モンステラの栄養剤の選び方!おすすめ肥料と与える時期・頻度を解説

モンステラの栄養剤の選び方!おすすめ肥料と与える時期・頻度を解説

こんにちは!「観葉植物の育て方ナビ」運営者のmomoです。

大きく切れ込みの入ったエキゾチックな葉が魅力のモンステラ。

リビングにひとつあるだけで、お部屋が一気におしゃれなカフェのような雰囲気になりますよね。

私も自宅でいくつかのモンステラを育てていますが、新芽がくるくると展開して、あの独特な葉が開く瞬間の喜びは、何度経験してもワクワクするものです。

でも、育てているとこんな悩みが出てきませんか?


「なんだか最近、葉っぱの成長が止まった気がする…」
「新しく出てくる葉が小さくて、切れ込みが入らない…」
「葉の色が薄くて、元気がないみたい…」

そんな時に真っ先に思い浮かぶのが「栄養剤(肥料)」の存在だと思います。

しかし、いざホームセンターや園芸店に行くと、棚にはずらりと商品が並んでいて、パッケージを見ても専門用語ばかり。

ハイポネックスのような青い液体のもの、土に撒く白い粒のもの、アンプル型の刺すタイプ…。

さらには「活力剤」なんて言葉も出てきて、「結局、私のモンステラにはどれがいいの!?」と頭を抱えてしまった経験、私にもあります。

実は、モンステラにとって「栄養剤」は、ただあげれば良いというものではありません。

与える時期を間違えれば毒にもなりますし、選び方を間違えればコバエの発生源になってしまうことさえあるんです。

逆に言えば、正しい知識を持って適切なタイミングで栄養を与えてあげれば、モンステラは見違えるほど大きく、濃い緑色の葉を茂らせてくれます。

この記事では、私が長年のモンステラ栽培で実際に試して「これは良かった!」と実感した栄養管理のノウハウを、失敗談も交えながら包み隠さずお話しします。

肥料と活力剤の決定的な違いから、プロも愛用するおすすめアイテム、そして絶対にやってはいけない冬の施肥まで、あなたのモンステラをワンランク上の株に育てるための情報をすべて詰め込みました。

この記事でわかること
  • 肥料と活力剤の決定的な違いと、状況に応じた正しい使い分け方
  • モンステラを巨大化・美化させるためにおすすめの具体的な肥料製品
  • コバエや臭いを防ぎながら室内で清潔に栄養管理をするコツ
  • 葉が黄色い時や元気がない時にやってしまいがちなNG対処法
目次

モンステラに合う栄養剤の選び方と基礎

モンステラに合う栄養剤の選び方と基礎

まずは、モンステラを元気に育てるために知っておきたい栄養剤の基本についてお話ししますね。

ここを理解していないと、どんなに高価な肥料を買っても効果が出ないどころか、逆に植物を傷めてしまう原因になります。

「種類が多すぎて何を選べばいいかわからない」という方も、ここのポイントをしっかり押さえれば、自信を持って自分に合ったものを選べるようになりますよ。

モンステラの栄養剤に関する基礎知識

植物も人間と同じで、体を大きくしたり健康を維持したりするためには「ご飯」が必要です。

植物にとっての主食は、太陽の光と水で作られる「炭水化物(糖)」ですが、体を構成する筋肉や骨のような役割を果たすのが、土から吸収する「ミネラル(無機養分)」であり、これが肥料の正体です。

具体的に、植物が成長するために必要な三大要素と呼ばれるものがあります。

  • 窒素(N):葉肥(はごえ)
    葉や茎を大きく成長させ、葉の色を濃くする役割があります。モンステラのような観葉植物にとって、最も重要な要素です。
  • リン酸(P):実肥(みごえ)
    花を咲かせたり、実をつけたりするのを助けます。また、根の伸長を助ける働きもあります。
  • カリウム(K):根肥(ねごえ)
    根の発育を促し、植物全体の生理作用を調整して、暑さや寒さ、病害虫への抵抗力を高めます。

    (参考:JA町田市「肥料の基礎的な知識について」

モンステラは本来、中南米の熱帯雨林で大きな木に絡みつきながら育つ植物です。

自然界では、上から落ちてくる落ち葉や鳥のフンなどが分解され、雨水とともに溶け出した微量な栄養を、気根(空中に伸びる根)や地中の根からゆっくりと吸収しています。

つまり、もともとは「栄養が豊富な土」ではなくても育つタフな植物なんです。

しかし、鉢植えという限られた環境は別物です。

鉢の中にある土の量は限られており、水やりをするたびに土の中の栄養分は鉢底から流れ出てしまいます。

そのため、私たちが定期的に肥料という形で栄養を補ってあげないと、モンステラは慢性的な栄養失調になり、葉が小さくなったり、色が薄くなったり、下の方の葉から枯れ落ちてしまったりするのです。

ただし、勘違いしてはいけないのが「肥料=成長促進剤」ではないということ

「肥料をあげればあげるほど育つ」わけではありません。

お腹がいっぱいの時に無理やりご飯を食べさせられても苦しいのと同じで、植物が必要としていない時期に肥料を与えると、根がダメージを受けて枯れてしまうこともあります。

まずは「肥料は土の中で不足した分を補うもの」という認識を持つことが、成功への第一歩です。

観葉植物全般用の栄養剤をモンステラに使っても良いか

観葉植物全般用の栄養剤をモンステラに使っても良いか

ホームセンターの園芸コーナーに行くと、「バラ専用」「洋ラン専用」「野菜用」など、特定の植物専用の肥料がたくさん並んでいますよね。

その中で「観葉植物用」と書かれたものを見つけた時、「これってモンステラに使っても本当に大丈夫なのかな?」「モンステラ専用の肥料を探した方がいいんじゃないの?」と不安になる方も多いかもしれません。

結論から言うと、市販されている「観葉植物用」の肥料を使って全く問題ありません。

むしろ、観葉植物用として販売されている肥料は、モンステラを含む多くの葉物植物が好む栄養バランスに調整されているので、安心して使うことができます。

モンステラはサトイモ科の植物ですが、特別に偏った栄養素を必要とするわけではありません。

観葉植物用の肥料は、先ほど説明した「窒素(N)・リン酸(P)・カリウム(K)」のバランスが、例えば「10:10:10」や「8:8:8」のように均等に入っているか、あるいは葉の成長を促すために窒素がやや多めに配合されています。

このバランスが、葉を美しく保ちたいモンステラにはぴったりなんです。

逆に、「花用」や「実もの野菜用」の肥料は、花や実を大きくするための「リン酸」が多く含まれていることがあります。

これをモンステラに使っても枯れることはありませんが、葉を茂らせたいという本来の目的からすると、少し効率が悪いかもしれません。

また、「サボテン・多肉植物用」の肥料は、成長がゆっくりな植物に合わせて肥料成分が薄めに作られていることが多いので、成長が早いモンステラには物足りない可能性があります。

私が普段愛用しているのも、特定の植物専用肥料ではなく、ハイポネックスのような汎用的な肥料です。

これ一本あれば、モンステラはもちろん、パキラやガジュマル、ポトスなど、お部屋にある他の観葉植物にも使い回せるので、管理も楽になりますし、お財布にも優しいですよね。

「専用」という言葉にこだわりすぎず、まずは手に入りやすい観葉植物用の肥料から始めてみてください。

肥料(栄養剤)と活力剤の役割・活用シーンの違いを比較

これ、実は園芸初心者の方が一番誤解しやすく、そして失敗の原因になりやすい最重要ポイントです。

「肥料」と「活力剤」、どちらも植物に良さそうなボトルに入っていますが、その役割は似て非なるものです。

ここを混同して使っていると、弱っているモンステラを回復させるどころか、トドメを刺してしまうことさえあるんです。

実は、農林水産省が管轄する「肥料の品質の確保等に関する法律」という法律でも、肥料は『植物の栄養に供することを目的として土地に施されるもの』と厳格に定義されているんです。これに当てはまらない(成分保証がない)ものが、一般的に活力剤と呼ばれています。

肥料と活力剤の決定的な違い
  • 肥料:人間でいう「食事(ご飯やお肉)」。
    植物の体を大きくし、葉や茎を作るための直接的な材料になります。法律(肥料取締法)で成分量が保証されており、窒素・リン酸・カリウムが含まれています。
  • 活力剤:人間でいう「サプリメント」や「栄養ドリンク」。
    肥料成分はほとんど含まれておらず、ビタミン、アミノ酸、鉄分などのミネラルが主成分です。植物の代謝を助けたり、根の活動を活性化させたりする役割があります。

わかりやすく例えるなら、モンステラが「もっと葉っぱを大きくしたい!成長したい!」と思っている時は、エネルギー源となるカロリーが必要なので、肥料(食事)を与えます。

一方で、「夏バテで食欲がない」「植え替え手術をしたばかりで体が弱っている」という時に、ステーキのような重い食事(肥料)を出されても、食べられないどころかお腹を壊してしまいますよね。

そんな時に必要なのが、消化に良くて体を整えてくれる活力剤(サプリ・栄養ドリンク)なんです。

具体的な使い分けシーンを見てみましょう。

シーン 植物の状態 与えるべきもの 理由
春〜夏の成長期 新芽がどんどん出る元気な状態 肥料 体を大きくするための材料が必要だから。
植え替え直後 根が傷ついてダメージがある状態 活力剤 根の回復を助けるため。肥料は刺激が強すぎる。
真夏・真冬 暑さ・寒さで成長が停滞している 活力剤 ストレス耐性を高めるため。肥料は吸収できない。
葉の色が悪い時 原因不明の不調 活力剤
(肥料はNG)
根腐れの可能性があるため、まずは活力剤で様子を見る。

「元気がないから肥料をあげよう」というのは、風邪で寝込んでいる人に無理やり焼肉を食べさせるようなもの。

弱っている時こそ肥料はストップし、水やりだけにするか、薄めの活力剤で様子を見るのが、植物に対する本当の優しさです。

momo

実は私も初心者の頃、この違いがわからなくて失敗したことがあるんです。

元気がなくなったモンステラを見て「風邪をひいているなら栄養をつけなきゃ!」と、肥料をドバドバ与えてしまったんですね。

結果どうなったかというと…余計に元気がなくなって、最後は枯れてしまいました。

モンステラの肥料(栄養剤)でおすすめのタイプ・製品

「肥料が必要なのはわかったけど、固形とか液体とか、いろいろありすぎて選べない!」という方のために、モンステラ栽培で使いやすい肥料のタイプを整理しましょう。

肥料は、その効き方のスピードと持続性によって、大きく2つのタイプに分けられます。私のおすすめは、この2つをうまく組み合わせる「二刀流」の管理方法です。

1. 緩効性肥料(固形タイプ)=「ベースの食事」

土の上に置いたり、植え替えの時に土に混ぜ込んだりする粒状の肥料です。

特徴:水やりのたびに成分が少しずつ溶け出し、長期間(2ヶ月〜1年程度)効果が持続します。
メリット:一度与えれば長く効くので、忙しい人でも管理が楽。肥料焼けのリスクも比較的低いです。
おすすめ製品:「マグァンプK(中粒・大粒)」、「プロミック」など。

2. 速効性肥料(液体タイプ)=「成長期のブースト」

水で薄めて、水やりの代わりに与える液状の肥料です。

特徴:植物がすぐに吸収できる形になっているため、効果が出るのが非常に早いです。ただし、効果は長続きしません(1週間程度)。
メリット:成長期に与えると、葉のサイズアップや新芽の展開スピードが劇的に上がります。与えるのを止めればすぐに成分が抜けるので、冬前の肥料抜きの調整もしやすいです。
おすすめ製品:「ハイポネックス原液」など。

momo流のおすすめ管理法

私は普段、「緩効性肥料」をベース(基礎)として常に土に入れておき、春から夏のモンステラが一番成長する時期だけ、追加で「液体肥料」を10日に1回くらいのペースで与えるようにしています。

こうすることで、常に栄養不足を防ぎつつ、成長期には爆発的な成長をサポートすることができます。

おすすめの肥料は「マグァンプK」

固形肥料の中で、私が最も信頼し、長年愛用し続けているのが、株式会社ハイポネックスジャパンから発売されているマグァンプKです。

白い粒状の肥料で、園芸をやっている人なら一度は見たことがあるのではないでしょうか。

正直、これさえあればモンステラ栽培の8割は成功すると言っても過言ではない、最強のベース肥料です。

なぜマグァンプKがこれほどおすすめなのか、その理由は「根への優しさ」と「無駄のない溶け方」にあります。

多くの肥料は水に溶けて成分が流れ出しますが、マグァンプKに含まれる成分の多くは「く溶性(くようせい)」と呼ばれる性質を持っています。

これは、植物の根っこから出る「根酸(こんさん)」という酸性の物質に触れた時だけ溶け出すという、非常に賢い仕組みなんです。

つまり、「植物が栄養を欲しがって根を伸ばし、肥料に触れた時だけ栄養が出る」ということ。

植物がお腹を空かせた時だけご飯が出てくるようなものなので、土の中に無駄に肥料成分が溶け出しすぎて根が焼けてしまう「肥料焼け」のリスクが極めて低いのです。

また、雨や水やりで成分が流亡しにくいため、一度土に混ぜれば約1年間もしっかり効き続けてくれます。

植え替えの時に土に混ぜ込むのが基本ですが、すでに植えてある鉢の土の上にパラパラと撒くだけでも効果があります。

忙しくてこまめな追肥ができない方や、失敗したくない初心者の方には、まずこのマグァンプK(中粒)を用意することを強くおすすめします。(出典:株式会社ハイポネックスジャパン「マグァンプK中粒のご紹介」)

momo

平日は仕事で帰りが遅いこともあって、正直なところ、こまめな追肥って忘れがちなんですよね(笑)。

気がついたら「あ、先月あげるの忘れてた!」なんてことも日常茶飯事でした。

そんなズボラな私にとって、一度土に混ぜれば1年も効果が続くマグァンプKは、まさに救世主のような存在なんです。

これを使うようになってから、「肥料あげなきゃプレッシャー」から解放されました。


「ハイポネックス」などの肥料(液体)のメリット・扱い方

固形肥料が「ベース」なら、ここぞという時の「ブースト」として活躍するのが液体肥料です。その代表格といえば、青いボトルでおなじみのハイポネックス原液ですね。これも私の園芸棚には欠かせないアイテムの一つです。

液体肥料の最大のメリットは、なんといっても即効性です。

すでに水に溶けた状態で根に届くため、植物が吸収するまでのタイムラグがほとんどありません。

「これから新しい葉っぱが開くぞ!」というタイミングで与えると、その葉っぱがひと回り大きく、ツヤツヤに仕上がるのを実感できるはずです。

また、微量要素(植物にとってのビタミン・ミネラル)もしっかり配合されているため、葉の色を濃く鮮やかにする効果も抜群です。

ただし、液体肥料は扱い方に少し注意が必要です。それは「希釈濃度(薄める倍率)」を必ず守ること。

ハイポネックス原液の場合、観葉植物には通常「500倍〜1000倍」に薄めて使います。

よく「濃い方が効くのでは?」と思って原液に近い状態でかけてしまう方がいますが、これは絶対にNGです。

濃すぎる肥料は浸透圧で根の水分を奪い、一瞬で植物を枯らしてしまいます。

使い方のコツは、水やりのタイミングに合わせて、じょうろの水に規定量を混ぜて使うこと。

頻度は成長期(5月〜9月頃)なら1週間〜10日に1回程度で十分です。

また、土がカラカラに乾いている時にいきなり濃厚な液肥をあげると根への負担が大きいので、一度普通の水をあげて土を湿らせてから、液肥をあげるのがコツですよ。


肥料と活力剤「リキダス」の併用術

「もっとモンステラを元気にしたい」「プロのような立派な株に育てたい」という方にぜひ試してほしいのが、肥料と活力剤の合わせ技です。

特におすすめなのが、ハイポネックス社が出している活力剤リキダスとの併用です。

リキダスには、コリン、フルボ酸、アミノ酸といった成分が含まれています。

これらは植物に直接栄養を与えるというよりは、「根っこが土の中の肥料(カルシウムやミネラル)を吸収する力を高める」という働きをしてくれます。

つまり、肥料(ご飯)と一緒にリキダス(消化吸収サプリ)を与えることで、せっかくあげた肥料の成分を、無駄なく効率的に植物の体内に取り込むことができるようになるんです。

使い方はとても簡単です。

液体肥料(ハイポネックスなど)を水で薄める時に、一緒にリキダスも規定量(1000倍など)混ぜてしまうだけ。

同じ水の中に混ぜてしまって大丈夫です(化学反応で固まったりはしません)。

私は、春の成長期が始まった最初のタイミングや、真夏の暑さで少しバテ気味だけど成長はしている、といった時期にこの「ハイポネックス+リキダス」のスペシャルドリンクを与えています。

これをやると、葉のハリや輝きが明らかに変わってくるので、一度やると手放せなくなりますよ。


室内ならコバエ対策に化成肥料

モンステラ 室内ならコバエ対策に化成肥料

室内でモンステラを育てていると、絶対に直面したくないトラブルNo.1が「コバエ(キノコバエなど)」の発生ではないでしょうか。

実は、このコバエ問題、選ぶ肥料の種類によって発生率が劇的に変わるんです。

肥料には大きく分けて「有機肥料」と「化成肥料」の2種類があります。

  • 有機肥料(油かす、骨粉、鶏糞など):
    動植物由来の天然原料を発酵させたもの。土をふかふかにする効果が高いですが、独特の発酵臭があり、これがコバエを引き寄せ、餌や産卵場所になってしまいます。室内での使用には不向きです。
  • 化成肥料(マグァンプK、ハイポネックスなど):
    鉱物や空気中の窒素などを化学的に合成したもの。無機質なので、コバエの餌にならず、匂いもありません。室内栽培には圧倒的にこちらがおすすめです。

「オーガニックにこだわりたい」という気持ちもわかりますが、室内で有機肥料を使うと、高い確率でコバエが湧いたり、カビが生えたりします。

衛生面や快適さを優先するなら、室内観葉植物には迷わず「化成肥料」を選んでください。

どうしても有機肥料を使いたい場合は、「室内用」「発酵済み」「虫が湧かない」と明記された処理済みの製品を選ぶようにしましょう。

ダイソーなど100均の肥料は使える?

最近はダイソーやセリア、キャンドゥなどの100円ショップでも、観葉植物用の肥料や活力剤が充実していますよね。

「100円の肥料で本当に大丈夫?」「やっぱり高い肥料とは全然違うの?」と疑問に思う方も多いはずです。

結論から言うと、100均の肥料でも枯れることはありませんし、それなりに効果はあります。

肥料として販売されている以上、植物の成長に必要な最低限の三大要素(窒素・リン酸・カリウム)は含まれています。

成分表示を見ても、大手メーカーのものと大きく変わらない数字が書いてあることも多いです。

ですので、「とりあえず何かあげてみたい」「コストを抑えてたくさんの植物を育てたい」という初心者の方にとっては、十分すぎるほど有用な選択肢です。

ただ、やはり数百円〜千円する専門メーカーの肥料とは「微量要素」の質や配合バランスに違いがあると感じます。

専門メーカーの肥料には、マグネシウム、マンガン、ホウ素、鉄といった、微量だけど植物の健康に不可欠なミネラルが、長年の研究に基づいた最適なバランスで配合されています。

これが、長く育てた時の「葉の色の濃さ」「病気への強さ」「葉持ちの良さ」に差として現れてくる印象です。

私のアドバイスとしては、まずは100均の肥料から始めてみて、モンステラ栽培に慣れてきたり、「もっと綺麗にしたい!」と欲が出てきたりしたら、マグァンプKやハイポネックスなどの専用肥料にステップアップするのが良いかなと思います。

ヒメモンステラへの肥料の与え方

普通のモンステラ(デリシオーサ)よりも葉が小さく、つる状に伸びていく姿が可愛い「ヒメモンステラ(ラフィドフォラ・テトラスペルマ)」。よく「ミニマ」などとも呼ばれますが、この植物への肥料の与え方も、基本的には普通のモンステラと同じで大丈夫です。

ただし、ヒメモンステラならではの特徴として、「成長スピードがめちゃくちゃ速い」という点が挙げられます。

調子が良いと、春から夏にかけて驚くほどの速さでつるを伸ばし、次々と新しい葉を展開していきます。

そのため、普通のモンステラよりも肥料切れ(エネルギー切れ)を起こしやすい傾向があります。

肥料が切れると、せっかく新芽が出ても葉が小さくなったり、特徴である「切れ込み」が入らない丸い葉っぱばかりになったり、下の方の古い葉が黄色くなって落ちたりします。

これらはすべて「成長するための栄養が足りないから、古い葉を捨ててエネルギーを回収しよう」という植物のサバイバル戦略です。

ヒメモンステラの美しい切れ込みを維持し、長く伸ばしたい場合は、成長期(5月〜9月)の間、規定量の液体肥料をしっかり定期的に与えることが重要です。

また、つるが伸びすぎて鉢の中が根でパンパンになっている(根詰まり)ことも多いので、肥料をあげても水が染み込まないようなら、ひと回り大きな鉢への植え替えも検討してあげてくださいね。

モンステラの栄養剤の正しい使い方と時期

モンステラの栄養剤の正しい使い方と時期

自分に合った肥料を選べたら、次はいよいよ実践編です。実は、良い肥料を選ぶこと以上に重要なのが「与えるタイミング」と「使い方」なんです。

どんなに高級なステーキでも、寝ている時や体調が悪い時に口に詰め込まれたら辛いですよね。

植物も全く同じで、彼らが「今、お腹空いてます!」「エネルギーを使いたいんです!」と訴えているタイミングを見極めて、スッと差し出してあげることが、モンステラを美しく育てる最大の秘訣です。

ここでは、季節ごとのサイクルや、植え替えなどのイベントに合わせた管理術を詳しく解説していきます。

栄養剤を与えるのはいつがベスト?適切な時間帯・頻度

まず、1日の中で肥料や水やりをする具体的な時間帯についてですが、これは間違いなく「朝(できれば午前中の早い時間)」がベストです。

植物は、太陽の光を浴びて光合成を始めると同時に、根から水分や養分を盛んに吸い上げ始めます。

朝一番に栄養を含んだ水を与えると、その日の光合成エネルギーとして即座に活用されるため、非常に効率が良いのです。

逆に、夕方や夜に肥料を与えると、光合成が行われないため吸収が悪く、土がジメジメと湿った状態で夜を迎えることになります。

これは徒長(茎がひょろひょろと伸びること)や、根腐れ、カビの発生原因になりやすいので、できるだけ避けてください。

次に「頻度」ですが、これは使う肥料のタイプによって大きく異なります。

  • 液体肥料(ハイポネックスなど)の場合
    成長期(5月〜9月)であれば、1週間〜10日に1回のペースが目安です。「水やり3回に1回は液肥にする」といったマイルールを作ると忘れにくいですよ。ただし、土がまだ湿っているのに「1週間経ったから」といって無理やり与えるのはNG。必ず「土が乾いていること」を確認してから与えましょう。
  • 固形肥料(置き肥)の場合
    製品によって効果の持続期間が違います(1ヶ月〜2ヶ月のものが多い)。パッケージに書かれた期間が過ぎて粒が小さくなったり崩れていたりしたら、新しいものに取り替えます。古い肥料が残っている場合は取り除いてから新しいものを置きましょう。

「早く大きくしたいから」といって、規定より高い頻度で与えたり、濃度を濃くしたりするのは絶対にやめてください。

植物には「これ以上は吸えない」という限界量があり、それを超えると土の中に不要な成分が蓄積し、根を傷める原因になります。

「薄めのものを、回数多く」よりも「規定の濃度を、適切な間隔で」が、最も失敗の少ない王道です。

栄養剤を与えて良い時期と与えてはいけない時期

モンステラへの施肥は、1年を通じて一定ではありません。

日本の四季に合わせて、肥料の量や有無をコントロールする「メリハリ」が、丈夫な株を作る鍵となります。

ここでは、季節ごとの具体的なアクションプランをご紹介します。

時期 モンステラの状態 施肥のアクション
春(4月〜5月)
気温15℃〜
【目覚め】
冬の休眠から目覚め、新芽が動き出す準備期間。
【開始】
桜が散った頃から、緩効性肥料(固形)を置き始める。リキダスなどの活力剤で根を起こすのも有効。
夏(6月〜9月)
気温20℃〜30℃
【成長期】
最も活発に育つ時期。大きな葉を展開させる。
【積極的】
固形肥料に加えて、10日に1回の液体肥料をプラス。一番肥料が必要な時期。ただし35℃を超える猛暑日は薄めにするかストップ。
秋(10月〜11月)
気温〜15℃
【充実期〜準備】
成長が緩やかになる。冬越しの体力作り。
【減らす】
10月に入ったら液体肥料の頻度を下げ、11月にはストップ。固形肥料も取り除く準備を。
冬(12月〜3月)
気温10℃以下
【休眠期】
成長を止め、耐える時期。
【禁止】
肥料は一切与えない。水やりも控えめにし、断食状態で耐えさせる。

特に重要なのが、「気温15℃」というボーダーラインです。モンステラは熱帯植物なので、15℃を下回ると生理機能がガクンと落ちます。

カレンダーの日付だけでなく、お住まいの地域の気温や、部屋の温度計を見ながら、「最近肌寒いな(15℃切ったな)」と感じたら肥料をストップする、という柔軟な対応ができると完璧です。

植え替え時の元肥の入れ方とコツ

モンステラ 植え替え時の元肥の入れ方とコツ

モンステラが成長して鉢が窮屈になってきたら、一回り大きな鉢への「植え替え」が必要になります。

この植え替えのタイミングこそ、土の中に肥料を仕込む絶好のチャンスです。これを「元肥(もとごえ)」と言います。

元肥のやり方はとても簡単ですが、いくつかのコツがあります。

1. 適切な肥料を選ぶ

元肥には、ゆっくり長く効く「緩効性肥料(マグァンプKなど)」が最適です。液体肥料はすぐに流れ出てしまうので元肥には向きません。

2. 土にしっかり混ぜ込む

新しい鉢の底に鉢底石を敷き、用土を少し入れたら、規定量の肥料を土にパラパラと撒き、割り箸や手で土とよく混ぜ合わせます。

「根が伸びていくスペース」全体に肥料が行き渡るようにするのがポイントです。

マグァンプKなどの場合、根が直接触れても肥料焼けしないので、あまり神経質にならなくても大丈夫ですよ。

3. 「元肥入り」の土に注意!

ここが盲点なのですが、ホームセンターで売られている「観葉植物の培養土」には、最初から肥料が配合されているものが多くあります。

パッケージの裏面を見て「肥料配合」「元肥入り」と書かれている場合は、追加で肥料を入れる必要はありません。

知らずに追肥してしまうと、肥料過多になってしまうので必ずチェックしてくださいね。

無機質の土を使う場合

最近流行りの「虫が湧きにくい土(赤玉土や鹿沼土などが主体の無機質用土)」を使う場合は、基本的に肥料成分が含まれていません(ゼロです)。

この場合は、植え替え時にしっかり規定量のマグァンプKを混ぜ込まないと、モンステラはすぐに栄養失調になってしまいます。

無機質の土を使う時こそ、元肥は必須ですよ!

植え替え後はいつから栄養剤を与えて良いか

「植え替え完了!よし、早く大きくなってほしいから液体肥料もあげちゃおう!」……ちょっと待ってください!それは非常に危険です。

植え替えという作業は、どんなに丁寧に行っても、植物の根っこに多大なストレスを与えています。

古い土を落とす際に細かい根が切れたり、新しい環境に馴染もうとしてエネルギーを使っていたりと、人間で言えば「大手術の直後」のような状態なんです。

そんな弱っている時に、吸収の早い液体肥料を与えると、刺激が強すぎて根が傷み、最悪の場合そのまま枯れ込んでしまうこともあります。

正しい再開のタイミングは以下の通りです。

  • 元肥(緩効性肥料)
    植え替え時に土に混ぜてしまってOKです。ゆっくり効くので負担になりません。
  • 追肥(液体肥料や置き肥の追加)
    植え替えから最低でも2週間〜1ヶ月は空けてください。 目安としては、新しい葉(ドリル)が動き出したり、葉にハリが戻ってきたりといった「成長のサイン」が見えてからです。「根が定着して、水を吸う準備ができましたよ」というサインが出るまでは、ただの水だけで優しく見守るのが正解です。

どうしても心配な場合は、肥料成分を含まない「活力剤(リキダスやメネデール)」であれば、植え替え直後の水やりに混ぜて与えても大丈夫です。

むしろ、発根を促して回復を早めてくれるのでおすすめです。

水差し管理での栄養剤・活力剤の扱いについて

モンステラの茎を切って水につけ、根を出させる「水差し(水耕栽培)」を行っている方も多いと思います。ガラス瓶に飾ると涼しげで素敵ですよね。

でも、ここでの肥料の扱いは土栽培とは全く異なります。

まず大原則として、「根が出るまでは肥料は一滴も入れない」でください。

切り口から根が出ていない状態で水に肥料(有機物)を入れると、植物はそれを吸収できないばかりか、水中の雑菌が肥料を餌にして爆発的に繁殖し、水が腐ってしまいます。

その結果、茎の切り口がドロドロに溶けて腐敗してしまうのです。

発根するまでは、毎日新鮮な「水」に取り替えるだけで十分です。

どうしても何かしたい場合は、発根促進効果のある活力剤(メネデールなど)を規定量入れる程度に留めましょう。

白い根が十分に伸びてきたら、少しずつ栄養を与えてもOKです。

ただし、土栽培用の液体肥料(ハイポネックスなど)をそのまま使うと濃度調整が難しく、藻が発生しやすくなるため、できれば「水耕栽培専用の肥料(ハイポニカなど)」を使うのがおすすめです。

もし土用の液肥を使う場合は、規定よりもさらに薄く(2000倍〜3000倍くらい)して、ほんのり色づく程度のごく薄い濃度から始めてください。

冬の休眠期に栄養剤がNGな理由

記事の前半でも触れましたが、この項目は本当に重要なので、あえて詳しく解説させてください。冬のモンステラに肥料を与えるのは「百害あって一利なし」です。

モンステラは熱帯性植物のため、気温が10℃〜15℃を下回ると、自らを守るために生命維持モード(休眠)に入ります。

この状態では、根っこは活動をほぼ停止し、水も栄養も吸い上げるポンプ機能が止まっています。

ここに肥料を与えるとどうなるでしょうか?

植物に吸収されない肥料成分(塩分)が、鉢の中の土にどんどん溜まっていきます。

すると、土の中の塩分濃度が極端に高くなります。ここで「浸透圧」という現象が起こります。

ナメクジに塩をかけると縮むのと同じ原理で、濃度の高い土壌が、逆に植物の根っこから水分を奪い取ってしまうのです。

これが「肥料焼け(濃度障害)」の正体です。

冬場、水やりもしているのに葉がしおれてきたり、黒く変色して枯れてきたりするのは、多くの場合この肥料焼けが原因です。

「寒そうだから栄養をつけてあげよう」という親心は、残念ながら植物にとっては拷問になってしまいます。

冬は「断食」させて、土を乾かし気味にし、樹液の濃度を高めて寒さに耐えさせるのが、正しい冬越しのマナーです。

momo

私も昔、冬に少し葉の色が悪くなったモンステラを見て、心配のあまり液肥を与えてしまったことがあります。

でもその優しさは間違いでした。

数日後、葉がみるみる黒ずんでいき、慌てて鉢から抜いた時には根っこがドロドロに…。

あの時のショックは今でも忘れられません。

葉が黄色い原因は栄養不足?

モンステラ 葉が黄色い原因は栄養不足?

ふとモンステラを見ると、下の葉が黄色くなっていたり、全体的に葉の色が薄緑色になっていたり…。

そんな時、「あ、栄養不足かな?肥料あげなきゃ!」と直感的に思うのは自然なことです。

確かに、窒素不足で葉色が薄くなることはあります。

しかし、私の経験上、家庭で育てているモンステラの葉が黄色くなる原因の多くは、栄養不足以外にあります。

ここで判断を誤って肥料を与えてしまうと、取り返しのつかないことになるので注意が必要です。

栄養不足以外の主な「黄変」の原因
  • 根腐れ
    水のやりすぎで根が窒息・腐敗している状態。土がいつまでも湿っているのに葉が黄色い場合はこれ。ここに肥料をあげるのは致命的です。
  • 根詰まり
    鉢の中が根でパンパンになり、呼吸ができなくなっている状態。鉢底から根が出ていないかチェック。
  • 寒さ(冷害)
    冬場、窓際などの寒い場所に置いていて黄色くなった場合。低温ダメージです。
  • 自然現象(代謝)
    新芽は元気なのに、一番下の古い葉だけが黄色くなって枯れる場合。これは植物の新陳代謝(葉の更新)なので、全く問題ありません。

見極めのポイントは「新芽が元気かどうか」です。

新芽が綺麗に育っているなら、栄養状態は悪くありません。

逆に、新芽が出ない、黒ずんでいる、土が乾かないといった症状がある場合は、根のトラブルを疑ってください。

その状態で肥料を与えるのは絶対にストップし、水管理の見直しや植え替えを検討しましょう。

モンステラに元気がない時は栄養剤ではなく「活力剤」を活用する

では、病気や根腐れではないけれど、なんとなく葉にツヤがない、暑さでぐったりしている、植え替え直後で心配…といった「元気がない時」はどうすればいいのでしょうか。

そんな時こそ、肥料(ご飯)ではなく「活力剤(サプリメント)」の出番です!

活力剤の主成分であるアミノ酸、フルボ酸、鉄、カルシウムといった成分は、植物の細胞を活性化させ、光合成を助けたり、根の発育を促したりする効果があります。

特に、肥料成分(窒素・リン酸・カリウム)を含まない活力剤であれば、根に負担をかけることなく、弱った植物に優しく作用してくれます。

代表的な活力剤には以下のようなものがあります。

  • リキダス(ハイポネックス):コリン・フルボ酸配合。カルシウムの吸収を助ける。即効性があり使いやすい。
  • メネデール:鉄分が主成分。発根促進に特化しており、植え替えや水差しに最適。
  • HB-101:天然成分由来。長期的に使うことで土壌環境を整える。

「元気がない時は、まず水やり代わりの活力剤」を合言葉にしてください。

肥料を与えるのは、その活力剤で元気を取り戻し、新しい葉を展開し始めてから(回復してから)です。

肥料焼けした際の緊急対処法

もし、うっかり肥料を与えすぎてしまったり、冬場に肥料を残してしまったりして「肥料焼け」の症状(葉の縁が茶色く枯れ込む、急に元気がなくなる)が出た場合、どうすればいいのでしょうか。諦めるのはまだ早いです!

緊急対処法として有効なのが「リーチング(洗い流し)」という手法です。

  1. 固形肥料を取り除く
    まず、土の表面に見えている置き肥や固形肥料をすべてピンセットなどで取り除きます。
  2. 大量の水を通す
    お風呂場やベランダに鉢を持っていき、鉢の容積の5倍〜10倍くらいの大量の水を、シャワーで優しく注ぎ続けます。
    鉢底から勢いよく水を流し続けることで、土の中に蓄積してしまった過剰な肥料成分や塩分を、物理的に洗い流してしまうのです。
  3. 養生させる
    洗い流した後は、直射日光の当たらない明るい日陰で、風通し良く管理します。根がダメージを受けているので、肥料は一切与えず、土が乾くまでそっとしておきます。

この処置を早めに行うことで、軽度の肥料焼けなら回復する可能性があります。

もしそれでも改善しない場合は、新しい清潔な土を使って植え替えを行い、腐ってしまった根を取り除く「根の整理」が必要になるかもしれません。

まとめ:モンステラの栄養剤を上手に活用しよう

ここまで、モンステラの栄養剤について、選び方からマニアックな使いこなし術まで、長々とお話ししてしまいました。最後まで読んでくださって本当にありがとうございます!

今回の記事のポイントをもう一度おさらいしましょう。

記事のポイントまとめ
  • 活力剤は別物!
    成長期の「ご飯」は肥料、弱った時の「サプリ」は活力剤。これを使い分けるだけで栽培レベルが上がります。
  • おすすめはハイブリッド!
    「マグァンプK(固形)」をベースに、「ハイポネックス(液体)」でブーストをかけるのが最強の布陣です。
  • 冬は絶対にあげない!
    15℃を下回ったら肥料はストップ。これが枯らさないための鉄則です。
  • 室内なら化成肥料!
    コバエや臭いを防ぐためにも、室内栽培では有機肥料を避けるのが無難です。

モンステラは、私たちの愛情(ケア)に素直に応えてくれる植物です。

適切なタイミングで適切な栄養を与えれば、驚くほど大きく、美しい切れ込みのある葉を広げて、あなたの部屋を素敵なジャングルにしてくれるはずです。

「肥料やり」は、単なる作業ではなく、植物との対話の時間でもあります。

「今日は元気かな?」「新芽が出てきたから、ご褒美に液肥をあげようかな」そんな風に楽しみながら、モンステラとの暮らしを深めていってくださいね。

momo
「観葉植物の育て方ナビ」運営者
これまでに20種類以上の観葉植物を栽培してきた経験から、初心者の方へ「育て方」「インテリアグリーンの活用方法」などをわかりやすく情報発信しています。普段はOLをしている20代後半の社会人。
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