こんにちは!「観葉植物の育て方ナビ」運営者のmomoです。

つやつやと大きく広がる葉が魅力のモンステラですが、楽しみにしていた新芽がいつまで経っても出てこないと、「どうして?」「私の育て方が悪いのかな?」と不安になってしまいますよね。
実はモンステラの新芽が出ない、あるいは新しい葉が出ないまま成長が止まった状態になるには、明確な理由があります。
例えば冬の寒さや根詰まり、あるいは水耕栽培や挿し木をした後の環境変化など、原因はさまざまです。
新芽が出る時期や頻度、正常な出方を知っておくことで、今あなたのモンステラがどのような状態にあるのかが見えてきます。
新芽が黒い、茶色に変色して枯れる、あるいはふにゃふにゃになるといったトラブルも、植物からのSOSサインであることが多いのです。
この記事では、新芽がどこから出るのかといった基本から、元気がないサインの見極め方、スピリチュアルな意味まで詳しく解説します。
一緒に原因を見つけて、元気な新芽が出るようにケアしてあげましょう。
- モンステラの新芽が出なくなる主な原因と植物からの不調サイン
- 根腐れや根詰まりなど見えない部分のトラブルを見極める方法
- 季節や栽培方法に合わせた適切なケアと具体的な復活テクニック
- 新芽が健康に育つための環境づくりと日頃の管理ポイント

モンステラの新芽が出ない主な原因と症状
モンステラの新芽が出ないとき、そこには必ず「植物が成長できない理由」が隠されています。
まずは正常な新芽のサイクルを知り、現在の状態が単なるお休み期間なのか、それとも病気やトラブルによるものなのかを正しく判断することが大切です。
新芽はどこから出るのか
モンステラを育て始めたばかりの方がまず抱く疑問に「そもそも新芽ってどこから出てくるの?」というものがあると思います。
結論から言うと、モンステラの新芽は、茎にある「節(ふし)」の「成長点」と呼ばれる特定の場所から発生します。
モンステラを元気に育てる上で、この「節」の理解は非常に重要です。
節とは、茎の途中で少し太くなっている部分や、葉が茎から分かれる付け根(葉柄)の部分を指します。
よく観察すると、古い葉が落ちた跡が竹の節のように見えることもあります。
この節の、葉柄の付け根付近をよく見ると、小さな突起やわずかな膨らみが見つかることがあります。
これが「成長点」であり、新しい芽が出てくる基点(いわば「芽のタマゴ」)となります。

一般的に、新芽は株の先端に近い、比較的新しく元気な葉の付け根付近にある節から出やすい傾向があります。
これは、植物の成長ホルモンが先端部に集中しやすいためです(頂芽優勢)。
逆に、根元に近い古い茎や、表面が茶色く硬くなった「木質化(もくしつか)」した部分からは、成長点が活動を休止していることが多く、新芽が出にくくなる性質があります。
また、モンステラは茎から「気根(きこん)」という茶色い根のようなものを伸ばしますが、新芽は基本的にこの気根から直接出ることはありません。
新芽はあくまで茎の節から発生します。(ただし、非常に稀なケースとして、土の中の根や気根の付け根付近から芽が出ることもありますが、これは一般的ではありません)
成長点が活動を開始すると、最初「ドリル」や「槍」とも表現されるような固くくるくると巻いた筒状の形で新芽が伸びてきます。
これは、まだ柔らかくデリケートな新しい葉を、物理的なダメージから守るための形態だと考えられています。
正常な新芽の出方と特徴
健康なモンステラの新芽は、最初は薄緑色をした、固く巻かれた棒状の姿で現れます。
その形状が工具のドリルに似ていることから、愛好家の間では親しみを込めて「ドリル」と呼ばれています。
正常な新芽の出方は、以下のステップをたどります。
- 膨らみ(兆候): 成長点がぷっくりとふくらみ始めます。
- 出現(発芽): 1で発生したふくらみから、薄緑色の尖った先端が顔を出します。この時点では非常に柔らかくデリケートです。
- 伸長: 茎を伸ばしながら、ドリル全体が空へ向かって立ち上がります。
- 展開: 巻きついている葉が少しずつ緩み、葉が開いていきます。
健康なドリルは、表面にツヤとハリがあり、色は鮮やかなライトグリーンです。
もし、出てきたばかりのドリルが茶色っぽかったり、シワシワしていたりする場合は、根からの水分供給がうまくいっていない可能性があります。
新芽が出る時期と成長サイクル
モンステラは熱帯アメリカが原産の植物なので、基本的には「暖かい時期」に成長し、「寒い時期」には休むというサイクルを持っています。
日本のような四季がある環境では、気温が安定して20℃〜30℃になる春から秋にかけてが、新芽が出るメインのシーズンとなります。
| 時期 | モンステラの状態 | 新芽の動き |
|---|---|---|
| 春(5月〜6月) | 成長開始期 | 冬の休眠から目覚め、最初の新芽が動き出す時期。 |
| 夏(7月〜9月) | 成長旺盛期 | 最も活発に新芽を出す時期。次々とドリルが上がってくる。 |
| 秋(10月〜11月) | 成長鈍化期 | 気温低下とともにペースが落ちる。新芽が出ても開くのが遅くなる。 |
| 冬(12月〜4月) | 休眠期 | 成長がほぼ止まる。新芽は出ないのが一般的。 |

「冬なのに新芽が出ない」と悩む方が多いですが、室温が常に20℃以上保たれている温室のような環境でない限り、冬に新芽が出ないのは正常な反応です。
むしろ、冬に無理やり成長させようとすると株が疲弊してしまうため、「今は寝ているんだな」と見守ってあげることが大切です。
健全な株の新芽が出る頻度
「うちのモンステラ、成長が遅い気がする…」と心配になることもありますよね。
新芽が出る頻度は、日当たり、温度、鉢の大きさ、そして個体差によって大きく異なりますが、一般的な目安をお伝えします。
春から秋の成長期において、健康で根がしっかりと張っている株であれば、1ヶ月に1枚から2枚程度のペースで新しい葉を展開させます。
特に条件が良い真夏であれば、1枚の葉が開ききらないうちに、次のドリルが顔を出すこともあるほど旺盛です。
逆に、成長期であるはずの5月〜9月の間に、2ヶ月以上まったく新芽が出る気配がない場合は、何らかのトラブルを抱えている可能性が高いです。
「肥料不足かな?」と思いがちですが、多くの場合、光不足や根詰まりといった環境要因がブレーキをかけています。
ドリルから新芽が出るまでの期間
「ドリルは出ているのに、なかなか開かない!」とヤキモキすることもあるでしょう。
ドリルが顔を出してから、葉が完全に開ききって緑色が濃くなるまでの期間は、環境によりますがおよそ2週間〜1ヶ月程度です。
このスピードを左右するのは、主に「温度」と「湿度」です。
- 温度が高い時: 細胞分裂が活発になり、数日でスルスルと開くこともあります。
- 温度が低い時: 代謝が落ちるため、ドリルが出てから開くまでに1ヶ月以上かかることも珍しくありません。
また、湿度が不足していると、葉が物理的にくっついてしまい、開こうとしても開けない状態(展開不全)に陥ることがあります。
乾燥しやすい室内では、霧吹きでドリルを湿らせてあげるのが有効です。
momo以前モンステラを育てたとき、冬に出たドリルが1ヶ月経っても全然開かなくて、「中で腐っちゃってるんじゃないか…」と本気で心配して、毎日指でツンツン触ってしまったことがあるんです(笑)。
結局、春になったらパカッと綺麗に開いたので、あの時の心配は無用でした。
皆さんは焦らず待ってあげてくださいね。
新しい葉が長期間出ない時の点検
もし、成長期であるはずの春や夏になっても、モンステラの新しい葉が全く出ない、あるいは長期間動きが止まったままという場合は、株全体をくまなく点検する必要があります。
植物は言葉を話せませんが、体の各部にサインを出しているはずです。
以下のチェックリストを使って、原因を絞り込んでみましょう。
- 鉢底を確認: 鉢底の穴から根っこがはみ出していませんか?(根詰まりのサイン)
- 土の表面を確認: 水やりをして数日経つのに、土がジメジメ湿ったままではありませんか?(根腐れ・酸素不足のサイン)
- 葉の色を確認: 下の方の葉が黄色くなっていたり、全体的に色が薄くなっていたりしませんか?(根詰まり・肥料切れのサイン)
- 茎の状態を確認: 茎の根元が黒ずんでいたり、ブヨブヨと柔らかくなっていたりしませんか?(深刻な根腐れのサイン)


特に多いのが「根詰まり」です。鉢の中で根がパンパンになると、新しい根を伸ばすスペースがなくなり、地上部の成長もストップしてしまいます。
根詰まりと根腐れは症状が似ていますが、対処法が全く異なるため、正しく見極めることが重要です。
根詰まりや根腐れの詳しい見分け方については、以下の記事で解説していますので、迷った際はぜひ参考にしてみてください。
関連記事:モンステラの根詰まり症状とは?「根腐れ」との見分け方と対処法を解説



私も以前、3年ほど植え替えをサボってしまったことがあって。
鉢をひっくり返したとき、土がほとんど見えないくらい根っこがパンパンに回っていて、鉢の形そのままにスポンッ!と抜けたことがあります。
あの時はサボってしまったことを反省しましたね。
そのあとすぐに植え替えました。
新芽が成長途中で止まった理由
「ドリルが半分くらい出た状態で、そこから全く動かなくなってしまった」というケース。これはモンステラが「強烈なストレス」を感じ、身を守るために成長を緊急停止させた状態です。
考えられる主なストレス要因は以下の通りです。
1. 急激な環境変化(場所移動)
植物は環境の変化を嫌います。
例えば、それまで日陰にあった株を急に直射日光の当たる場所へ移動させたり、ショップから自宅へ連れ帰った直後だったりすると、環境に適応するためにエネルギーを使い、成長を止めることがあります。
2. エアコンの風による乾燥
エアコンやサーキュレーターの風が、新芽(ドリル)に直接当たっていませんか?
新芽は水分を多く含んでいますが、風が当たり続けると過度な蒸散が起き、脱水を防ぐために成長を止めて殻に閉じこもることがあります。


新芽の黒い変色は根腐れや寒さが要因
これはモンステラが出すサインの中で、最も危険レベルが高いものです。
出てきたばかりの柔らかい新芽が、黒く変色して溶けたようになったり、ポロリと取れてしまったりする場合、株の内部で深刻なトラブルが起きています。
| 原因 | 特徴と見分け方 | 緊急度 |
|---|---|---|
| 根腐れ | 土が湿っているのに新芽が黒くなる。腐敗臭がすることもある。水を吸い上げられず壊死している状態。 | 危険(即植え替え) |
| 冷害(凍傷) | 冬場の窓際などで発生。朝見たら急に黒くなっていることが多い。細胞が凍結して破壊された状態。 | 注意(保温対策) |
特に「根腐れ」の場合、新芽が黒くなるのは初期症状ではなく、すでに根のダメージが進行し、茎まで菌が回っている可能性があります。
このまま放置すると株全体が枯れてしまうため、早急な処置が必要です。
新芽が黒くなるメカニズムと具体的な救出方法については、こちらの記事で詳しく解説しています。


新芽が枯れる・茶色に変色するのは水切れや葉焼けのサイン
新芽が黒く腐るのではなく、「茶色くカサカサに枯れる」場合は、水分不足や熱によるダメージが疑われます。
1. 水切れ(乾燥ストレス)
モンステラは乾燥に比較的強い植物ですが、新芽を作る時期には多くの水分を必要とします。
この時期に水やりを忘れ、土がカラカラの状態が続くと、植物は「新しい葉を育てる余裕がない」と判断し、新芽をリストラ(枯死)させることがあります。
2. 葉焼け(直射日光)
新芽は赤ちゃんの肌のように薄く、抵抗力がありません。
真夏の強い日差しや西日が直撃すると、組織が高温になり、火傷をしたように茶色く変色してしまいます。
一度焼けてしまった部分は元に戻らないため、レースカーテン越しに移動させるなどの対策が必要です。


新芽がふにゃふにゃになる原因
せっかく出てきたドリルにハリがなく、触るとふにゃふにゃと柔らかい…。
これは植物体内の「膨圧(ぼうあつ)」が低下している状態です。簡単に言えば、細胞の中にパンパンに詰まっているはずの水分が足りていないのです。
ここで注意したいのが、「水が足りないから水をあげればいい」とは限らないことです。
- 単純な水不足: 土が乾いているなら、水をたっぷりあげれば数時間〜半日でシャキッと戻ります。
- 根腐れによる吸水不全: 土が濡れているのにふにゃふにゃしている場合、これは「根が腐っていて水を吸えない」状態です。ここでさらに水をあげると、腐敗を加速させてトドメを刺してしまいます。土の湿り具合を指で触って確認することが、正しい診断の第一歩です。
ドリルが開かない時は湿度不足を疑う
「ドリルは立派に育っているのに、のり巻きのように固まったままで、いつまで経っても葉が開かない」というお悩みも非常によく耳にします。
この現象の最大の原因は、ズバリ「空気の乾燥」です。
モンステラの葉が重なり合った状態からスムーズに展開するためには、葉の表面に適度な湿り気(潤滑剤の役割)が必要です。
原産地の熱帯雨林は湿度が高いため自然に開きますが、日本の室内、特にエアコンが効いた部屋では湿度が不足しがちです。
その結果、葉同士がくっついて摩擦が大きくなり、物理的に開けなくなってしまうのです。
モンステラの新芽が出ない時の対処と復活法


原因がある程度特定できたら、次はいよいよ実践編です。
眠っているモンステラを目覚めさせ、再び元気な新芽を出してもらうための具体的な対処法と、弱った株を復活させるテクニックを解説します。
モンステラの新芽の出し方は?
「どうすれば新芽が出ますか?」という質問に対する答えは、実はとてもシンプルです。
モンステラが本来持っている生命力を引き出すために、「光・温度・水・風」のバランスを整えること、これに尽きます。
特別な薬品を使うよりも、以下の基本を見直すだけで、驚くほど変化が現れます。
- 20℃以上の温度をキープ: モンステラの代謝酵素が最も活発になるのは25℃前後です。
- レースカーテン越しの光: 「明るい日陰」がベストです。光合成で作られたエネルギーが、新芽の材料になります。
- メリハリのある水やり: 「土が乾いたらたっぷり」を徹底します。乾湿の差が根を強くし、酸素を供給します。


特に重要なのが「光合成」です。エネルギーがなければ新しい体(新芽)は作れません。
暗い部屋に置いている場合は、少しずつ明るい場所へ移動させるだけで、スイッチが入ったように新芽が出てくることが多いです。
モンステラを復活させる方法はある?
もしあなたのモンステラが、葉が落ちて茎だけになってしまったり、根腐れで瀕死の状態だったとしても、決して諦めないでください。
モンステラは観葉植物の中でもトップクラスの生命力を持っています。
茎が緑色をしていて、硬さが残っていれば、そこにはまだエネルギーが蓄えられています。
「茎伏せ(くきふせ)」といって、茎を湿った水苔の上に横たえておくだけで、節から新しい根と芽が出てくることもあります。
復活のポイントは、「人間が手出しをしすぎないこと」です。弱っている時にあれこれいじり回すと、かえって体力を消耗させます。
適切な環境(明るい日陰、暖かい場所)を用意したら、あとは植物の生きる力を信じて、静かに見守る「待つケア」が最大の復活術となります。
日光不足を解消して徒長を防ぐ置き場所
「新芽が出ない」だけでなく、「ヒョロヒョロと長く伸びて葉が小さい」という場合は、典型的な日光不足(徒長:とちょう)です。
植物は光が足りないと、光を求めて茎を長く伸ばそうとします。これにエネルギーを使ってしまうため、立派な葉を作る余力が残りません。
モンステラの置き場所として理想的なのは、「南向きか東向きの窓辺で、レースカーテン越しの光が当たる場所」です。
窓から2〜3メートル離れるだけで、植物に届く光の量はガクンと減ってしまいます。
もし窓際に置けない場合は、植物育成用のLEDライトを活用するのも非常に有効な手段です。
ただし、急に暗い場所から直射日光の当たる場所へ出すと「葉焼け」を起こすので、1週間くらいかけて少しずつ明るい場所へ慣らしていくのがコツです。
弱った株への肥料は逆効果になる
「モンステラが元気ないから、栄養ドリンク(肥料)をあげて元気にしよう!」この親心、実は植物にとっては命取りになることがあります。
押さえておいてほしいポイントは、肥料は「元気な時」に与えるものであるということです。
肥料に含まれる窒素などの成分は、根が健全に活動していないと吸収されません。
弱っている株や、冬の休眠期に肥料を与えると、土の中の肥料濃度が高くなりすぎて、根から水分を奪ってしまう「肥料焼け」を起こします。
これは、風邪で胃腸が弱っている時に、揚げ物を無理やり食べさせるようなものです。



これ、本当にやりがちなんです…。
私も過去に元気がなくなった株を見て「栄養つけなきゃ!」と高い肥料をたっぷりあげてしまい、結果的に枯らしてしまった苦い経験があります。
あの時は本当にショックを受けました。
皆さんには同じ悲しい思いをしてほしくないので、弱っている時は肥料をあげるのはやめてあげてくださいね。
新芽が出ない、元気がない時は、固形肥料や液体肥料はストップしてください。
その代わりにおすすめなのが、「活力剤(かつりょくざい)」です。メネデールやリキダスといった活力剤は、肥料(ご飯)ではなくサプリメントのようなもので、発根を助けたり、光合成を促進したりする微量要素が含まれています。
弱った株には、まず活力剤を与えて根の回復を待つのが鉄則です。
肥料と活力剤って何が違うの??という疑問を持った方には、以下の記事でその違いやオススメの商品を紹介していますので、ぜひご覧ください。


根詰まり対策には適切な植え替えを行う
何年も植え替えをしていない場合、鉢の中は根っこでギュウギュウ詰めになっています。
これでは水も空気も通らず、新芽を出すどころではありません。以下のようなサインがあれば、植え替えの適期です。
- 鉢底から根が出ている。
- 水やりをしても、水がなかなか染み込んでいかない。
- 鉢が変形している。
植え替えを行う際は、今の鉢よりも「一回り(直径が3cm程度)大きい鉢」を選びましょう。
いきなり大きすぎる鉢に植えると、土の量が多すぎて乾きにくくなり、今度は根腐れの原因になります。


植え替え後に新芽が出ない場合
「根詰まりだと思って植え替えたのに、全然新芽が出ない!」と焦る必要はありません。
植え替え直後の植物は、切れたり傷ついたりした根を修復することに全エネルギーを集中させています。
この期間を「養生期間(ようじょうきかん)」と呼びます。


地上部の成長はいったんストップしますが、土の中で根は一生懸命伸びようとしています。
通常、植え替えから2週間〜1ヶ月ほど経ち、根が新しい土に定着すると、再び新芽が動き出します。
それまでは肥料を与えず、直射日光を避けた優しい環境で休ませてあげてください。
新芽が冬に出ない時の管理術
冬に新芽が出ないのは、モンステラが寒さから身を守るために「省エネモード(休眠)」に入っているからです。
この時期の目標は「新芽を出すこと」ではなく、「枯らさずに冬を越すこと」に切り替えましょう。
- 水やりは控えめに: 気温が10℃を下回ると吸水力が落ちます。土の表面が乾いてから3〜4日、あるいは1週間あけてから水やりをします。樹液の濃度を高めることで、耐寒性がアップします。
- 保温対策: 窓際は夜間に急激に冷え込みます。夕方になったら厚手のカーテンを閉めるか、部屋の中央へ移動させましょう。
- 葉水で保湿: 暖房をつけると空気が乾燥し、ハダニが発生しやすくなります。根への水やりは控えますが、葉への霧吹きは毎日行うのが理想です。
気象庁HPのデータによると、東京でも1月や2月の最低気温は氷点下になることがあります。
モンステラが耐えられるのは5℃程度までですので、室内であっても窓際の温度管理には十分注意してください。
挿し木から新芽が出ない原因と対策
挿し木(茎伏せや水挿し)をしたけれど、新芽が出る気配がない場合。
これは「発根(根が出ること)」がまだ完了していない可能性が高いです。
植物のルールとして、基本的に「根が出るのが先、芽が出るのは後」です。
根がない状態で芽を出してしまうと、水分を維持できずに枯れてしまうからです。
挿し木から新芽が出るまでには、早くて1ヶ月、条件によっては3ヶ月以上かかることもあります。
失敗の原因として多いのは、挿し穂(カットした茎)の切り口から雑菌が入って腐ってしまうことです。
水挿しの場合は水をこまめに交換し、土に植える場合は清潔な新しい用土を使うことが成功への近道です。
水耕栽培で新芽が出ない時の対処法
土を使わない水耕栽培(ハイドロカルチャーなど)は清潔でおしゃれですが、土栽培に比べるとどうしても成長スピードは遅くなります。
水だけでは、新芽を作るための栄養素が圧倒的に足りないからです。
水耕栽培で新芽を出したい場合は、「水耕栽培専用の液体肥料(ハイポネックス微粉など)」を、規定量より薄めにして水に混ぜてあげましょう。
また、水中の根が酸欠にならないよう、定期的に水を入れ替えて新鮮な空気を供給することも大切です。
一方、もし水耕栽培の根が茶色く溶けているようであれば根腐れです。対処法はこちらの記事が参考になります。


新芽とスピリチュアルな意味
最後に、少し違った視点からモンステラの新芽についてお話ししましょう。


風水やスピリチュアルな世界では、モンステラは「湧き出る水」を象徴し、金運や対人運をアップさせる植物として非常に人気があります。
そんなモンステラから新芽が出ることは、「新しいチャンスの到来」や「エネルギーの流れが良くなっているサイン」だと言われています。
植物が元気に育つ家は、そこに住む人にとっても居心地が良い場所である証拠です。
新芽が出ない時期は「エネルギーを溜め込んでいる準備期間」と捉え、ドリルが出てきたら「幸運が動き出した!」と前向きに楽しんでみてはいかがでしょうか。
まとめ:モンステラの新芽が出ない悩みの解決策
モンステラの新芽が出ない原因は、根腐れや根詰まりといった物理的なトラブルから、冬の休眠といった生理現象までさまざまです。
大切なのは、焦ってあれこれ手を出す前に、まずは今のモンステラが「何を求めているか」をじっくり観察することです。
土は濡れすぎていないか? 光は足りているか? 根詰まりしていないか? これらを一つずつチェックし、環境(光、温度、風)を見直してあげてください。
モンステラはとても素直な植物です。正しいケアを続ければ、必ずその生命力で応えてくれます。
あの可愛らしいドリルが顔を出す日を楽しみに、気長に付き合っていきましょう。









