こんにちは!「観葉植物の育て方ナビ」運営者のmomoです。
スタイリッシュで育てやすいサンスベリアですが、長く育てていると「あれ?全然成長していないかも」と不安になることはありませんか。
実は、一見元気そうに見えても土の中でサンスベリアの根が張らないというトラブルを抱えているケースは意外と多いんです。
私も過去に、植え替えようとして鉢から抜いたら根が短いままだったり、少し触れただけでポロッと根っこが取れたりして、顔面蒼白になった経験があります。
当時の私は「サンスベリアの根が育たない原因は?」と必死に調べては、ネットに出てくる衝撃的な根腐れ写真と自分の株を見比べて落ち込んでいました。
症状が進んで根元から倒れるような状態になると、大切にしていただけにショックも大きいですし、中にはサンスベリアの根腐れとスピリチュアルな意味を結びつけて「何か不吉なことの前触れかな」と心配される方もいらっしゃるかもしれません。
でも、どうか諦めないでください。
サンスベリアは生命力がとても強い植物なので、正しい手順で根腐れから復活させることが可能です。
たとえ根が全滅していても、勇気を出して腐った根っこを切る処置を行い、徹底的に根腐れ部分を乾燥させてあげれば、また新しい根を出してくれます。
この記事では、傷んだサンスベリアの根腐れ部分をカットして再生させる具体的な手順や、根がなくなってしまった場合に根腐れを葉挿しで救済する方法について、私の失敗談も交えながら詳しく解説します。
「サンスベリアを発根させるには?」という疑問や、「サンスベリアが根付くまでどのくらいかかる?」といった不安な期間の過ごし方もお伝えしますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
- サンスベリア特有の生理機能に基づいた「根が張らない」根本的なメカニズム
- 根腐れや立ち枯れを起こした際の、外科手術的な切除と乾燥による再生手順
- 再発を二度と起こさないための、排水性を極限まで高めた土の配合と鉢選び
- 根が完全に消滅しても諦めない、葉挿しによるクローン再生の具体的な方法

サンスベリアの根が張らない原因と症状
「毎日お水をあげて、日当たりのいい場所に置いているのに、どうして根付かないの?」
そんな風に悩んでいるなら、もしかするとその「良かれと思ってやっているお世話」が、サンスベリアにとっては逆効果になっているかもしれません。
まずは、彼らが本来持っている性質と、植物が出しているSOSサインを正しく理解することから始めましょう。
根が育たない原因は?
サンスベリアの根が育たない、あるいは張りが弱い最大の原因は、「サンスベリアという植物の生き方」と「日本の家庭環境」のミスマッチにあります。
サンスベリアは、アフリカの乾燥地帯などの過酷な環境が故郷です。
雨がめったに降らない場所で生き抜くために、彼らは「CAM型光合成(ベンケイソウ型有機酸代謝)」という非常に特殊な進化を遂げています。
これは、水分の蒸発を防ぐために、太陽が照りつける昼間は気孔(呼吸する穴)を固く閉ざし、涼しくなる夜間に気孔を開いて二酸化炭素を取り込むという生存戦略です。
一般的な植物(草花など)は昼間に気孔を開いて活発に蒸散(水分を放出)し、そのポンプ作用で根から水をぐんぐん吸い上げます。
しかし、昼間に気孔を閉じているサンスベリアは、蒸散量が極めて少なく、根から水を吸い上げる力もスピードも非常に緩やかなのです。
(※)CAM型光合成とは?
夜間に気孔を開きCO2を取り込んでリンゴ酸として保存し、昼間にそのCO2を使って光合成を行う代謝システムです。
乾燥地帯の植物特有のメカニズムで、水分のロスを最小限に抑えることができます。
(出典:農林水産省 アグリサーチャー「CAM型光合成植物の炭素代謝機構の解明」)

この「吸う力の弱さ」を理解せずに、普通の観葉植物と同じ感覚で「土が乾いたかな?」と頻繁に水をあげてしまうとどうなるでしょうか?
サンスベリアが水を吸いきる前に次の水が来てしまい、鉢の中は常にジメジメした状態になります。
土の中に酸素がなくなり、根は窒息して「根腐れ」を起こし、成長どころか生存すらできなくなってしまうのです。
対策:サンスベリアは「窮屈」が好き
吸う力が弱いサンスベリアにとって、「大きすぎる鉢」は命取りになります。
土の量が多すぎると、いつまで経っても土が乾かず、根腐れの原因になるからです。
「根を大きく育てたいから」といっていきなり大きな鉢に植えるのは逆効果です。
根が鉢の中でパンパンになるくらい「窮屈」な状態の方が、土がすぐに乾くため、サンスベリアにとっては快適で健康に育ちます。
私が育てていて実感するのは、「サンスベリアは『放置』と『窮屈』こそが最大の愛情」だということ。
人間側が「何かしてあげたい」という気持ちをグッと堪えることが、根を健全に育てる一番の近道なんですね。
肥料のやりすぎによる根へのダメージ
「早く大きく育てたい」「元気がないから栄養をあげよう」
そんな親心から、肥料やアンプル剤を挿していませんか?
実は、根が張っていない状態のサンスベリアにとって、肥料は「毒」になりかねません。
植物の根には浸透圧という仕組みがあり、土の中の濃度が植物の体液より薄い時に、自然と水分が根に入ってきます。
しかし、肥料を与えすぎて土の中の濃度が高くなりすぎると、逆に根の中から水分が奪われてしまう現象が起きます。これが「肥料焼け」です。
人間で例えるなら、胃腸炎で弱っている時に、無理やり揚げ物を食べさせられるようなものです。
消化不良を起こすどころか、余計に体調が悪化してしまいますよね。
根がダメージを受けている時や、植え替え直後で根が定着していない時は、肥料成分は根の傷口を刺激し、腐敗を加速させる原因にしかなりません。
「元気がない時こそ肥料」というのは大きな間違いです。
肥料はあくまで「健康な株を、さらに大きくするため」の食事。
根がしっかり張って、新芽が動き出すまでは、水だけで見守るのが鉄則です。
momo実はこれ、私も初心者の頃にやってしまった失敗なんです。
「元気になって~!」と思って高い栄養剤を挿したら、翌週には葉っぱがブヨブヨに…。
弱っている時の肥料は「トドメ」になってしまうと、身をもって学びました(泣)
「活力剤」ならOK!
ただし、「肥料(窒素・リン酸・カリ)」ではなく、「活力剤(メネデールやリキダスなど)」であれば話は別です。
活力剤は人間で言う「サプリメント」や「点滴」のようなもので、微量要素やビタミンが主成分です。
根への負担が少なく、発根を助ける効果があるので、弱っている時は肥料ではなく活力剤を既定の倍率で薄めて与えるのが正解です。
肥料を与えるべき正しいタイミングや、具体的な種類の選び方については、以下の記事で詳しく解説しています。
自己流で与える前に、ぜひ一度チェックしてみてください。
サンスベリアを大きくしたいなら必見!巨大化させる全手順と肥料のコツ
休眠期の水やりが招く根の機能不全
日本の四季の中で、サンスベリアにとって最も過酷なのが「冬」です。
熱帯育ちの彼らは、気温が10℃を下回ると成長を完全にストップし、「休眠期(冬眠状態)」に入ります。
この休眠期には、根からの吸水活動もほぼ停止します。
それなのに、「暖房で部屋が乾燥しているから」と水をあげてしまうと、吸われなかった水が冷たい土の中に残り続けます。
夜間に冷え込んだその水分は、根を冷やし、細胞を破壊する凶器へと変わります。
根腐れの原因の8割以上は、この冬場の水やりミスによるものだと言っても過言ではありません。
- 室温10℃以下(または夜間):完全断水。一滴もあげません。2月〜3月まで放置します。
- 室温15℃以上キープ:月に1回、暖かい日の午前中に、コップ半分程度の水をあげます。この時、冷たい水道水ではなく「ぬるま湯(30℃前後)」をあげるのがコツです。
【重要】夜の窓際は「冷蔵庫」と同じ
もう一つ、見落としがちなのが「置き場所」です。
昼間は日当たりの良い窓際でOKですが、夜になったら必ず「部屋の中央」や「高い場所」に移動させてください。
たとえ暖房で室温が20℃あっても、夜の窓際は外気と同じくらい(0℃近く)まで冷え込みます。
断水していても、この「窓際の冷気」に当たると一発で凍傷になって枯れてしまいます。
厚手のカーテンを閉めるか、寝る前だけ移動させる習慣をつけましょう。
「枯れないか心配」と思うかもしれませんが、サンスベリアは分厚い葉にたっぷりと水分を貯め込んでいます。
冬の間、葉が多少シワシワになっても、根さえ生きていれば春に水をあげた瞬間にパンッと復活します。
冬は「根を守るために水を断つ」勇気を持ってください。
根が短いと感じる理由
植え替えのために鉢から抜いた時、「えっ、こんなに葉っぱは立派なのに、根っここれだけ!?」と驚いた経験はありませんか?
私も初めて植え替えた時は、あまりの根の少なさに「不良品を買わされたのかも」と疑ったほどです。
でも、安心してください。サンスベリアの根系は、もともとそういう「仕様」なのです。
彼らの地下部分は、水分と養分を蓄える太い「地下茎(リゾーム)」と、そこからヒゲのように伸びる「吸収根」の二段構えになっています。
モンステラやポトスのように、鉢の形になるほど根がびっしり回るタイプではありません。
健康な根の色は「オレンジ」も正解!
健康な状態であれば、根の量は少なくても、色が「白〜クリーム色」、あるいは熟した根なら「鮮やかなオレンジ色(赤茶色)」をしていて、触ると硬くしっかりしています。
(※オレンジ色は病気ではありませんので安心してください!)
逆に言えば、根が少ないからといって慌てて大きな鉢に植えるのはNGです。
根の量に見合った(むしろ少し窮屈なくらいの)小さめの鉢に植えることで、土が早く乾き、根腐れを防ぐことができます。
ただし、根が黒くてスカスカだったり、指でつまむとポロっと取れてしまうような「短さ」の場合は、生理的な特徴ではなく、根腐れによる消失ですので注意が必要です。
株がぐらつくのは根の異常サイン
日々の観察の中で、ぜひやってほしいチェックがあります。
それは、株の根元を指で優しくつまんで、軽く左右に揺すってみることです。
健康なサンスベリアは、根が土の粒子をしっかりと掴んでいるため、多少揺すってもビクともしない安定感があります。
しかし、もし「グラグラ」「ユラユラ」と頼りない動きをする場合、それは土の中で根が機能を失っている(根腐れしている)か、そもそも根が張れていないという明確なサインです。
「最近、葉っぱが傾いてきたな」と思って支柱を立てたり、土を足して固めたりする方がいますが、それは一時しのぎに過ぎません。
ぐらつく原因は地中にあるのです。ぐらつきを感じたら、勇気を出して鉢から抜き、根の状態を目視で確認することをおすすめします。
「見て見ぬふり」をして放置すると、症状は確実に進行し、取り返しのつかない事態になりかねません。
【例外】植え替え直後はグラグラして当たり前
ただし、植え替えをしてから「1ヶ月以内」の場合は例外です。
植え替えたばかりの根は、まだ新しい土の粒子を掴んでいないため、健康であってもグラグラと不安定なのが普通です。
この時期に「グラつくから」といって何度も抜いて確認したり、触りすぎたりすると、せっかく伸びかけた細かい根が切れてしまい、いつまで経っても定着しません。
植え替え直後のグラつきは、風の当たらない場所に置いて、2週間〜1ヶ月ほどそっとしておけば、根が張って自然とガッチリ固定されますので安心してください。
根腐れで根元から倒れる時
これは本当に心臓に悪い瞬間ですが、ある日突然、サンスベリアが根元から折れたようにパタンと倒れてしまうことがあります。
これは根腐れが進行し、植物を支える「地下茎」や「葉の付け根」まで腐敗が及んでしまった「末期症状」です。
この状態になると、倒れた部分の組織は溶けたようにドロドロになっており、もう元通りにくっつくことはありません。
「水をあげすぎたかな?」と反省して、倒れたまま乾かそうとしても手遅れです。
腐敗菌(特に軟腐病菌などのバクテリア)が、健康な部分へものすごいスピードで侵食していきます。
「悪臭」がしたら緊急事態
倒れた部分に顔を近づけてみてください。
もし、「ドブのような臭い」や「腐った玉ねぎのようなツンとする悪臭」がしたら、それは「軟腐病(なんぷびょう)」を併発している可能性が高いです。
この菌は進行が非常に早いため、ためらっていると数日で株全体が溶けて全滅します。
サンスベリアが倒れたら、それは「今すぐ手術しないと助からない」という緊急事態宣言です。悲しんでいる暇はありません。
すぐに健康な部分と腐った部分を切り離す処置(後述するカットと葉挿し)を行えば、形は変わっても命を繋ぐことは可能です。
諦めずにハサミを握りましょう。
根腐れを写真でチェック
「根腐れ」という言葉はよく聞くけれど、実際にどんな状態なのかピンとこない方も多いと思います。
鉢から抜いてみた時、以下の特徴に一つでも当てはまれば、それは根腐れです。


| チェック項目 | 健康な根 | 根腐れした根 |
|---|---|---|
| 色 | 白、クリーム色、または 明るい赤茶色(オレンジ色) | 黒、焦げ茶色、灰色 |
| 硬さ | 張りがあり、硬い。 弾力がある。 | ブヨブヨ、グニャグニャ。 中身がなくスカスカ。 |
| 臭い | 湿った土の匂い、 または無臭。 | ドブのような腐敗臭、 カビ臭い、酸っぱい匂い。 |
| 構造 | 引っ張っても切れない。 | 軽く引くと皮だけ抜けて、 糸のような芯が残る。 |


迷ったら「引っ張りチェック」!
見た目で判断がつかない時は、根っこを指でつまんで、優しく手前に引っ張ってみてください。
健康な根ならビクともしませんが、腐っている根は「ズルッ」と皮がむけて、中から糸のような細い芯だけが出てきます。
この「骨抜き状態」になったら、その根は死んでいます。特に「臭い」は決定的です。
もし土から嫌な匂いがしたら、迷わず土を全て捨てて、新しい土に交換する必要があります。
古い土には腐敗菌が蔓延しているので、再利用は絶対に避けてくださいね。
根腐れとスピリチュアルな意味
少し植物学からは離れますが、サンスベリアの根腐れを気にする方の中には、風水やスピリチュアルな意味を心配される方も少なくありません。
サンスベリアは、その鋭く尖った葉が「剣」を連想させることから、風水では強力な「魔除け」「邪気払い」の植物とされています。
玄関や鬼門に置くと、外から入ってくる悪い気を斬り裂いてくれると言われています。
そんな守り神のようなサンスベリアが枯れてしまうと、「悪いことが起きる前触れ?」「不吉なサイン?」と不安になりますよね。
「身代わり」になってくれたと考える
風水の世界では、植物が枯れるのは「持ち主の代わりに悪い気を吸い取ってくれた(身代わりになった)」と解釈されることが一般的です。
つまり、悪いことが起きる前触れではなく、悪いことから守ってくれた結果なのです。
また、私は植物と暮らす中で、「植物は家の気の流れ(空気の澱みや湿気)に敏感に反応する」というのは物理的にも真実だと思っています。
根腐れが起きるということは、その場所の「風通しが悪い」「空気が停滞している」というサインでもあります。
なので「部屋の空気を換気した方がいいよ」「もっと光を入れて」と、サンスベリアが体を張って教えてくれたんだと前向きに捉えましょう。
感謝を伝えて「お清め」して処分する
枯れてしまったサンスベリアをそのまま放置するのは、風水的にも衛生的にも良くありません。
感謝を伝えて、以下の手順で手放しましょう。
- 枯れた株を鉢から抜きます(土は自治体の区分に従って処分します)。
- 株を「白い紙(半紙やコピー用紙など)」の上に乗せます。
- 「守ってくれてありがとう」と感謝を込めて、ひとつまみの「塩」をパラパラと振りかけます。
- そのまま白い紙で包み、可燃ゴミとして出します。
こうして丁寧にお別れをすれば、罪悪感を持つ必要はありません。
次はもっと良い環境でお迎えすれば、きっと運気も上がるはずです。



もしこのように丁寧にお清めするのが難しい場合は「おうちを守ってくれてありがとう」と心の中で想って処分するだけでも十分です。
要は感謝する(気持ちを込める)ことが大事なんだと私は思っています。
サンスベリアの根が張らない時の復活テクニック
「根腐れしていることがわかった…もう捨てるしかないのかな?」と、肩を落としているそこのあなた。諦めるのはまだ早いです!
冒頭でもお話ししましたが、サンスベリアは驚異的な生命力を持つ植物です。
たとえ根が全滅しても、地下茎が少しでも残っていれば、そこから新しい根を出し、何度でも蘇ることができます。
実際に私も、根が溶けてドロドロになった株を、外科手術のような処置で何度も復活させてきました。
ここからは、根が張らない、あるいは根腐れしてしまったサンスベリアを救出するための具体的な復活手順を解説します。
少し勇気がいる作業もありますが、植物の生きる力を信じて、一緒に頑張りましょう。
根っこが取れた時の緊急処置
植え替えのために鉢から植物を抜いた瞬間や、傾いた株を直そうと手で触れた瞬間に、「ポロッ」と根っこが取れてしまった時の衝撃といったらありません。
「やってしまった!」「私のせいで枯れる!」とパニックになりますよね。
でも、まずは深呼吸してください。
サンスベリアの場合、根が取れること自体は致命傷ではありません。
先ほどお話しした通り、サンスベリアの本体は土の中に隠れている太い「地下茎(リゾーム)」です。
細かい根(吸収根)は、環境が悪化すると自ら切り捨てることがありますし、再生スピードも比較的早いです。
地下茎さえ硬くしっかりしていれば、リカバリーは十分に可能です。
根が取れてしまった時の緊急処置として、絶対にやってはいけないのが「慌てて土に戻して水をやる」ことです。
根がちぎれた断面は、人間で言えば生傷が開いている状態。
そこに雑菌だらけの土や水が触れれば、傷口から細菌感染を起こし、今度こそ本体まで腐ってしまいます。
根っこが取れた時の緊急処置手順
取れてしまった株を土の上に置かず、清潔なトレーや新聞紙の上に避難させます。
取れた断面を見てください。黒く変色していなければ、そのままで大丈夫。もし黒ずんでいるようなら、清潔なカッターで少し切り戻します。
これが一番大切です。風通しの良い明るい日陰(直射日光はNG)に、丸一日〜数日間放置して、傷口を乾かします。
「えっ、土に植えなくていいの?」と不安になるかもしれませんが、サンスベリアは乾燥させてもすぐには死にません。
むしろ、傷口がかさぶたのように乾いて塞がるまで待つことが、生存率を高める唯一の方法なのです。
乾かした後の「植え方」
切り口がしっかりと乾いて硬くなったら、以下の手順で土に戻します。
- 新しい清潔な土(サンスベリアの土)に植え付けます。
- 【重要】植えてすぐに水はやらないでください!すでに乾かしてはいますが、念には念を入れて、植え付け後さらに1週間ほど断水します。
- 1週間経って株が落ち着いたら、コップ半分程度の少量の水やりから再開してください。
根腐れから復活させる方法
では、本格的に「根腐れ」を起こしている場合の復活手順を見ていきましょう。これは時間との勝負でもあります。
根腐れからの復活プロセスは、大きく分けて以下の5つのステップで進行します。
- 抜去(ばっきょ):鉢から株を抜き出し、古い土を完全に落とす。
- 洗浄:根や地下茎についた汚れを水で洗い流す。
- 切除:腐敗した組織を徹底的に切り取る(デブリードマン)。
- 乾燥:切り口をカルス化(硬化)させるために数日間干す。
- 植え付け:清潔で排水性の高い土に植え直し、発根を待つ。
まず最初に行う「抜去」では、古い土を惜しまず捨ててください。
根腐れを起こした土には、ピシウム菌やフザリウム菌といった腐敗菌が爆発的に増殖しています。
この土を「もったいないから」と再利用したり、他の植物に使ったりするのは、病気を感染させるようなものです。
自治体の区分に従って処分しましょう。
鉢を再利用する場合の注意点
同じ鉢を使いたい場合は、必ず綺麗に洗ってください。
洗剤で汚れを落とした後、キッチン用漂白剤(ハイターなど)を薄めた水に漬け込むか、熱湯をかけて「消毒」してから使うのが鉄則です。
菌がついたままの鉢を使うと、新しい土を入れてもすぐに再発してしまいます。
次に、根についた土を落とします。手で優しく揉みほぐしても取れない土は、シャワーの水圧で洗い流してOKです。
「根腐れしているのに水洗いしていいの?」と思うかもしれませんが、腐敗菌を物理的に洗い流す意味でも有効です。
この時、すでに死んでいる根は水流だけでボロボロと取れていくはずです。
残った根の状態をよく観察し、次の「切除」の工程に進みます。
植え替えの詳しい手順や、必要な道具については以下の記事でも解説しています。
復活処置と基本的な流れは同じですので、参考にしてみてください。
サンスベリアの植え替えサイン徹底解説!時期や失敗しない手順も網羅
根腐れした部分は思い切ってカットする
ここが復活の成否を分ける、最も重要な局面です。ハサミを握る手に力が入りますが、心を鬼にして挑んでください。
根腐れの治療において最大の敵は、私たち自身の「情け」です。
「せっかく伸びた根っこだし、ちょっと黒いけど残しておこうかな…」
「こんなに切ったら、根っこがなくなっちゃう…かわいそう…」
この迷いが、サンスベリアを死なせます。
腐敗菌に侵された組織は、たとえ見た目が少し残っていても、そこから確実に腐敗が再進行します。
癌細胞の手術と同じで、悪い部分は完全に、1ミリも残さず取り除かなければ意味がありません。



私も最初は「こんなに切って本当に大丈夫!?」と手が震えました。
でも、ここで躊躇して腐った部分を少しでも残してしまうと、そこから菌が広がって結局助からないんです。
心を鬼にして、悪い部分は全部取り除いてあげましょう!
切る・切らないの判断基準
判断基準はシンプルですが、一点だけ注意が必要です。
- 【切るべき根】:黒い、灰色、こげ茶色で、「触るとブヨブヨしている」「嫌な臭いがする」「スカスカ」なもの。
- 【残すべき根】:白、クリーム色、または「茶色(オレンジ色)だけど、触るとカチカチに硬い」もの。
※古い健康な根は茶色くなります。硬ければ生きていますので、間違って切らないように注意してください!
健康な根の断面は、白くみずみずしい状態です。
カットした断面を見て、中心部まで白くなっていることが確認できるまで、何度でも切り戻してください。



ハサミにも菌が移るので、切るたびにアルコールティッシュで刃を拭くと完璧です!
もし、全ての根が腐っていたらどうするか?答えは「根を全部切り落とす」です。
根がゼロになっても、地下茎さえ生きていればサンスベリアは復活できます。
逆に、中途半端に腐った根を残すことこそが、命取りになるのです。
勇気を出して、バッサリいきましょう!
再生のために根っこを切る手順
では、実際に根を切る際の手順と、成功率を上げるためのテクニックを詳しく解説します。
1. 道具の消毒(最重要)
使うハサミやカッターナイフは、必ず消毒してから使ってください。
汚れたハサミで切ると、切り口から雑菌が入り込みます。
一番簡単なのは、消毒用エタノールで丁寧に拭き取るという方法です。「清潔第一」を意識しましょう。
2. 健康な部分まで切り込む


腐った部分(黒色)と健康な部分(緑色や白色)の境界線ギリギリで切るのではなく、健康な部分を5ミリ〜1センチほど含めてカットします。
見た目は健康そうでも、境界付近の細胞にはすでに菌が侵入している可能性があるからです。
余裕を持って大きく切り取るのがコツです。
3. 薬剤の活用(ペーストまたは粉)
カットした直後の無防備な切り口を保護するために、お薬を使うと成功率がグンと上がります。
- トップジンMペースト:殺菌剤が含まれているチューブ入りの薬です。切り口に塗るとオレンジ色の皮膜ができ、菌を殺しながら乾燥を防ぎます。
- ベンレート(粉末):多肉植物ファン御用達の「魔法の粉」です。粉末状の殺菌剤を切り口にパタパタとまぶすことで、傷口を乾燥させながら殺菌できます。
根腐れ対策は乾燥が重要
カットが終わったら、すぐに土に植えてはいけません。
何度も言いますが、「乾燥」こそがサンスベリアの最高の特効薬です。
カットした切り口を乾かすことで、植物は自ら「カルス」と呼ばれる未分化細胞の塊(人間でいうカサブタのような組織)を形成します。
このカルスが蓋となり、雑菌の侵入を防ぐとともに、そこから新しい根(発根)が生まれる準備が整うのです。


- 場所:風通しの良い、明るい日陰。室内ならサーキュレーターの風が優しく当たる場所がベストです。湿気の多いお風呂場や洗面所は避けてください。
- 期間:
- 春〜秋(成長期):2日〜4日程度。切り口が白っぽく乾いて硬くなればOK。
- 冬(休眠期):1週間〜2週間以上。冬場は代謝が落ちているので、じっくり時間をかけて乾かします。
形を崩さない「垂直乾燥」
乾燥させる際、新聞紙の上に「横に寝かせて」置くのが一般的ですが、期間が長くなる場合(特に冬場)は注意が必要です。
植物には「上に伸びようとする性質(屈光性)」があるため、長く寝かせていると、葉先が天井に向かってグイッと曲がってしまうことがあります。
綺麗なフォルムを保ちたい場合は、「空っぽの鉢」や「カゴ」に、土を入れずに立てた状態で入れておくのがおすすめです。
これなら通気性も確保でき、葉が曲がる心配もありません。
「こんなに放っておいて枯れないの?」と心配になるかもしれませんが、サンスベリアは「抜き苗(土がない状態)」で半年以上放置されても生きていることがあるほど、乾燥には強い植物です。
中途半端な乾燥で植えて腐らせるリスクよりも、乾かしすぎのリスクの方がはるかに低いです。安心して放置してください。
根張りを促進する土の配合レシピ
切り口がしっかりと乾いたら、いよいよ新しい土への植え付けです。
ここで使う土が、今後の運命を左右します。
根腐れから回復中のサンスベリアにとって、ホームセンターで売られている一般的な「観葉植物の土」はリスクが高いです。
多くの培養土には、ポトスやパキラなども育てられるように、腐葉土などの「有機物」が多く含まれているからです。
有機物は栄養になりますが、弱っている時は「病原菌のエサ」にもなり得ます。
回復期は「無機質100%」が鉄則


リハビリ中の株には、栄養分は必要ありません。菌の繁殖を防ぐために、有機物を一切入れない「無機質だけの清潔な土」を使うのが、プロも実践する最も安全な方法です。
| 資材名 | 推奨比率 | 役割・注意点 |
|---|---|---|
| 赤玉土(小粒) ※硬質がおすすめ | 70% | ベースとなる土。無菌で清潔。硬質タイプは崩れにくく、通気性を維持しやすい。 |
| 軽石(小粒) または日向土 | 30% | 土の中に空間を作り、酸素を供給する。水はけを劇的に良くする。 |
| 腐葉土・堆肥 | 0%(なし) | 【重要】回復期は入れません。 有機物は菌の温床になるため、根が十分に張るまでは使いません。 |
| 調整材 (ゼオライトなど) | 適量 | 土壌の保肥力を補うため、ゼオライト(珪酸塩白土)を1割ほど混ぜても良い。 ※「くん炭」はアルカリ性が強いため、弱酸性を好むサンスベリアには入れすぎないよう注意。 |
この「赤玉土7:軽石3」の配合は、栄養分がほぼゼロです。
その代わり、雑菌が繁殖するリスクも限りなくゼロに近いため、傷ついた根が再生する環境としては最強です。
もし自分で配合するのが難しい場合は、市販の土の中から「室内向け・清潔」と書かれたものや、原材料を見て「赤玉土・鹿沼土・軽石」などの無機質だけで構成されているものを選んでください。
発根を成功させるための温度管理
土に植えた後、サンスベリアが根を出すためには「温度」というスイッチが必要です。
一般的に、サンスベリアの発根適温は20℃〜25℃と言われています。
春から秋にかけての暖かい時期なら、室内の明るい場所に置いておくだけで問題ありません。
問題は、冬場に根腐れしてしまったケースです。
日本の冬(特に夜間や明け方)は、室内でも10℃以下になることがあります。
この低温下では、サンスベリアは休眠してしまうため、いくら待っても根が出ません。
それどころか、寒さで体力が尽きてそのまま枯れてしまうことも。
- 一番暖かい部屋に置く:リビングなど、人がいて暖房が入っている時間が長い部屋で管理します。
※注意:暖房を切った後の「夜間の冷え込み」に要注意! 夜だけは発泡スチロールの箱に入れたり、ダンボールを被せたりして保温してください。 - 高い場所に置く:冷たい空気は下に溜まります。床置きは厳禁! 棚の上や、冷蔵庫の上など、天井に近い暖かい場所に置きます。
(※最近の冷蔵庫は上が温まらない機種もあるので、実際に触って温かいか確認してください) - ヒーターマットを使う:園芸用の「ヒーターマット(育苗マット)」を使えば、鉢の下だけを温めることができ、冬でも20℃以上をキープして発根させることが可能です。
温度が無理なら「寝かせておく」のが正解
どうしても24時間暖かく保つのが難しい場合は、無理に土に植えて発根を目指すのはやめましょう。
発根しないのに土に埋まっていると、切り口からまた腐るリスクが高まるからです。
その場合は、株を新聞紙でふんわりと包み、直射日光の当たらない暖かい部屋の隅に置いて、「春まで冬眠」させておきます。
サンスベリアは土がなくても半年くらいは平気で生きています。
暖かくなった5月頃に土に植えてあげる方が、結果的に生存率は高くなります。
確実に発根させるには?
環境は整いました。あとは植物のスイッチを入れる最後の一押しです。
私が実践している、発根確率をグッと上げるテクニックをご紹介します。
1. 植え付け直後は水やり禁止
新しい土に植えたら、すぐに水をあげたくなりますよね。
でも、ここでも「待て」です。
植え付けから1週間〜10日程度は、一切水を与えません。
これは、乾燥した土の中に置くことで、植物に「水がない!根を伸ばして水を探しに行かなきゃ!」という生存本能を刺激するためです。
この「じらし」の期間が、力強い発根を促します。


2. 最初の一杯は「活力剤」入りで
1週間経って最初の水やりをする時、ただの水ではなく「活力剤」を混ぜて与えます。
おすすめはおなじみの「メネデール」です。
メネデールは肥料(N-P-K)ではなく、植物が吸収しやすい鉄分(二価鉄イオン)を含んだ活力剤です。これが弱った細胞を活性化させ、発根や吸水を強力にサポートしてくれます。
これを規定量(100倍)に薄めた「ぬるま湯(20℃〜30℃)」を、鉢底から出るまでたっぷりと与えます。
3. その後の水やりは「辛め」に
一度水をやった後は、土がカラカラに乾くまで放置します。
土が湿っている間は根が伸びようとしません。
乾いていく過程で、水分を求めて根が伸びます。「湿潤」と「乾燥」のメリハリを極端につけることがポイントです。
この「じらし」の水やりタイミングについては、以下の記事で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。


根付くまでどのくらいかかる?
すべての処置を終えたら、あとは忍耐の時間です。
「いつ根付くの?」「もう出たかな?」と気になって、毎日鉢を持ち上げたり、少し引っ張ってみたくなりますよね。私も最初はそうでした。
でも、「触る」のが一番ダメです。
せっかく出始めた繊細な根は、株が揺れるなどの物理的な刺激で簡単に切れてしまいます。
一度切れるとまた最初からやり直しです。
グラつく場合は「支柱」で固定する
根がないサンスベリアは不安定で、エアコンの風や少しの振動でもグラグラ動いてしまいがちです。
「触らない」を徹底するために、割り箸や園芸用の支柱を立てて、麻紐などで株を縛って固定してしまいましょう。
ガッチリ固定されて動かない状態を作ることが、最短で発根させる裏技です。
発根期間の目安
発根までの期間は、季節と温度に大きく左右されます。
- 適期(5月〜9月):早ければ3週間〜1ヶ月ほどで根が張り始めます。
- 適期以外(春・秋):2ヶ月〜3ヶ月かかることもザラです。
- 冬:活動停止中なので、春になるまで動きはありません。
地上部(葉っぱ)に変化がなくても、土の中で必死に根を作っています。
根がしっかり張って水を吸えるようになると、「葉の縦ジワが消えてパンと張る」「中心から新しい緑色の葉が伸びてくる」という変化が現れます。
これが成功のサインです。「便りがないのは元気な証拠」と思って、少なくとも1ヶ月は株に触れず、遠くから見守ってあげてください。
水耕栽培から土へ移行する際の注意点
「根腐れした株を、まずは水挿し(水耕栽培)で発根させてから土に戻したい」この方法は、発根を目で確認できるので安心感があり、人気の再生方法です。
しかし、実は「水から土への移行」が最も失敗しやすい難関だということをご存知でしょうか?
水の中で育った根(いわゆる「水根」)は、水中の酸素を取り込むことに特化した構造をしており、白くて脆く、乾燥に極端に弱いです。
一方、土の中で育つ根(土根)は、物理的な摩擦に強く、乾燥にも耐えられます。
水挿しで立派な根が出たからといって、いきなり乾いた土に植えて、通常のサンスベリアと同じように乾燥気味に管理すると、水根はあっという間に干からびて枯死してしまいます。
- 植え付け:水挿しで根が5cm以上伸びたら土に植えます。
※注意:水根は非常に脆いです。植える時に上から土をギュウギュウ押すと簡単に折れてしまうので、土を「サラサラと流し込む」感覚で優しく植えてください。 - 直後の管理(腰水):最初の1週間は、鉢皿に水を溜めて鉢を浸す「腰水(こしみず)」という方法がおすすめです。常に土が湿っている状態をキープし、水耕栽培と同じ環境に近づけます。
- 徐々に慣らす:2週間目以降、腰水をやめて通常の上からの水やりに切り替えます。そこから徐々に水やりの間隔を空けていき、1ヶ月〜2ヶ月かけて通常の「乾かし気味」の管理にシフトさせます。
裏技:ビニール袋で保湿する
移行期の根は水を吸う力が弱いため、葉っぱから水分が蒸発すると株がしおれてしまいます。
植え付け直後の1週間は、大きめの透明なビニール袋を株全体にふんわりと被せておくと、空中湿度が保たれて葉からの水分蒸発を防げます。
これだけで成功率がグッと上がりますので、ぜひ試してみてください。
このように、水根を時間をかけて土根に変化させていくプロセスを「順化」と呼びます。
ここを丁寧にやらないと、せっかく水耕栽培で復活した株を、土に戻した瞬間に失うことになるので注意してくださいね。
深刻な根腐れは葉挿しでの再生を試みる
「根も全部腐った。地下茎も黒くなってブヨブヨしている。もう切るところがない…」
そんな絶望的な状況でも、まだサンスベリアを見捨てないでください。
最後の最後の手段として、「葉挿し(はざし)」があります。
根や茎がダメでも、健康な「葉っぱ」の一部さえ残っていれば、その葉の細胞から新しい個体を作り出すことができます。いわばクローン再生です。
葉挿しの注意点:先祖返り
サンスベリア・ローレンティー(トラノオ)のような、葉の縁に黄色い斑(ふ)が入っている品種を葉挿しすると、新しく生まれてくる子供はが消えて緑一色(原種返り)になる確率が非常に高いです。
葉挿しの手順


腐っていない、緑色で張りのある部分を選びます。
菌が残っている可能性があるので、腐った部分から大きく離れた(5cm以上上)場所を使ってください。
葉を5cm〜10cm程度の長さに切り分けます。
この時、葉の下側(根元側)を「山型(Λ)」や「V字」にカットしておくと、上下の間違いを物理的に防げるだけでなく、根が出る断面積が増えて発根しやすくなります。
切り口を日陰で3日〜1週間ほどしっかり乾燥させます。
土(赤玉土やバーミキュライトなど清潔なもの)に、葉の「下側」を2〜3cmほど挿します。逆さまに挿しても絶対に発根しません。
明るい日陰に置き、水は土が乾いたらあげます。
※土の中が見えなくて不安な場合は、コップに少量の水を入れて管理する「水挿し」でもOKです。水挿しなら毎日切り口をチェックできるので、根腐れ再発のリスクを減らせます。
早くて3ヶ月、長ければ半年〜1年後に、葉の根元から小さな「子株(新芽)」がポコッと顔を出します。
葉挿しは時間がかかりますが、何もない土から新しい命が芽吹いた時の感動はひとしおです。
親株が助からないと判断したら、すぐにこの葉挿し体制に切り替えてください。
まとめ:サンスベリアの根が張らない悩みへの結論
長くなりましたが、サンスベリアの根が張らない悩みについて、原因から具体的な手術方法までお話ししてきました。
最後に、この記事の要点をもう一度おさらいしましょう。
- 根腐れは「乾燥」で治す:腐った部分は躊躇なく切り捨て、切り口を完全に乾かすこと。これが全ての基本です。
- 土は「水はけ」最優先:保水性はいりません。水が素通りするくらいの砂利質の土が、根の呼吸を助けます。
- 冬は「断水」の勇気を:寒さの中での水やりは命取り。休眠期はそっとしておくのが最大の愛情です。
- 最後は「葉挿し」がある:どんなにボロボロになっても、葉っぱ一枚あれば命は繋がります。
サンスベリアを枯らしてしまう人の多くは、植物への愛情が深すぎるあまり、「水をあげすぎ」「構いすぎ」てしまう優しい方たちです。
でも、サンスベリアにとって本当の優しさとは、彼らの自立した強さを信じて、「適切な距離感で見守る(待つ)」ことなのです。
もし今、目の前のサンスベリアが元気をなくしていても、焦らないでください。
今日ご紹介した手順でしっかりとケアをしてあげれば、彼らは必ず応えてくれます。
またピンと立った美しい葉を見せてくれる日を楽しみに、じっくりと向き合っていきましょうね。











