステラが、スッと縦に伸びてスタイルが良くなりました!

折れるのも防げて、お部屋も広くなって一石二鳥でしたよ♪

支柱は、100均ショップ、ホームセンター、通販サイトなどで手に入ります。詳しい内容は以下の記事で紹介しています。

まとめ:モンステラが折れた時の対処と再生

モンステラが折れてしまうと本当にショックですが、それは終わりではなく、新しい株を増やすスタートラインでもあります。

最後に、今回の重要ポイントを振り返りましょう。

  • まずは部位確認:折れたのが「茎」なのか「葉柄」なのかを見極める。茎なら再生のチャンスあり。
  • 応急処置の限界:茎の皮一枚繋がっていればテープで固定も可能だが、基本的にはカットして再生させる方が健全。
  • 捨てるのは待って:折れた茎は「水挿し」や「茎伏せ」で、高い確率で新しい株として復活できる。
  • 原因を断つ:根腐れや徒長が原因でないか確認し、支柱や光環境の見直しで再発を防ぐ。

私も折れてしまったモンステラを泣く泣く水挿しにしましたが、今では親株よりも元気に育っている鉢がいくつもあります。

「怪我の功名」で、部屋のグリーンが増えてもっと素敵になるかもしれません。

起きてしまったことは変えられませんが、植物の生きる力を信じて、ぜひ前向きにケアしてあげてくださいね。

きっとまた、あの元気な葉っぱを広げて、あなたを癒やしてくれるはずです!

momo
「観葉植物の育て方ナビ」運営者
これまでに20種類以上の観葉植物を栽培してきた経験から、初心者の方へ「育て方」「インテリアグリーンの活用方法」などをわかりやすく情報発信しています。普段はOLをしている20代後半の社会人。
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