「モンステラの花言葉は怖い」はウソ!本当の意味や風水効果など徹底解説

「モンステラの花言葉は怖い」はウソ!本当の意味や風水効果など徹底解説

こんにちは!「観葉植物の育て方ナビ」運営者のmomoです。

独特な切れ込みが入った大きな葉っぱがおしゃれで、カフェや雑誌でもよく見かけるモンステラ。

「私もお部屋に飾ってみたいな」と思ったり、植物好きの友人にプレゼントしようかなと考えたりしたとき、ふと「モンステラの花言葉は怖い」なんていう不穏な噂を耳にして、急に不安になってしまったことはありませんか?

せっかく「育ててみたい!」とワクワクしていたのに、「呪い」とか「不幸」なんて意味があったらどうしよう……と心配になってしまう気持ち、すごくよくわかります。

私も初めてモンステラをお迎えしたとき、ネット検索で「毒性」や「風水的にNG?」といった関連ワードが出てきて、思わず買うのをためらってしまった経験がありますから。

でも、安心してください。結論から言うと、その「怖い」というイメージのほとんどは、名前の響きからくる誤解だったり、ちょっとした注意点を大げさに捉えた都市伝説のようなものなんです。

実際には、モンステラは未来への希望に満ちた素晴らしいメッセージを持っていて、適切に扱えば私たちの生活を豊かにしてくれる最高のパートナーなんですよ。

この記事では、モンステラにまつわる「怖い噂」の正体を徹底的に解明し、安心して育てるための正しい知識をシェアします。

この記事でわかること
  • モンステラに「怖い」花言葉が存在しない本当の理由と、隠された素敵なメッセージ
  • ペットや小さなお子さんがいるご家庭で絶対に知っておくべき、毒性のメカニズムと具体的な対策
  • 「リビング」や「玄関」など、場所別に運気を劇的にアップさせる風水テクニック
  • 数年に一度見られたら奇跡!めったに咲かないモンステラの花を咲かせるための秘訣

これを読み終わる頃には、きっと不安が期待に変わって、すぐにでもモンステラをお迎えしたくなっているはずです。それでは、一緒にその真実を見ていきましょう!

目次

モンステラの花言葉は怖いという噂の真相

モンステラの花言葉は怖いという噂の真相

モンステラという名前の響きや、そのユニークな見た目から「何か怖い意味があるんじゃないか」と心配されることがよくあります。

ここでは、なぜそんなネガティブな噂が生まれてしまったのか、その根本的な原因と、実際にモンステラが持っている本来の素敵なメッセージについて、ひとつひとつ紐解いていきますね。

名前の由来が「モンスター」で恐れられる

まず一番の誤解の原因になっているのが、この植物の名前そのものです。

「モンステラ(Monstera)」という学名は、ラテン語で「怪物」や「異形のもの」を意味する「モンストラム(monstrum)」という言葉から来ています。

英語圏では「Swiss Cheese Plant(スイスチーズプラント)」という可愛らしい愛称がある一方で、学名の響きからMonster(モンスター)を連想する人は少なくありません。

毒性や見た目からモンステラは怖い植物?

名前以外にも、モンステラが怖がられてしまう理由として「見た目」と「毒性」という現実的な要素があります。

まず見た目についてですが、モンステラの最大の魅力である「葉の穴(切れ込み)」は、不規則で有機的な形をしています。

これが、集合体恐怖症の方や、感受性の強い方にとっては、「何かの目に見える」「生き物みたいでぞわぞわする」といった生理的な嫌悪感を引き起こすことがあるようです。

また、モンステラは成長すると「気根(きこん)」という太い根っこを茎からニョキニョキと伸ばします。

これは空気中の水分を取り込んだり、身体を支えたりするための大事な器官なのですが、茶色くてゴツゴツした紐状の根が地面を這ったり、空中に垂れ下がったりする様子は、薄暗い部屋で見るとまるでヘビや触手のよう。

夜中にふとトイレに起きた時、シルエットが何かの生き物に見えて「ヒッ!」となった……なんていう体験談も、怖い噂に拍車をかけているのかもしれません。

momo

実は私も、仕事で疲れて帰ってきて、薄暗い部屋でモンステラの気根が床を這っているのを見て「ひっ、ヘビ!?」と飛び上がったことがあります(笑)。

あの時は本当に心臓が止まるかと思いました……。

さらに見過ごせないのが「毒性」です。モンステラには実際に、樹液の中に人や動物に刺激を与える成分が含まれています。これについては後の章で詳しく解説しますが、単なる噂ではなく「物理的なリスク」が存在するという事実が、防衛本能として「怖い」という感情に結びついている側面もあります。

花言葉は「希望と便り」

モンステラ 花言葉は「希望と便り」

では、肝心の花言葉はどうなのでしょうか?

名前や見た目でこれだけ脅かしておいてなんですが、実はモンステラには「呪い」や「死」、「恐怖」といったネガティブな花言葉は一切存在しません

それどころか、知れば知るほど誰かに教えたくなるような、とってもポジティブで素敵な言葉ばかりなんですよ。

代表的な花言葉は、「嬉しい便り」「壮大な計画」です。

「嬉しい便り」という言葉は、モンステラの葉に開いた穴や切れ込みから、ジャングルの薄暗い地面に太陽の光(木漏れ日)が差し込む様子に由来しています。

ハワイの伝統的な考え方では、この光を「希望の光」と捉え、モンステラを「未来への道を照らしてくれる神聖な植物」として大切にしてきました。

つまり、葉っぱの穴は欠損ではなく、幸せを呼び込むための「窓」なんですね。

また、「壮大な計画」という言葉は、小さな苗からスタートしても、やがては大木に絡まりながら数メートル以上にも成長し、太陽に向かって葉を広げるその逞しい生命力から来ています。

これから新しいビジネスを始める人や、受験を控えた学生さん、夢に向かって頑張っている人に贈るには、これ以上ないほどぴったりの応援メッセージだと思いませんか?

「深い関係」という言葉は執着ではない

モンステラにはもうひとつ、「深い関係」という花言葉があります。

実はこの言葉が、一部で誤解を生む原因になっているようなんです。

「深い関係」と聞くと、文脈によっては「泥沼の不倫」とか「逃れられない執着」、「依存」といった重たくて暗いイメージを連想してしまう人もいるかもしれません。

しかし、この花言葉の本来の意味は、モンステラの植物としての生き方を知ればすぐに理解できます。

モンステラは「着生植物」といって、自力だけで立つのではなく、周囲の大きな岩や樹木に気根を絡ませ、しっかりと寄り添いながら成長していきます。

ジャングルの過酷な環境で生き抜くために、パートナー(宿主)と深く結びつき、支え合っているのです。

つまり、この言葉が示しているのは「執着」ではなく、家族や恋人、夫婦の絆の強さや、信頼できるパートナーとの「揺るぎない信頼関係」です。

英語圏(西洋)の花言葉でも「Dedication(献身)」という言葉が当てられており、大切な人に愛と感謝を伝えるための、とても温かい意味を持っているんです。

結婚祝いや、両親へのプレゼントとしても最適ですね。

ヒメモンステラの花言葉にも不吉な意味はない

お花屋さんやホームセンターに行くと、「ヒメモンステラ」という名前で売られている、葉っぱが小さめの可愛らしい植物を見かけることがありますよね。

見た目が似ているので「こっちはどうなの?」と心配されることがありますが、結論から言うと、ヒメモンステラの花言葉も本家のモンステラと全く同じです。

厳密に言うと、ヒメモンステラとして流通している植物の多くは「ラフィドフォラ・テトラスペルマ」という別の属の植物なのですが、その姿や性質がモンステラに酷似していることから、同じ花言葉(嬉しい便り、壮大な計画、深い関係)が適用されています。

むしろ、大型になるモンステラ(デリシオーサ種)に比べて場所を取らず、成長も早いヒメモンステラは、日本の住宅事情にぴったり。

「壮大な計画」という花言葉を、机の上や窓辺でコンパクトに楽しめるという点で、より身近なラッキーアイテムと言えるかもしれません。

一人暮らしのスタートや、オフィスのデスクに飾るグリーンとして、「小さな巨人」のようなパワーをくれるはずです。

momo

私は会社のデスクに小さなヒメモンステラを置いているんですが、仕事で行き詰まった時にふと「壮大な計画」という花言葉を思い出すと、『よし、私もこれから大きく育つぞ!』って、仕事に対するモチベーションを少しだけ高めてくれるんです。

モンステラは縁起がいいとされている?

モンステラは縁起がいいとされている?

ここまで見てきた通り、「怖い」要素はほとんどが誤解であることがわかりました。それどころか、モンステラは世界中で「非常に縁起の良い植物」として愛されています。

特にハワイでは、モンステラの葉のデザインがキルトやジュエリーのモチーフとして頻繁に使われています。

これは単なるファッションではなく、モンステラが「魔除け」や「神様の宿る植物」として信仰されてきた歴史があるからです。

ハワイ語でモンステラは「湧き出る水」という意味を持つとも言われており、水が生命を育むように、繁栄や金運をもたらす象徴とされています。

風水的にも、モンステラのような丸みを帯びた大きな葉は、穏やかな気を発し、家庭内の不和を鎮めたり、浪費を防いだりする効果が高いとされています。

「怖い」という噂は、おそらくその個性的な見た目から一部の人が抱いた個人的な感想が、ネットを通じて広まってしまっただけの都市伝説。

実際には、生活に潤いと幸運を運んでくれる、頼もしい守り神のような存在なんですよ。

モンステラの花言葉は怖い?毒性や風水の真実

モンステラの花言葉は怖い?毒性や風水の真実

モンステラの「怖い」という誤解が解け、ポジティブなイメージを持っていただけたでしょうか?

ここからは、少し視点を変えて、実際にモンステラと暮らす上で知っておくべき「現実的なリスク管理」と、そのパワーを最大限に引き出す「風水テクニック」について深掘りしていきましょう。

猫が葉を食べた際の危険な症状

先ほど少し触れた「毒性」についてですが、これは決して無視できない重要な事実です。

モンステラを含むサトイモ科の植物(ポトスやクワズイモなど)の葉や茎には、「シュウ酸カルシウム」という成分が含まれています。

これが「モンステラは毒があるから怖い」と言われる最大の理由です。

このシュウ酸カルシウムは、毒液のような液体ではありません。

顕微鏡で見ると、まるで「微細なガラスの針(針状結晶)」のような鋭利な形をしています。

植物が虫や動物に食べられないように身につけた、物理的な防御システムなんですね。

もしペットが食べてしまったら?

犬や猫などのペットが誤ってモンステラの葉を噛んでしまうと、細胞が壊れてこの「針」が勢いよく飛び出し、口の中の粘膜や喉に無数に突き刺さります。想像しただけでも痛そうですよね。

主な症状としては以下のようなものがあります。

  • 激しい口腔内の痛み:針が刺さる痛みで、ペットが口を気にしたり、前足で口を掻こうとしたりします。
  • 過剰なよだれ:刺激によって唾液が止まらなくなります。
  • 口腔内の腫れ・炎症:唇や舌、喉が赤く腫れ上がることがあります。
  • 嘔吐・嚥下困難:喉の痛みでご飯が飲み込めなくなったり、吐いてしまったりします。

基本的には命に関わるほどの猛毒ではありませんが、大量に摂取して喉が大きく腫れると、呼吸困難になるリスクもゼロではありません。

特に体の小さな猫ちゃんや小型犬、そして何でも口に入れてしまう赤ちゃんがいるご家庭では、細心の注意が必要です。

環境省HPでも、身近にある危険な植物としてモンステラを紹介しており、中毒症状を引き起こす可能性があるため注意喚起がなされています。

「じゃあ置かない方がいいの?」と思われるかもしれませんが、床に置かずにハンギング(吊るす)にしたり、背の高いフラワースタンドを使ったりと、物理的に届かない場所に飾れば問題ありません。

毒性の仕組みを正しく理解して対策すれば、過度に怖がる必要はありません。

(参考:サトイモ科植物に含まれるシュウ酸カルシウムの毒性メカニズムについては、厚生労働省の自然毒のリスクプロファイルなどでも同様の事例(クワズイモ等)が解説されており、注意が呼びかけられています。)

剪定で伸びすぎた影の恐怖を消す

「夜、ふと目覚めるとモンステラの影が怪物に見えて怖い……」。そんな視覚的な恐怖を感じてしまう原因の多くは、モンステラが「伸びすぎている」ことにあります。

モンステラは生命力が強いため、放っておくと茎は四方八方に広がり、葉は重なり合って鬱蒼とし、気根は床を這い回るほど長く伸びてしまいます。

こうなると、おしゃれな観葉植物というよりは、まさにジャングルの「モンスター」のような風貌になり、部屋に圧迫感や不気味な影を落とす原因になってしまいます。

これを解決する一番の方法は、定期的な「剪定(せんてい)」です。

「切っちゃうのはかわいそう」と思うかもしれませんが、大丈夫。モンステラは切っても切ってもまた新しい芽を出してくれる強い植物です。

怖さを消すための剪定ポイント
  • 気根の処理:邪魔な気根は、根元からバッサリ切ってしまって構いません。全ての気根を切ると株が不安定になる場合は、いくつかを土に誘導して埋めてあげると、見た目もスッキリし、株も安定します。
  • 古い葉のカット:下の方にある古い葉や、黄色くなった葉、広がりすぎて邪魔な茎は思い切ってカットしましょう。風通しが良くなり、カイガラムシなどの害虫予防にもなります。
  • 支柱を立てる:ココナッツ支柱などを使って茎を上へと誘引してあげると、横への広がりが抑えられ、スタイリッシュな縦長のシルエットになります。

自分好みの美しい形に整えてあげることで、「怖い影」は「洗練されたインテリア」へと変わります。

手をかければかけるほど、愛着も湧いて怖さなんて吹き飛んでしまいますよ。

momo

私も最初は「せっかく伸びたのに切るなんてかわいそう!」と思ってハサミを入れられず、気づけば部屋がジャングルのようになってしまった経験があります(汗)。

でも、思い切ってカットしたら部屋が明るくなって、モンステラ自身も新しい葉を出し始めて、「あ、これでよかったんだ」ってホッとしたのを覚えています。

風水効果でリビングの気を整える

さて、ここからは楽しい風水のお話です。風水の基本原則において、植物の葉の形は、その場の「気」の性質を決定づける重要な要素とされています。

尖った葉(サボテンやユッカなど)は、鋭い「陽」の気を放ち、邪気を払う力が強い一方で、人間に対しても攻撃的なエネルギーを与えてしまうことがあります。

対して、モンステラのような「丸みを帯びた葉」は、穏やかな「陰」の気を持ち、荒だった気を鎮め、リラックスさせる効果が高いとされています。

この性質が最も活きる場所が「リビング」です。

リビングは家族が集まる団欒の場ですが、同時にテレビやパソコン、Wi-Fiルーターなどの電化製品が多く置かれている場所でもあります。

風水では、電化製品から出る電磁波や熱は「過剰な陽の気」とされ、気が乱れる原因になると考えられています。

イライラして喧嘩が増えたり、落ち着かなかったりするのは、この気の乱れが原因かもしれません。

そこにモンステラを置くとどうなるでしょうか?モンステラの持つ「陰」の気(鎮静効果)が、家電製品の「陽」の気を中和し、リビング全体のバランスを整えてくれるのです。

特に、部屋の隅(コーナー)は「気が停滞しやすい場所(淀み)」とされているので、そこにモンステラを置くことで、気の流れをスムーズにし、家族が自然と笑顔になれるような、居心地の良い空間を作ることができますよ。

寝室や玄関に置く際の運気アップ術

モンステラ 寝室や玄関に置く際の運気アップ術

リビング以外にも、モンステラと相性抜群の場所があります。

それが「寝室」と「玄関」です。それぞれの場所で、どのような運気アップ効果が期待できるのか、具体的な置き方と一緒に見ていきましょう。

置き場所 風水効果とポイント
玄関
(家の顔)

効果:魔除け・良縁招来

玄関はすべての「気」の入り口です。ここにモンステラを置くことで、外から入ってこようとする「悪い気(邪気)」をフィルターのように浄化し、代わりに「良い気」だけを家の中に招き入れてくれます。

また、「嬉しい便り」という花言葉の通り、良いニュースや素敵な来客(良縁)を引き寄せる効果も期待できます。ただし、玄関は日が当たりにくいことが多いので、週末は日光浴をさせてあげるなどケアを忘れずに。

寝室
(休息の場)

効果:健康運・安眠・夫婦円満

人は寝ている間に運気を吸収し、体を修復します。寝室にリラックス効果の高いモンステラを置くことで、高ぶった神経を鎮め、深い眠りへと誘ってくれます。健康運アップには欠かせないアイテムです。

注意点:寝室に置く場合は、あまりに巨大な株は避けましょう。植物のエネルギーが強すぎて、逆に圧迫感を感じたり、「寝ている間にエネルギーを吸われる(と錯覚する)」原因になりかねません。テーブルサイズの可愛らしいものを選ぶのが正解です。

どちらの場所でも共通して言えるのは、「清潔さ」が命だということ。

葉っぱにホコリが積もっていたり、鉢の周りが汚れていたりすると、せっかくの良い気も「悪い気」に変わってしまいます。

葉水をしながら優しくホコリを拭き取ってあげる時間は、モンステラとの対話の時間でもあり、自分自身の心を整える時間にもなりますよ。

モンステラは風水的に金運上昇が期待できる

先述のとおり、ハワイ語でモンステラは「湧き出る水」という意味を持つという説があるのをご存知でしたか?風水の世界において、「水」は「金運」と非常に密接な関係にあります。

「お金が流れる」「潤う」といった言葉があるように、豊かな水の気は、そのまま豊かな財運を象徴するのです。

つまり、モンステラは家に置くだけで「金運の泉」のような役割を果たしてくれる、最高のラッキーアイテムになり得るのです。

さらに効果を高めたいなら、置く「方角」にこだわってみましょう。

金運UPを狙う方角
  • 北(貯蓄運):北は「水」の気を持つ方位です。ここにモンステラを置くことで、水の気が活性化され、お金の流れがスムーズになります。無駄遣いが減り、着実にお金が貯まるようになると言われています。通帳や印鑑を保管している場所の近くに置くのもおすすめです。
  • 西(金運全般):「西に黄色」で有名なように、西は「金」の気を持つ、金運の主要な入り口です。ここにモンステラを置くと、金運を楽しく呼び込み、商売繁盛や臨時収入のチャンスを引き寄せてくれるかもしれません。
  • 南東(人間関係と金運):南東は「木」の気を持つ方位で、「ご縁」を司ります。ビジネスはお客様やパートナーとの「縁」から生まれるもの。ここに置けば、「嬉しい便り」の花言葉通り、仕事につながる良い出会い(良縁)があり、結果として金運アップに繋がるでしょう。

もちろん、ただ置けばいいというわけではありません。枯れた葉を放置したり、水やりを忘れて元気がない状態では、逆に金運を下げてしまいます。

「いつもありがとう、我が家を潤してね」という感謝の気持ちを込めてお世話をすることが、金運アップへの一番の近道ですよ。

花は珍しい奇跡的な存在

さて、ここまで葉っぱの話ばかりしてきましたが、ここで驚きの事実をお伝えしましょう。実はモンステラにも「花」が咲くんです!

「えっ、モンステラって花咲くの?」と驚かれる方も多いはず。

それもそのはず、日本の一般家庭で育てられているモンステラが花を咲かせることは極めて稀で、長年育てているベテランの方でも見たことがないというケースがほとんどです。

モンステラの花は、私たちが普段イメージする「お花」とは随分様子が違います。

バラやチューリップのような花びらはなく、サトイモ科特有の「仏炎苞(ぶつえんほう)」という形をしています。水芭蕉(ミズバショウ)をイメージすると分かりやすいでしょう。

クリーム色をしたボートのような苞(ほう)の中に、トウモロコシの芯のような棒状のもの(肉穂花序:にくすいかじょ)が包まれています。

この独特な形状は、確かに初めて見ると少し不思議で、人によっては「ちょっと怖い」と感じてしまうかもしれません。

でも、これはモンステラが元気に育ち、成熟した証拠。不吉どころか、めったに見られない「吉兆」なんですよ。

モンステラの花・実
モンステラの花・実のイメージ

花は何年で咲くのか

では、一体どれくらいの期間育てれば、この幻の花にお目にかかれるのでしょうか?

結論から言うと、「気長に待つ覚悟が必要」です。

種から育てた場合や、小さな苗からスタートした場合、数年程度ではまず咲きません。

花を咲かせるためには、株自体が十分に成熟し、大人の体になる必要があるからです。

原産地の熱帯雨林や、環境の整った植物園の温室などでは頻繁に見られますが、日本の一般的な室内環境(リビングなど)では、日照量や気温が不足しがちです。

そのため、早くても数年、環境によっては10年以上大切に育て続けて、ようやく初めての蕾がついた!という感動のストーリーもよく耳にします。

逆に言えば、もしあなたのお家のモンステラに蕾がついたなら、それはあなたが長年注いできた愛情が実を結び、モンステラにとって「ここは故郷のジャングルと同じくらい居心地が良いよ!」と認めてもらえたサインです。

「奇跡の花」と言っても過言ではない、素晴らしい出来事なんですよ。

花の咲かせ方と管理法

モンステラ 花の咲かせ方と管理法

「どうしても自宅で花を見てみたい!」という熱心なチャレンジャーのために、花を咲かせる確率を少しでも上げるためのポイントをご紹介します。

かなりハードルは高いですが、挑戦してみる価値はありますよ。

開花を目指すための3つの条件
  1. 十分な日照量の確保:花を咲かせるには膨大なエネルギーが必要です。室内の蛍光灯だけでは足りません。春〜秋の成長期には、直射日光を避けた(葉焼け防止のため)、屋外の明るい日陰や、窓辺の特等席でたっぷりと日光を浴びせてあげましょう。
  2. 高温多湿の維持:モンステラの故郷は熱帯雨林です。気温は20℃以上を保ち、葉水を頻繁に行って湿度を高めてあげることが大切です。日本の冬の乾燥と寒さは大敵なので、冬場はいかに暖かく保てるかが勝負になります。
  3. 株を大きく充実させる:小さな鉢植えのままでは限界があります。根詰まりしないように定期的に一回り大きな鉢に植え替え、根をのびのびと育ててあげましょう。また、肥料(リン酸分が多めのもの)を適切な時期に与えて、体力をつけさせることも重要です。

これらを完璧にこなしても咲かないこともありますが、それはそれで「葉っぱだけでも十分魅力的だよ」というモンステラからのメッセージかもしれません。

焦らず、日々の成長を楽しんでくださいね。

花が咲いた時の対処法

もし運良く、本当に奇跡的に花が咲いた場合、その後どうすればいいのでしょうか?実は、ここで2つの選択肢があります。

1. そのまま鑑賞して「実」を楽しむ

花が終わると、仏炎苞が落ち、中の棒状の部分(肉穂花序)が残り、果実として成長を始めます。この実、なんと食べられるんです!

完熟すると、ウロコのような外皮がポロポロと剥がれ落ち、中からバナナのような白い果肉が現れます。

その味は「バナナとパイナップルを足して割ったような味」と表現され、芳醇な香りと強い甘みがあるそうです(別名「フルーツサラダプラント」と呼ばれる所以です)。

ただし、完熟していない実には強烈なシュウ酸カルシウム(毒性)が残っており、食べると口中が激痛に襲われます

食べる場合は、自然に皮が剥がれ落ちるまで、約1年近くも待つ必要があります。究極の珍味ですね。

2. 早めに切り取って株を休ませる

「実は食べなくていいかな」という方は、花を楽しんだ後、早めに茎の根元からカットすることをおすすめします。

花を咲かせたり実を熟させたりすることは、植物にとって全身全霊を使う一大イベントです。

体力を使い果たして、その後の葉っぱの成長が悪くなったり、株全体が弱ってしまったりすることがあるからです。

美しい葉を長く楽しむことを優先するなら、切ってあげるのが株への優しさ(ケア)と言えるでしょう。

まとめ:「モンステラの花言葉は怖い」は嘘

ここまで読んでくださって、本当にありがとうございます!

最初は「モンステラの花言葉は怖い」というキーワードにドキドキしながらこの記事を開いたかもしれません。

でも、もうその不安はすっかり消え去ったのではないでしょうか?

最後にもう一度、大切なポイントを振り返っておきましょう。

記事のおさらい
  • 花言葉は怖くない!:「モンステラ=怪物」という名前は生命力の証。実際の花言葉は「嬉しい便り」「壮大な計画」「深い関係」という、希望と愛に満ちた最高のメッセージです。
  • 毒性には正しく対処:シュウ酸カルシウムという物理的な毒性はありますが、ペットや子供が口にしないよう置き場所を工夫すれば、安全に共存できます。
  • 風水では最強の味方:リビングに置いて気を整えたり、玄関で魔除けにしたり、金運を上げたりと、家の運気を底上げしてくれる頼もしいパートナーです。
  • 花が咲いたら超ラッキー:滅多に見られない花は、不吉どころか「奇跡の象徴」。もし咲いたら、幸運の前兆として大いに喜びましょう。

モンステラは、ただそこにいるだけで部屋をおしゃれにしてくれるだけでなく、私たちに「元気」や「癒やし」、そして「未来へのワクワク感」をくれる植物です。

「怖い」なんて噂に惑わされて、この素敵な出会いを逃してしまうのはもったいない!

この記事が、あなたの背中をそっと押すきっかけになれば嬉しいです。

ぜひ、あなたのお部屋にも「希望の光」であるモンステラを迎えて、緑のある豊かな暮らしを始めてみてくださいね。

momo
「観葉植物の育て方ナビ」運営者
これまでに20種類以上の観葉植物を栽培してきた経験から、初心者の方へ「育て方」「インテリアグリーンの活用方法」などをわかりやすく情報発信しています。普段はOLをしている20代後半の社会人。
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