こんにちは!「観葉植物の育て方ナビ」運営者のmomoです。
丈夫で育てやすいことから、インテリアとして大人気のサンスベリア。「トラノオ」の名でも親しまれていますが、ふと「サンスベリアの寿命ってどれくらいなんだろう?」と疑問に思ったことはありませんか?
実はサンスベリア、そのスタイリッシュな見た目とは裏腹に、驚くべき生命力を秘めているんです。
ダイソーなどの100円ショップで見かける小さな苗でも、上手な育て方をすれば、どこまで大きくなるのか楽しみなほど立派に成長します。
一方で、「最近元気がないな」と思っていたら急に枯れてしまったり、葉がシワシワになってしまったりと、意外な繊細さに戸惑う方もいるかもしれません。
そこで今回は、サンスベリアの寿命に関する疑問をまるごと解説します。
パキラのような木本性の植物と比べた時の寿命の違いや、サンスベリアの葉の寿命はどのくらいなのか、そして寒さや成長速度といった性質についても詳しく触れていきますね。
また、サンスベリアといえば気になるのが、風水効果や空気清浄能力ですよね。
そこで「空気清浄効果はどれくらいあるの?」「寝室に置いても大丈夫?」といった疑問にもお答えします。
この記事を読めば、サンスベリアと長く、そして深く付き合っていくためのヒントがきっと見つかるはずです。ぜひ最後までお付き合いくださいね。
- サンスベリアの本当の寿命と、葉が枯れるメカニズム
- 枯らさないための冬越しのコツと、正しい水やりのタイミング
- 長く一緒に暮らすための、植え替えや株分けのポイント
- 運気アップも期待できる?風水効果とおすすめの置き場所
サンスベリアの寿命は何年?枯れる原因と仕組み
「サンスベリアは最強の観葉植物」なんて呼ばれることもありますが、生き物である以上、もちろん終わりはあります。
でも、その「終わり」の形は、私たちが想像する動物的な死とは少し違うんです。
まずは、サンスベリアという植物が持つ独特な時間の流れと、枯れてしまう本当の原因について深掘りしていきましょう。
平均寿命と何年もつかの真実
「サンスベリアの寿命はどれくらい?」と聞かれたら、私はいつも「鉢植えなら5年〜10年、でもケア次第では半永久的ですよ」と答えるようにしています。
「えっ、どっちなの?」と思っちゃいますよね。
これには、サンスベリアの体の仕組みが関係しているんです。
株と遺伝子の寿命は違う
サンスベリアは、地面の下に「地下茎(ちかけい)」という茎を伸ばして増えていく植物です。
地上に見えている葉の束(ロゼットと言います)を一つの「個体」として見ると、その寿命はおおよそ5年から10年程度です。
ある程度成長すると、成長点が止まり、新しい葉が出なくなって、やがてゆっくりと衰えていきます。
でも、ここからがサンスベリアのすごいところ。
一つの株が寿命を迎える前に、地下茎からポコッと可愛い「子株」を出して、自分の命を次世代にバトンタッチするんです。

このサイクルを繰り返していけば、遺伝子的には同じ個体がずっと生き続けることになります。
実際、サンスベリアは適切なタイミングで株分けをして更新していけば、親から子、子から孫へと命を繋ぎ、理論上は半永久的に生き続けることができる植物なんです。
まさに「不老不死」に近い存在と言えるかもしれませんね。
葉の寿命は?
株全体は長生きでも、葉っぱ一枚一枚には明確な寿命があります。
長く育てていると、一番外側(下の方)にある葉っぱが黄色くなったり、水分が抜けてシワシワになったりしてくることがありますよね。
「病気かな!?」と焦ってしまうかもしれませんが、これは多くの場合、正常な「老化現象」です。
植物の賢い生存戦略「転流」
植物には「転流(てんりゅう)」という機能があります。
これは、古くなった葉っぱに含まれる窒素やリンなどの栄養素を分解して、これから成長しようとしている新芽や根っこに移動させるリサイクルの仕組みです。
下の葉が枯れてくるのは、その葉っぱが「私はもう十分働いたから、この栄養を子供たちに使ってね」と言って、最後の力を振り絞っている証拠なんです。
ですから、中心部から元気な新しい葉が出ているなら、下葉の枯れは全く心配いりません。
枯れた葉の処理方法
役目を終えて茶色くカラカラになった葉は、美観を損ねるだけでなく、病害虫の隠れ家になってしまうこともあります。
手で優しく引っ張って取れるならそれでもOKですが、まだ少し硬い場合は、消毒したハサミで根元からカットしてあげましょう。
風通しが良くなって、株全体が喜びますよ。
成長速度と寿命の関係
「サンスベリアって、なかなか大きくならないなぁ」と感じたことはありませんか?
春から秋の成長期であっても、ポトスやゴムの木のように目に見えてグングン伸びることはありません。
サンスベリアは植物界の中でも屈指の「スローグロワー(成長が遅い植物)」なんです。
でも、この「遅さ」こそが、長寿の最大の秘訣なんですよ。
ゆっくり育つから、頑丈になる
サンスベリアは、体内の水分蒸発を防ぐために、昼間は気孔を閉じて、夜に活動する「CAM型光合成」という特殊な代謝を行っています。
この方法は水分を節約できる代わりに、エネルギーを作る効率はあまり良くありません。だから成長が遅いんです。
しかし、時間をかけてゆっくり細胞を作っていくため、組織が非常に緻密で硬くなります。
サンスベリアの葉を触ると、カチカチに硬いですよね?この頑丈な体が、乾燥や強い日差し、害虫の攻撃を跳ね返し、結果として長く生きることを可能にしているんです。
「急がば回れ」を地で行く植物、それがサンスベリアなんですね。
サンスベリアはどこまで大きくなる?
「長く育てていたら、天井を突き破るくらい大きくなっちゃう?」
そんな心配は無用ですが、品種や環境によっては、驚くほど立派なサイズに成長します。
品種による最終サイズの違い
サンスベリアには多くの品種があり、それぞれ「大人になった時のサイズ」が決まっています。
| 品種名 | 一般的な最大サイズ | 特徴 |
|---|---|---|
ローレンティ(トラノオ)![]() | 80cm 〜 120cm | 最もポピュラーな品種。環境が良いと1mを超え、迫力満点になります。 |
ゼラニカ![]() | 80cm 〜 100cm | ローレンティの斑なしバージョン。野性味あふれる姿に育ちます。 |
ハニー![]() | 15cm 〜 30cm | ロゼット状に広がる矮性(わいせい)品種。何年経ってもコンパクトです。 |
スタッキー![]() | 50cm 〜 100cm | 棒状の葉が特徴。一本一本が太く長く成長します。 |
鉢のサイズで大きさをコントロールできる
サンスベリアの面白いところは、鉢の大きさに合わせて成長を調整できる点です。
大きくしたい場合は、根詰まりする前にひと回り大きな鉢に植え替えて根を伸ばすスペースを作ってあげると、地上部も比例して大きくなります。
逆に、「今のサイズをキープしたい」という場合は、植え替えの時に根を少し整理して、同じ大きさの鉢に植え直すことで、コンパクトなまま長く楽しむことができますよ。
「もっと存在感のある巨大なサンスベリアに育て上げたい!」という方は、こちらの記事でプロ直伝の巨大化テクニックを紹介しています。
サンスベリアを大きくしたいなら必見!巨大化させる全手順と肥料のコツ
パキラの寿命とサンスベリアとの比較
観葉植物を選ぶとき、よく比較対象になるのが「パキラ」です。
「発財樹」とも呼ばれ、同じく縁起の良い植物ですが、寿命や育ち方には大きな違いがあります。
木のパキラ、草のサンスベリア
最大の違いは、パキラは「木本(もくほん=木)」であり、サンスベリアは「草本(そうほん=草)」であることです。
- パキラ(木):
幹が太くなり、年輪を刻んで成長します。
寿命は長く、自生地では20m近い大木になります。
ただし、室内で育てると成長が早すぎて、天井に届いてしまったり、バランスを崩したりしがち。
定期的な剪定(枝を切る作業)が必須です。
また、根腐れにはやや弱く、一度幹が腐ると再生が難しい一面も。
- サンスベリア(草):
地下茎で増えるため、高さには限界がありますが、横にボリュームが出ます。
成長が遅いので、剪定の手間はほとんどありません。
もし地上部がダメになっても、地下茎が生きていれば復活できる「リセット能力」が高いのが特徴です。
「あまり手をかけずに、ゆっくり長く付き合いたい」「剪定とか難しいことは分からない」という方には、サンスベリアの方が寿命を全うさせやすいパートナーだと言えるかもしれませんね。
ダイソーのサンスベリアは長生きする?
最近は100円ショップ(ダイソーやキャンドゥなど)でも、元気な観葉植物が売られていますよね。
中でもサンスベリアは人気商品ですが、「100円の植物なんて、すぐ枯れちゃうんじゃないの?」と不安に思う方もいるようです。
結論から言うと、100均のサンスベリアでも、園芸店のサンスベリアと同じように長生きします!
100均苗の正体
100均で売られている小さな苗は、品質が悪いわけではなく、単に「まだ若い(あるいは葉挿しで増やしたばかりの)株」だから小さい&安いんです。
遺伝子は園芸店の大きな株と同じ。つまり、赤ちゃんを連れて帰って育てるようなものです。
長生きさせるための「最初の一手」
ただし、一つだけ注意点があります。100均の苗は、売り場の管理のしやすさを優先して、小さなポットに保水性の高すぎる土(ココピートなど)で植えられていることが多いです。
このままだと、お家で育てた時に根腐れを起こしやすいんです。
購入したら、できるだけ早めに(できれば暖かいうちに)、水はけの良い「多肉植物用の土」を使ってひと回り大きな鉢に植え替えてあげてください。
この一手間をかけるだけで、その後の生存率と成長スピードが劇的に変わりますよ。
花が咲くと寿命で枯れるは誤解である理由
「サンスベリアに花が咲くと、その株は死んでしまう」
こんな都市伝説のような噂、聞いたことありませんか?
これには「一回結実性」という植物の性質が関係していますが、サンスベリアに関しては少し誤解が含まれています。
開花は「卒業」の合図
確かに、花を咲かせたサンスベリアの株(ロゼット)は、それ以上新しい葉を出して大きくなることはなくなります。
成長点が花芽に変わってしまうからです。でも、枯れて死ぬわけではありません。
花を咲かせた株は、その後も数年は緑色のまま生き続け、光合成を行います。
そして、自分が稼いだエネルギーを、地下茎で繋がった「子株」たちに送り続けるんです。
「私はもう成長しないから、あとは子供たちを応援するわ」という、献身的なお母さんモードに切り替わるわけですね。
花が咲くのは、その株が十分に成熟して、次の世代を残す準備が整ったという、とてもおめでたいサイン。
ジャスミンのような甘い香りを楽しんだ後は、その株の働きに感謝しつつ、新しく出てくる子株の成長を見守ってあげましょう。
元気がない時の対処法
「なんだか最近、サンスベリアの様子がおかしい…」
言葉を話せない植物からのSOSに気づいた時、どう対処すれば良いのでしょうか。
ここでは、症状別の診断と救済方法をご紹介します。

症状1:葉に縦ジワが入り、全体的に痩せている
- 原因:水不足(乾燥)
これは一番軽度なトラブルです。
サンスベリアは体内の水分が減ると、葉に縦方向のシワが入ります。
土がカラカラに乾いているなら、鉢底から流れ出るくらいたっぷりと水を与えてください。
早ければ翌日、遅くとも数日で葉がパンと膨らんで元通りになります。

症状2:葉が黄色く透き通り、ブヨブヨしている
- 原因:根腐れ、または凍傷
これは緊急事態です!
もし土が湿っているのに葉がブヨブヨなら、水のやりすぎによる「根腐れ」です。根が腐って水を吸えなくなっています。
もし冬場で、窓際に置いていたなら「凍傷(寒さによる壊死)」の可能性があります。

【対処法】
すぐに鉢から株を抜き、腐って黒くなった根や、溶けた葉を清潔なハサミですべて切り落とします。
健康な部分だけを残し、切り口を数日乾かしてから、新しい土に植え替えましょう。
水やりは植え替え後すぐにはせず、1週間ほど経ってから霧吹き程度で再開します。
症状3:ヒョロヒョロと細長く伸びて、色が薄い
- 原因:日光不足(徒長)
「耐陰性がある」と言われるサンスベリアですが、やはり光は大好きです。
暗すぎる場所に長く置くと、光を求めて無理やり体を伸ばそうとし、軟弱な株になってしまいます。これを「徒長(とちょう)」と言います。
急に直射日光に当てると「葉焼け」を起こすので、1〜2週間かけて徐々に明るい窓辺へと移動させて、リハビリしてあげてください。
「根腐れと水不足の見分けがつかない…」という方は、写真付きで症状を解説しているこちらの記事が参考になります。
手遅れになる前にチェックしてみてください。

サンスベリアの寿命を延ばす育て方と風水効果
ここまでは「枯れる原因」について見てきましたが、ここからはポジティブに「どうすればもっと長生きしてくれるか」という攻めのケアについてお話しします。
長く元気に育てるための具体的な育て方と、運気アップの風水術をマスターしましょう。
寿命を長くするための育て方
サンスベリアを長生きさせるための黄金ルール、それは構いすぎないことです。
サンスベリアの故郷であるアフリカの乾燥地帯では、強烈な日差しと、数ヶ月も雨が降らない過酷な環境が続きます。
そこで生き抜くために進化したサンスベリアにとって、毎日水をくれる優しい飼い主さんは、逆に「命の脅威」になってしまうことがあるんです。
水やりの極意は「忘れた頃」
「土の表面が乾いたら」という一般的な植物の常識は捨ててください。
サンスベリアの場合は、「土の中まで完全に乾ききって、さらに数日〜1週間待ってから」が正解です。
竹串を土に刺して、湿り気が全くついてこないことを確認してからあげるくらいで丁度いいんです。

「水やり、今月やったっけ?」くらいのアバウトさが、サンスベリアにとっては最高の居心地の良さになります。
過保護にせず、自立を見守る。なんだか人間関係にも通じるものがありますよね。
水やりの極意は「忘れた頃」
「土の表面が乾いたら」という一般的な植物の常識は捨ててください。
サンスベリアの場合は、「土の中まで完全に乾ききって、さらに数日〜1週間待ってから」が正解です。
竹串を土に刺して、湿り気が全くついてこないことを確認してからあげるくらいで丁度いいんです。
「水やり、今月やったっけ?」くらいのアバウトさが、サンスベリアにとっては最高の居心地の良さになります。
過保護にせず、自立を見守る。なんだか人間関係にも通じるものがありますよね。
momo私自身、仕事が忙しくて1ヶ月以上水やりを完全に忘れていたことがあるんです。
「やっちゃった…!」と思って慌てて確認したんですが、サンスベリアはシワひとつなくピンピンしていました。
むしろ毎日お世話していた時より元気なくらいで…。本当にタフな植物だと実感した瞬間でした。
冬の寒さで枯らさないための温度管理
乾燥にはめっぽう強いサンスベリアですが、唯一にして最大の弱点が「寒さ」です。
日本の冬、特に1月〜2月の厳冬期は、サンスベリアにとって生死をかけたサバイバルの季節になります。
10℃以下で「休眠」モードへ
サンスベリアは気温が10℃を下回ると成長を止め、冬眠のような「休眠状態」に入ります。
この時、根っこは水を吸う活動をほぼ停止します。
冬の水やりは「断水」が基本
休眠中に水を与えるとどうなるでしょう?根は水を吸えないので、鉢の中はずっと湿ったまま。
すると冷たい水で根が冷え、そのまま腐って枯れてしまいます。
なので、冬(最低気温が10℃以下の時期)は、水やりを一切ストップする断水(だんすい)を行います。


「かわいそう…」と思うかもしれませんが、断水することで樹液の濃度が高まり、寒さへの耐性がアップするんです。
シワシワになっても春になれば戻りますから、心を鬼にして水を断ってください。
ただし、暖房が効いていて常に15℃以上ある暖かいお部屋なら、月に1回程度、少量の水を与えても大丈夫です。



私も初心者の頃にこれで一株枯らしてしまった苦い経験があるんです…。
良かれと思って冬でも窓際の日光に当てていたら、夜中の冷気(コールドドラフト)で凍みてしまい、翌朝には葉っぱがブヨブヨに…。
あの時のショックは忘れられません。
皆さんは私のようにならないよう、夜は絶対に部屋の中央へ移動させてあげてくださいね!
適切な植え替え時期と土の選び方のコツ
サンスベリアを「10年選手」にするために避けて通れないイベント、それが「植え替え」です。
長く育てていると、鉢の中は見えない根っこでパンパン(根詰まり)になります。
サンスベリアの根の力は凄まじく、放っておくとプラスチックの鉢を楕円形に変形させたり、最悪の場合は陶器の鉢を内側から割ってしまうことさえあるんです。
「窮屈そうだな」と思ったら、それは寿命を延ばすためのリフレッシュの合図ですよ。


こんなサインが出たら「植え替え」の合図
「2〜3年に一度」というのはあくまで目安です。
植物の状態を見て、以下のようなサインが出ていないかチェックしてみてください。
- 水が染み込まない:
水やりをしても土の表面に水が溜まり、スーッと引いていかない。 - 鉢底から根が出ている:
鉢の裏側を見て、根っこが飛び出している。 - 子株で鉢が歪んでいる:
新しい芽が鉢の縁を押し広げている。 - 葉の色が悪くなってきた:
肥料をあげても葉の色が冴えない(土が劣化している証拠)。
ベストシーズンは「梅雨入り前」の5月中旬〜6月
植え替えは、人間で言えば手術のようなもので、植物にとっては体力を消耗する一大イベントです。
そのため、回復力が一番高まる「成長期の直前〜初期」に行うのが鉄則です。
具体的には、気温が安定して暖かくなる5月中旬〜6月頃がベストタイミング。
この時期なら、もし根を傷めてしまっても、その後の成長期でぐんぐん回復してくれます。
逆に、冬の植え替えは絶対にNGです。
休眠期にいじると、ダメージを修復できずにそのまま枯れてしまうリスクが非常に高くなります。
土は「軽さ」と「水はけ」を最優先に選ぶ
「どんな土を使えばいいの?」と迷ったら、裏書きを見て「排水性(水はけ)」が一番良いものを選んでください。
ホームセンターで売っている一般的な「観葉植物の土」でも育ちますが、サンスベリアにとっては少し保水性が高すぎることがあります。
寿命を縮める「根腐れ」を徹底的に防ぐなら、以下の選び方がおすすめです。
- 初心者さん向け(一番安心):
市販の「多肉植物・サボテン用の土」をそのまま使う。肥料分が少なく、水がザルにように抜けるので失敗がありません。 - ブレンド派の方へ:
「観葉植物の土」を使う場合は、そこに「軽石(小粒)」や「パーライト」を2割〜3割ほど混ぜて、ザラザラした質感に調整しましょう。
【重要】植え替え直後の水やりは「我慢」がルール
最後に、多くの人がやってしまいがちな失敗をお伝えしますね。
普通の草花は植え替え直後にたっぷりと水をあげますが、サンスベリアの場合は植え替え直後の水やりは厳禁です!
なぜなら、植え替えで傷ついた根っこが乾いていない状態で水を与えると、切り口から雑菌が入って腐ってしまうからです。
植え替え後は、直射日光の当たらない明るい日陰に置き、1週間〜10日ほど経ってから最初の水やりを行ってください。
この「我慢の期間」が、その後の10年を決める鍵になりますよ。
伸びすぎた葉の剪定や葉挿しで増やす方法
長く一緒にいると、葉が伸びすぎてバランスが悪くなったり、一部が傷んでしまったりすることもあります。
そんな時は、メンテナンスとしての「剪定」を行いましょう。
剪定は思い切りよく
傷んだ葉や倒れそうな葉は、根元からハサミでカットします。
サンスベリアは葉の途中から切ると、その切り口は茶色く癒合しますが、そこからまた伸びることはありません。
見た目を綺麗に保つなら、土の際で切るのがコツです。
切った葉で増やす「葉挿し」
カットした元気な葉っぱ、捨てるのはもったいないですよね。
サンスベリアは、葉っぱの一部を土に挿しておくだけで、そこから根が出て、新しい芽が出てくるんです!
これを「葉挿し(はざし)」と言います。
手順は、葉を10cmくらいの長さに切り分け、切り口を2〜3日日陰で乾燥させてから、土に挿すだけ。
数ヶ月後、足元から小さな「子株」が顔を出した時の感動は、育てている人だけの特権です。
【注意】斑入り品種の「先祖返り」
葉の縁に黄色いラインが入る「ローレンティ」などの斑入り品種を葉挿しすると、生まれてくる子株には斑(黄色いライン)が入らず、緑一色の「ゼラニカ」のような姿に戻ってしまいます。これを「先祖返り」と言います。
斑入りのまま増やしたい場合は、葉挿しではなく、植え替えの時に地下茎を切り分ける「株分け」を行ってくださいね。
空気清浄効果はどれくらい?
サンスベリアと一緒に暮らすメリットは、長生きだけではありません。
実は、空気清浄能力が非常に高い「エコ・プラント」としても有名なんです。
NASAが認めた空気清浄能力
1989年、NASA(アメリカ航空宇宙局)は、密閉された宇宙ステーション内の空気を浄化するための研究(NASA Clean Air Study)を行いました。
その結果、サンスベリアはホルムアルデヒドやトリクロロエチレンといった、シックハウス症候群の原因となる有害物質を除去する能力が高いことが分かったのです。
(出典:NASA Technical Reports Server「Interior Landscape Plants for Indoor Air Pollution Abatement」)


夜に酸素を出す貴重な植物
さらに、多くの植物が夜になると呼吸をして二酸化炭素を排出するのに対し、サンスベリアは夜間に二酸化炭素を吸収し、酸素を放出するという特性(CAM型光合成)を持っています。
つまり、寝室にサンスベリアを置いておけば、私たちが寝ている間に新鮮な酸素を供給してくれる天然の空気清浄機になってくれる……かもしれません。
「正直なところ、一鉢で効果はあるの?」
正直にお話しすると、6畳のお部屋に一鉢置いただけで「空気がおいしくなった!」と劇的に実感できるかと言えば、そこまでのパワーはありません(完全に空気を入れ替えるには、部屋をジャングルのようにする必要があります)。
ですが、「微量でも確実に悪いものを吸ってくれている」という事実は変わりませんし、何より枕元に緑があることでの「視覚的なリラックス効果」は絶大です。
農林水産省の資料でも、室内に植物を置くことで「リラックス効果」や「視覚疲労の緩和」が期待できることが紹介されています。(出典:農林水産省「花きの現状について」)
機械の空気清浄機にはない、静かな癒やしのパートナーとして迎えてあげてくださいね。
風水効果と置き場所
最後に、サンスベリアが持つ不思議な力、風水についてもお話ししておきましょう。
長く生きる植物には、それだけ強い「気」が宿ると言われています。
鋭い葉が「魔」を断つ
風水において、上に向かって鋭く伸びる葉は、強い「陽の気」を発し、悪い気(邪気)を払う効果があるとされています。
その姿が刀剣を連想させることから、強力な「魔除け・厄除け」のアイテムとして重宝されているんです。
おすすめの置き場所ベスト3
- 1. 玄関(魔除け):
玄関はすべての気の入り口。ここにサンスベリアを置くことで、外から入ってこようとする悪い気をシャットアウトし、良い気だけを家の中に招き入れるフィルターの役割を果たしてくれます。 - 2. トイレ(浄化):
トイレは家の中で最も「陰の気」や「不浄な気」が溜まりやすい場所です。サンスベリアの強い陽の気で陰陽バランスを整え、健康運への悪影響を防ぎましょう。 - 3. 鬼門・裏鬼門(守護):
家の中心から見て「北東(鬼門)」と「南西(裏鬼門)」は、気が乱れやすいラインとされています。ここに置くことで、家全体の気の流れを安定させる効果が期待できます。
「寝室に置くと気が強すぎて眠れない?」などの風水の疑問や、やってはいけないNG配置については、こちらの記事で詳しく解説しています。


まとめ:サンスベリアの寿命と長く付き合うコツ
ここまで、サンスベリアの寿命や育て方について長々とお話ししてきましたが、いかがでしたか?


「枯れるのが怖い」と思っていた植物が、実はとてつもなくタフで、私たちの生活を守ってくれる頼もしいパートナーだということが伝わったなら嬉しいです。
サンスベリアと長く付き合うコツを改めてまとめると、以下の3点に尽きます。
- 水やりは「忘れた頃」に。乾燥には絶対の自信を持つこと。
- 冬の寒さは天敵。10℃を切ったら断水して冬眠させること。
- 数年に一度は植え替えをして、根っこをリフレッシュさせること。
たったこれだけを守れば、サンスベリアは10年、20年とあなたのそばで緑の葉を茂らせてくれます。
時に花を咲かせて驚かせてくれたり、可愛い子株を増やしてくれたりしながら、あなたの人生のページを一緒にめくっていく存在になるでしょう。
ぜひ、あなただけのサンスベリアを見つけて、長い長い緑のある暮らしを楽しんでくださいね。

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