こんにちは!「観葉植物の育て方ナビ」運営者のmomoです。
お部屋に飾っているアンスリウム、いつの間にか葉っぱの色が変わってしまって戸惑うことってありませんか?
買った時はあんなにツヤツヤの緑色だったのに、気づけば葉が黄色っぽくなったり、葉の先が茶色くカサカサになってきたり。
「このまま枯れちゃうのかな…」と不安になる気持ち、すごくよく分かります。
実は私も以前、アンスリウムの葉が全体的に黄色っぽく色が薄くなってきた際、「栄養が足りないんだ!」と自己判断して慌てて液体肥料を与えてしまったんです。
でも、改善するどころか、葉先まで茶色く枯れ込んでしまって大失敗。
後になって、本当の原因は「水のやりすぎによる根腐れ」だったと気づきました。
土が常に湿って根が弱っている状態なのに、そこに肥料を追加したことが致命傷になりかけたんです。
こんな風に、良かれと思ってやったお世話が、実はアンスリウムにとって逆効果になっているケースって意外と多いんですよね。
そこで今回は、アンスリウムの葉が変色してしまう原因と、その正しい見分け方、そして元気に復活させるための対処法を分かりやすくお伝えします。ぜひ最後までご覧ください。
- 葉が黄色や茶色に変色する主な原因と症状の見分け方
- 肥料や水やりの失敗を防ぐ環境チェックのポイント
- 根腐れや葉焼けなどトラブル別の具体的な復活ステップ
- アンスリウムを長く健康に育てるための土や置き場所のコツ
アンスリウムの葉っぱ変色はサイン
アンスリウムの葉っぱが黄色や茶色に変色するのは、植物からの無言のSOSサインです。まずはどんな原因が考えられるのか、大きな視点でチェックしてみましょう。
葉が黄色くなる主な原因
アンスリウムの葉が黄色くなる原因は、決して一つではありません。
一番多いのは、水のやりすぎによって土の中が常に湿りっぱなしになり、根っこが呼吸できなくなる「根腐れ」です。
アンスリウムはもともと熱帯雨林のジャングルで、木の幹などに根を絡ませて生きている「着生植物」です。
だから、空気中の水分を吸うのは得意なんですが、土の中がずっと水浸しになっている状態は本当に苦手なんです。
根が窒息してしまうと、水分や養分を葉っぱまで吸い上げられなくなり、結果として葉が黄色くなってしまいます。
また、これとは逆に、水が足りなすぎる「極端な乾燥」でも葉は黄色くなりますし、窓辺の強い光を浴びすぎた「葉焼け」でも、葉の緑色の色素(クロロフィル)が壊れて黄色く変色してしまいます。
さらに、冬場に気温が10℃を下回るような寒い場所に置いてしまうと、寒さのダメージ(低温障害)で葉が黄色くなることもあります。
葉が茶色になる主な原因
葉っぱが茶色くなってしまうのは、黄色くなる時よりもさらに症状が進行している、あるいは物理的なダメージを受けているサインです。
たとえば、真夏の直射日光に当ててしまうと、葉の組織が強い光と熱で壊死してしまい、一気に茶色く変色する「葉焼け」を起こします。
それから、お部屋のエアコンの風が直接当たっている場合も要注意です。
風が当たり続けると葉っぱから急激に水分が奪われてしまい、葉の先やフチの部分から茶色くカサカサに枯れ込んできます。
もう一つの大きな原因が「病害虫」ですね。
乾燥した環境が続くと、葉の裏に「ハダニ」というクモの仲間が住み着いて、葉っぱの汁を吸い取ってしまいます。
ハダニに吸われた部分は色が抜け、最終的に茶色っぽく傷んでしまうんです。
茶色くなってしまった葉の組織は元には戻らないので、早めに原因を見つけて環境を改善することが大切になります。
色が薄いと感じたら
全体的に葉っぱの色が薄い、なんとなく黄緑色っぽくなってきたと感じる時は、日照不足か栄養不足を疑ってみましょう。
アンスリウムは「明るい半日陰」が大好きな植物です。
直射日光は苦手ですが、あまりにも暗い部屋の奥などに置いていると、光合成が十分にできず、葉の色が薄くなってしまいます。
光が足りないと、花(実は仏炎苞という葉の変形なんです)も咲かなくなってしまうんですよ。
また、長く同じ鉢で育てていて土の栄養がすっかりなくなってしまった場合も、色が薄くなります。
ただし、ここで慌てて肥料をあげるのはちょっと待ってください。
まずは明るい窓辺(レースのカーテン越しなど)に移動させてみて、それでも改善しない場合にだけ、時期を見て少しずつ肥料を与えるのがコツです。
茎が茶色になる理由
葉っぱだけでなく、アンスリウムの茎が茶色くなってきたら、少し警戒が必要です。
一番下の方にある古い葉っぱの茎が茶色くなって枯れていくのは、植物の自然な新陳代謝なのでそれほど心配いりません。
でも、新しく出てきた茎や、株の根元の部分が茶色くブヨブヨに溶けるように腐っている場合は「細菌性腐敗病」や重度の「根腐れ」の可能性が高いです。
これは、ハサミで葉を切ったときの傷口からバイ菌が入ったり、土の中の環境が悪すぎて根元から腐ってきている状態です。
もし茎が茶色くドロドロになっているのを見つけたら、他の健康な部分にうつらないように、傷んだ部分を清潔なハサミですぐに切り落としてください。
momoアンスリウムの調子が悪い時、焦ってすぐに水や肥料をあげたくなる気持ちはとてもよく分かります。
でも、それがトドメを刺してしまうことも多いんです。
まずは「なぜそうなったのか?」をじっくり観察することが、復活への最短ルートですよ。
葉の黄変や茶変の症状別チェック
原因がなんとなく分かったところで、今度はアンスリウムの実際の症状を見て、どれに当てはまるかチェックしてみましょう。


葉の先が茶色になる場合
葉の先端やフチの部分だけが茶色くカサカサになっているなら、それは十中八九「水不足」か「空気の乾燥」です。
実は私も以前、葉の先が茶色くなってきたのを見て「水が足りないんだ!」と思い込み、毎日のように土に水を与えてしまったことがあります。
でも一向に良くならず、よく観察すると葉の裏に微小なハダニがいて、さらにエアコンの風が直撃する場所に置いていたことに気づいたんです。
土には水がたっぷりあるのに、空気があまりにも乾燥していて、葉っぱ自体がカラカラに乾いていたんですね。
そこで水やりを控えて置き場所をエアコンの風が当たらない場所へ変え、毎日霧吹きで水(葉水)をかけるようにしたら、きれいな新芽が出始めました。
葉の先が茶色い時は、土の湿り気だけでなく、部屋の湿度や風の流れもセットで確認してみてください。
葉に茶色い斑点がある場合
葉っぱの真ん中あたりに、ポツポツと茶色い斑点やシミのようなものができている場合は、二つの原因が考えられます。
一つは「葉焼け」です。
夏場に下の方の葉が黄色くなって落ちるのと同時に、上の方の葉には茶色い斑点が見られたことがありました。
最初は「何かの病気かな?」と焦りましたが、一つずつ環境を確認してみると、窓越しの強い日差しによる「直射日光での葉焼け」と、鉢が小さすぎることによる「根詰まり」が同時に起きていたんです。
もう一つの原因は「すす病」などのカビや菌による病気です。
アブラムシやカイガラムシといった害虫のフンからカビが繁殖して、黒や茶色の斑点になることがあります。
葉の裏や茎の付け根に虫がいないか、じっくりチェックしてみましょう。
葉全体が黄色っぽくなる場合
葉っぱ全体がじんわりと黄色く変色していく場合は、「根のトラブル」であることがほとんどです。
土が常に濡れていて根腐れを起こしているか、あるいは何年も植え替えをしていなくて鉢の中が根っこでパンパンになっている(根詰まり)サインです。
根っこが正常に働いていないので、いくら水をあげても葉っぱまで届かず、植物全体が栄養失調のような状態になっています。
まずは鉢の底を覗いてみて、根っこがはみ出していないか確認してください。
そして、土の表面を触ってみてずっと湿っているようなら、根腐れを疑ってしばらく水やりをお休みすることも必要です。
環境要因をセットで確認しよう
アンスリウムの葉の色がおかしくなるのは、たった一つの理由だけではないことがお分かりいただけたかと思います。
ここからは、回復に向けた第一歩として、お部屋の環境をトータルで確認していくステップをご紹介します。
- 光 ・・・ 直射日光が当たっていないか、逆に暗すぎないか。
- 水 ・・・ 土の表面がしっかり乾いてから水をあげているか。
- 風 ・・・ エアコンの風が直接当たっていないか。
- 虫 ・・・ 葉の裏や茎に小さな虫がついていないか。


直射日光と置き場所の再確認
アンスリウムにとって、光の調整は一番大切なお世話かもしれません。
なぜならアンスリウムは、熱帯雨林の木陰で育つ植物なので日本の真夏の直射日光は刺激が強すぎるためです。
なので、もし窓辺に置いているなら、レースのカーテンを引いて光を和らげてあげてください。
また、日差しが強すぎる時期は、窓辺に使える遮光ネットや遮光カーテンを活用するのもすごくおすすめです。
逆に、トイレや玄関など、窓がなくて真っ暗な場所に置いている場合は、週末だけでも明るいリビングに移動させて光を浴びせてあげましょう。
土の湿り方と水やりのタイミング
アンスリウムを枯らしてしまう原因ナンバーワンが、水やりの失敗です。
「土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと」というのが基本ルールですが、とはいえこの「乾いたら」の判断がなかなか難しいんですよね。
そこで、指を第一関節くらいまで土に挿してみてください。中までパサパサに乾いていたら水やりのサインです。
逆に少しでも湿り気を感じたら、グッと我慢して水やりを見送ってください。
この「しっかり乾かして、たっぷりあげる」というメリハリが、鉢の中に新鮮な空気を送り込み、根っこを元気に保つ秘訣なんです。





水やりのタイミングに自信がない方は、土に挿しておくだけで水分の状態を色で教えてくれるサスティーなどの水分計を使うと、根腐れの失敗が劇的に減りますよ。
肥料の与えすぎに注意
植物が弱っている時、「栄養ドリンク」のつもりで肥料を与えてしまうのは絶対にNGです。
なぜなら、弱っている根っこに強い肥料を与えると、「肥料焼け」を起こして浸透圧のバランスが崩れ、かえって植物の水分を奪って枯らしてしまうためです。


なので、肥料をあげるのはアンスリウムが元気よく成長している春から秋の間だけ。
葉が黄色や茶色に変色して弱っている時は、ひとまず肥料は完全にストップして、水と光の管理だけで様子を見るのが正解です。
害虫のチェックと対策
お部屋の中で育てていても、どこからともなく害虫はやってきます。
特に注意したいのが、乾燥を好む「ハダニ」と、風通しが悪いと発生しやすい「カイガラムシ」です。
水やりの時や、葉っぱのホコリを拭き取る時に、葉の裏側をじっくり観察する癖をつけてみてください。
もし白い粉のようなものや、茶色い小さなポツポツが動いていたら、濡れたティッシュで優しく拭き取るか、ベランダに出してシャワーの勢いで洗い流してしまいましょう。
また、日頃から霧吹きで葉水をしてあげることで、害虫の発生はかなり防ぐことができます。
◆momoのワンポイントアドバイス



葉の変色は「一つの原因に決めつけない」ことが本当に大事です。
土は湿っているか、光は強すぎないか、虫はいないか。
これらをセットで確認することで、間違った対処をして悪化させるのを防ぐことができますよ。
アンスリウムを復活させる対処法
原因が絞り込めたら、さっそくアンスリウムを元気な姿に戻すための処置をしていきましょう。
焦らず、一つ一つのステップを丁寧に進めていくことが大切です。
水やりの見直しと根腐れ対策
もし「土がずっと湿っている」「鉢を持ってみてずっしり重い」という状態なら、根腐れの可能性が高いです。
まずは直ちに水やりをストップし、風通しの良い明るい日陰に鉢を移動させて、土をしっかり乾燥させてください。
また、鉢の下に受け皿を敷いている場合は、そこに溜まった水はすぐに捨てましょう。溜まった水は雑菌の温床になり、根をさらに腐らせてしまいます。
一方で、数日経っても土が乾かない、あるいは株の根元がグラグラしている場合は、思い切って鉢から抜いてみる必要があります。
抜いた後、根っこを見て、黒くドロドロに溶けている部分があれば、清潔なハサミで切り落とします。
そして、ひと回り小さな鉢に、新しい水はけの良い土で植え直してあげてください。
植え替え直後は植物も体力を消耗しているので、直射日光を避け、風の当たらない静かな場所でゆっくり休ませてあげましょう。


植え替える時は、鉢の底にこういった鉢底ネットを敷いておくと、土が流れ出るのを防ぎつつ、通気性もしっかり確保できます。
置き場所の変更と日当たり調整
葉焼けによって茶色い斑点ができている場合は、すぐに置き場所を変えます。
窓辺から少し部屋の内側に移動させるか、レースのカーテン越しの柔らかい光が当たる場所に変えてください。
一度茶色く焼けてしまった葉っぱの部分は、残念ながら元のみずみずしい緑色に戻ることはありません。
見た目がどうしても気になる場合や、葉の半分以上が茶色く枯れ込んでいる場合は、思い切って茎の根元からハサミでカットしてしまっても大丈夫です。
アンスリウムはとても生命力が強い植物なので、環境さえ整えば、また中心から新しい元気な葉っぱを出してくれますよ。
肥料を止めて様子を見る
弱っている時は「何もしない」というのも立派な対処法です。
肥料をストップし、水やりも土がしっかり乾いてからにする。
このシンプルな管理を1〜2ヶ月続けて、新しい葉っぱが出てくるのをじっくり待ちましょう。
もしどうしても何かしてあげたい場合は、肥料ではなく、植物の基礎体力をサポートする「活力剤」を薄めて葉水に混ぜてあげるのがおすすめです。


ダイソーなどでも売られている活力剤は、肥料(窒素・リン酸・カリウム)とは違って微量要素やアミノ酸が含まれているので、サプリメントのような感覚で優しくサポートしてくれます。
害虫駆除と葉水の徹底
ハダニやカイガラムシを発見したら、とにかく物理的に取り除くのが一番早くて確実です。
カイガラムシは殻をかぶっていて市販のスプレーが効きにくいので、使い古した歯ブラシなどで優しくこすり落としましょう。
一方のハダニですが、農業の専門機関である「農研機構」の研究などでも、ハダニ類は「高温・乾燥」で爆発的に増えることが分かっています。(農研機構「新 果樹のハダニ防除マニュアル(第三版)」)
そのため、お風呂場に鉢ごと持っていき、ぬるま湯のシャワーで葉の裏表を洗い流すのが一番効果的なんです。
また、虫を退治した後は、予防のために「毎日の葉水」をルーティンにしてください。
霧吹きで葉っぱを潤してあげることで、害虫が嫌がる環境を作れるだけでなく、アンスリウムの大好きな空中湿度を保つことができます。





毎日の葉水、普通の霧吹きだと水滴が大きくて、床や壁がビショビショになっちゃうのがストレスですよね…。
もし葉水を毎日のルーティンにするなら、「マイクロミスト」が出る霧吹きを一つ持っておくと、世界が変わるくらいラクになりますよ✨
1回レバーを引くだけでシューッと細かくて柔らかいミストが長く出るので、床を汚さずにアンスリウムを優しく包み込んでくれます。
見た目もシンプルで出しっぱなしにできるので、私も毎朝のお世話がすごく楽しくなりました!
健康に育てるための土と鉢の選び方
アンスリウムの葉の変色トラブルの多くは、実は「土の選び方」を見直すことで劇的に減らすことができるんです。
着生植物であるアンスリウムにとって、理想のベッドを作ってあげるコツをお伝えします。


通気性と排水性の高い用土を選ぶ
アンスリウムの根っこは空気が大好きです。
一般的な「観葉植物の土」として売られているものは、保水性が高すぎて、アンスリウムにとっては息苦しい環境になってしまうことがあります。
そこで意識したいのが「排水性と通気性」を極限まで高めることです。
おすすめは、市販の土に「赤玉土」や「軽石」、そして「バークチップ(樹皮)」を自分で混ぜて、隙間の多い土を作ってあげること。


最近は、観葉植物好きの間で「ねこチップ」という、バークチップと日向土(軽石)だけをブレンドした特殊な用土も大人気になっています。
水やりの頻度は増えますが、根腐れのリスクをほぼゼロに抑えることができるので、水やりの加減が分からない初心者の方こそ、水はけの良い観葉植物専用の土やブレンド用土を試してみてほしいです。



「自分で色々な土を買ってきて混ぜるのは、ハードルが高いし置き場所もない…」という方も多いと思います。
そんな時は、最初から水はけバツグンにブレンドされている高品質な用土に頼っちゃいましょう。
本文でも少しお話しした「ねこチップ」や、室内でも虫がわきにくいように処理された専用の土を使えば、初心者さんでも根腐れの心配なく、アンスリウムを元気に育てられますよ🪴
鉢底ネットを活用して根腐れを防ぐ
水はけを良くするためには、鉢の底の構造も大切です。
鉢底には必ずネットを敷き、その上に鉢底石(軽石)をしっかり2〜3cmほど敷き詰めてから土を入れてください。
これだけで、鉢の底に水が滞留するのを防ぎ、新鮮な空気が鉢の下から入り込みやすくなります。
水耕栽培への移行も一つの方法
土を使うとどうしても水加減が難しい、虫がわくのが嫌だ、という方には「水耕栽培(ハイドロカルチャー)」への移行もおすすめです。



アンスリウムは水耕栽培にも適応しやすい植物なんですよ。


切り取った茎を水苔で包んで発根させたり、土をきれいに洗い流してハイドロボール(発泡煉石)で育てたりすることができます。
水耕栽培にする場合は、容器の底に「ゼオライト」や「ミリオンA(珪酸白土)」を入れておくと、水質を浄化して根腐れを防いでくれます。
アンスリウムの毒性とペットへの配慮
アンスリウムを育てる上で、知っておいていただきたい重要な注意点があります。
特に、小さなお子様やペットと一緒に暮らしている方は、必ず確認してくださいね。
シュウ酸カルシウムの注意点
アンスリウムをはじめとするサトイモ科の植物には、葉や茎、樹液の中に「シュウ酸カルシウム」という成分が含まれています。
これは、植物が外敵から身を守るための成分なのですが、見えないミクロの針のような結晶になっているんです。
もし植え替えや剪定の時にこの樹液が皮膚につくと、チクチクとした痒みや炎症を起こすことがあります。
また「日本中毒情報センター」でも、観葉植物を小児の手の届くところに置かない、としてアンスリウムが属する「サトイモ科」を例に挙げています。(日本中毒情報センター「どんな時に中毒事故が起こるか、どうしたら防げるか」)
樹液がついた場合の対処法
もし手に樹液がついてしまったら、すぐに石鹸と流水でしっかりと洗い流してください。目に入った場合はこすらず、大量の水で洗い流して眼科を受診しましょう。
猫や犬と暮らす部屋での安全対策
人間の皮膚につくのも厄介ですが、犬や猫などのペットが葉っぱをかじってしまうと、さらに危険です。
ペットの口の中はアルカリ性なので、この針状の結晶が溶けずに口の粘膜や食道に突き刺さり続け、激しい痛みやよだれ、嘔吐などを引き起こしてしまいます。
そのため、ペットがいるご家庭でアンスリウムを楽しむ場合は、床置きは絶対に避け、ハンギングバスケットを使って天井から吊るすなど、物理的に届かない高所に飾るよう工夫してくださいね。





大切なワンちゃん、ネコちゃんを守るためにも、アンスリウムは手の届かないところに飾ってあげてくださいね。
「でも、どうやって吊るせばいいか分からない…」という方には、今ある鉢をスポッと入れるだけでおしゃれに吊るせる「マクラメ編みのプラントハンガー」がとっても便利ですよ🌿
カーテンレールやS字フックに掛けるだけで、お部屋の空間が一気にカフェみたいに可愛くなります。ペットの安全を守りながら、インテリアとしても緑を楽しめるので一石二鳥でおすすめです🐾
アンスリウムの風水効果と花言葉
ここまで少し難しいお話もしましたが、アンスリウムはお部屋に飾ることで素晴らしいパワーをもたらしてくれる植物でもあります。
植物の持つエネルギーを、日常にうまく取り入れてみましょう。
ハート型の葉がもたらす恋愛運アップ
風水の世界では、アンスリウムのような「丸みを帯びたハート型の葉っぱ」は、人の気持ちをリラックスさせ、人間関係を円滑にする効果があると言われています。
特に、ピンクや赤い仏炎苞を持つアンスリウムは「恋愛運」や「結婚運」をアップさせるラッキーアイテム!
リビングの東南や西の方角に飾ったり、寝室に置いたりすると、良縁を引き寄せてくれるかもしれませんよ。
また、玄関やトイレなど「陰の気」が溜まりやすい場所に置くことで、悪い気を浄化する魔除けの役割も果たしてくれます。


プレゼントに最適な色別の花言葉
アンスリウム全体の花言葉は「恋に悶える心」「煩悩」と、情熱的な熱帯の花らしい言葉がついています。
また、色別にも素敵な花言葉があるんですよ。
- 赤色: 「情熱」「印象深い」
- ピンク色: 「飾らない美しさ」
- 白色: 「熱心」「優しさや純粋さ」
- 緑色: 「無垢な心」
長期間きれいな姿を楽しめるので、母の日や誕生日、結婚記念日のギフトとしても本当に喜ばれます。



贈る相手のイメージに合わせて、色を選んでみるのも楽しいですね。
アンスリウムの葉っぱ変色に関するよくある質問(FAQ)
ここでは、アンスリウムを育てている方からよくいただく疑問にお答えしていきますね。
- 冬の間、葉っぱが黄色くなって元気がありません。どうすればいいですか?
-
冬の黄変は「寒さ」が原因のことが多いです。
アンスリウムは15℃以下になると成長を止め、10℃を下回るとダメージを受け始めます。
窓際は夜になると急激に冷え込むので、部屋の真ん中の暖かい場所に移動させてあげてください。
また、冬の間は肥料は絶対に与えず、水やりも土が完全に乾いてから数日待ってから、常温の水をあげるようにしてくださいね。
- 花(赤い部分)が緑色に変わってきたのですが、病気でしょうか?
-
病気ではないので安心してください!赤い仏炎苞がだんだん緑色っぽく変色していくのは、アンスリウムの自然な老化(花終わり)のサインです。
数ヶ月楽しませてくれた花が寿命を迎えた証拠なので、茎の根元から清潔なハサミでカットしてあげましょう。
そうすることで、株の体力が温存され、次の新しい花芽が出やすくなりますよ。
- 葉っぱの先が茶色く枯れた部分は、ハサミで切ってもいいですか?
-
はい、見た目が気になる場合は、茶色く枯れた部分だけをハサミで形に沿って丸くカットしても大丈夫です。
ただし、緑色の生きている部分まで切ってしまうと、そこから傷んでしまうことがあるので、茶色い枯れと緑色の境界線の少し茶色い側を切るのがコツです。
葉っぱ全体の半分以上が傷んでいる場合は、茎の根元から思い切って切り落とした方が、新しい葉っぱへの栄養が回りやすくなります。
- アンスリウムの葉っぱに毎日霧吹き(葉水)をしてもいいですか?
-
もちろんです!むしろ毎日やってあげることをおすすめします。
アンスリウムは高い空中湿度を好むため、葉水は最高のスキンケアになります。
葉の乾燥を防ぐだけでなく、ハダニなどの害虫予防にも絶大な効果があります。
冬場は冷たい水だとショックを受けるので、少しぬるま湯にしてからシュッシュしてあげるとさらに喜んでくれますよ。
まとめ:アンスリウムの葉が黄色くなるSOSサインを見逃さない!正しいお手入れで元気に復活させよう
アンスリウムの葉が黄色くなるのは、水のやりすぎによる根腐れや乾燥、葉焼け、寒さなど、植物からの大切なお手入れサインです。
株の調子が悪いからといって慌てて水や肥料を与えてしまうと、かえって根にダメージを与えて逆効果になってしまうこともあるため、まずは光・水・風・害虫といったお部屋の環境をトータルで見直してあげることが大切ですよ。
大切に育てているアンスリウムの葉色が変わってしまうと不安になりますが、原因をひとつずつ確かめて適切に対処してあげれば、またみずみずしい緑の葉や美しい花を見せてくれます。
ぜひ今日からできるお手入れや環境チェックを試してみてくださいね!
- 変色の主な原因を見極める
葉が黄色くなる一番の原因は「水やりのしすぎによる根腐れ」ですが、極端な乾燥や直射日光による葉焼け、低温障害なども考えられます。 - 弱っている時は肥料をストップ
株が弱っている時に肥料を与えると「肥料焼け」を起こすため、まずは肥料を完全に止めて水と光の管理で様子を見ましょう。 - メリハリのある水やりと通気性の良い土
「土が乾いてからたっぷりあげる」メリハリを意識し、バークチップや軽石を混ぜた水はけの良い土を選ぶことが根腐れ防止につながります。 - 毎日の葉水で乾燥&害虫予防
葉先の茶枯れやハダニの発生を防ぐため、霧吹きで毎日「葉水」をして空中湿度を高めてあげましょう。 - 毒性対策とペットへの配慮
樹液には皮膚や粘膜を刺激するシュウ酸カルシウムが含まれるため、作業時は手袋を着用し、ペットの届かない高所に設置しましょう。
それでは、最後までご覧いただきありがとうございました。
「暮らしに緑と安らぎを」、観葉植物の育て方ナビのmomoでした。









