こんにちは!「観葉植物の育て方ナビ」運営者のmomoです。
買ったときはあんなに小さくて可愛かったのに、気づけば四方八方に葉を広げ、自由奔放に暴れまわっているモンステラ。

「元気に育ってくれて嬉しい!」と思う反面、正直なところ「これ以上横に広がると置き場所がない」「茎の重みで倒れてきそうで怖い」と、途方に暮れていませんか?
そんな時に頼りになるのが支柱ですが、カインズやコーナンといったホームセンターで専用のものを探すと意外と値段が高かったり、いかにも畑用といった緑色のプラスチック製だったりして、せっかくのインテリアが台無しになってしまうことってありますよね。
そこで今回、私が自信を持っておすすめしたいのが、おしゃれな雑貨が揃う100円ショップのセリアで手に入る支柱なんです。
「大切なモンステラを100均のアイテムに任せて大丈夫?」と不安に思うかもしれませんが、実はセリアの園芸用品はデザイン性と機能性を兼ね備えた、私たち植物好きの間では神コスパアイテムの宝庫として定番の選択肢になりつつあるんですよ。
この記事では、植物学的な視点から見る支柱の必要性や市場で出回っている支柱の種類、セリア製品とダイソー製品の比較、さらには在庫がない時に役立つ代用アイデアやセリアのアイテムを使った自作支柱の作り方、他にも、ココスティック活用のメリットや使い方や流木を活用した支柱の作り方までを余すところなく解説します。
これを読めば、あなたの悩みの種だった暴れん坊モンステラが、まるでリゾートホテルのようにスッキリとおしゃれな姿に生まれ変わりますよ。ぜひ最後までお付き合いくださいね!
- 放置するとどうなる?モンステラに支柱が必要な「植物学的」な理由と3つのリスク
- ダイソーやホームセンター製品との徹底比較でわかる、失敗しない支柱の選び方
- 植物を傷つけない「8の字結び」など、正しい支柱の立て方と固定テクニック
- 100均アイテムだけで作れる!本格モスポールや流木風支柱のDIYアイデア
モンステラの支柱選びでセリアが人気の理由

モンステラを長く育てていると、ある日突然「あれ?なんか形がおかしいかも…」と気づく瞬間がありますよね。
それは、モンステラが本来持っている「つる性」という性質が関係しています。
ここでは、なぜモンステラに支柱が必要なのかという植物学的な理由から、数ある100円ショップの中でもなぜ「セリア」が人気なのか、その理由を深掘りしていきましょう。
モンステラを支柱なしで育てるとどうなる
「自然な姿が一番だから、支柱なんて立てたくない」という方もいらっしゃるかもしれません。
確かに、自生地のジャングルでは、モンステラは誰の手も借りずに育っています。しかし、そこには決定的な違いがあります。
それは「支えとなる巨木があるかどうか」です。
モンステラ・デリシオーサなどのモンステラ属は、学術的には「半つる性着生植物」に分類されます。
これは、地面に根を張りながらも、近くにある大きな木や岩に気根(きこん)を張り付かせ、よじ登るように成長する植物のことを指します。
つまり、彼らにとって「何かに寄りかかること」は、生存するための本能であり、健全な成長の条件なのです。
では、支柱なしで室内で育て続けるとどうなるのでしょうか?
まず、「匍匐(ほふく)成長」によるスペースの圧迫が起こります。
上に登る足がかりを失ったモンステラは、光を求めて床を這うように横へ横へと茎を伸ばします。
最初は可愛かった株も、気づけば直径1メートルを超え、部屋の通路を塞ぐ邪魔な存在になりかねません。
掃除機をかけるのも一苦労…なんてこと、よくありますよね。
次に、「健康状態の悪化」です。
横に広がった葉は互いに重なり合い、下の方にある葉には日光が当たらなくなってしまいます。
光合成ができなくなった下葉は黄色くなって枯れ落ち、株全体の体力が低下します。
さらに、葉が密集することで風通しが悪くなり、カイガラムシやハダニといった害虫の温床になったり、蒸れて病気になったりするリスクも激増します。

- 茎折れの危険: 巨大化した葉の重み(水分を含むとかなりの重量になります)に茎が耐えきれず、ある日突然バキッと折れてしまうことがあります。
- 樹形の乱れ: 光の方向に向かってあちこちに向くため、まとまりのないボサボサの姿になり、インテリアとしての美観が損なわれます。
- 鉢の転倒: 重心が鉢の外側に偏るため、少し触れただけで鉢ごとひっくり返るようになり、床を土まみれにする事故が起きやすくなります。
このように、日本の限られた住宅事情でモンステラと長く付き合っていくためには、支柱を使って「縦の空間」を活用し、現地の環境(木に登っている状態)を再現してあげることが不可欠なのです。
モンステラに活用できる支柱の種類とその特徴
「よし、モンステラのために支柱を買おう!」と思い立ってホームセンターやネットショップを見てみると、その種類の多さに驚いてしまいませんか?
「棒ならなんでもいい」と思いがちですが、実は選ぶ素材によって、モンステラの「育ち方(葉の大きさや切れ込み具合)」や「お部屋の雰囲気」がガラリと変わってしまうんです。
モンステラとの相性や、目指すインテリアのスタイルに合わせて最適なものを選べるよう、代表的な4つのタイプについて、それぞれのメリット・デメリットを深掘りして解説します。

| 種類 | 価格帯 | 気根の定着 | インテリア性 | こんな人におすすめ |
|---|---|---|---|---|
| ①プラスチック | 低 | △(滑る) | △(畑っぽい) | とにかく安く済ませたい人 |
| ②ヘゴ支柱 | 高 | ◎(刺さる) | ◯(野性的) | 本格的に巨大化させたい人 |
| ③ココヤシ | 中 | ◯(絡む) | ◎(ナチュラル) | おしゃれさとコスパを両立したい人 |
| ④流木・自然木 | 無料~高 | ◯(形による) | ◎(アート) | 一点物のデザインを楽しみたい人 |
1. プラスチック支柱(園芸用ポール・イボ竹)
ホームセンターや100均で最もよく見かける、緑色の棒です。
表面に植物が滑り落ちないように「イボイボ」がついていることから「イボ竹」とも呼ばれます。
- メリット: 何といっても圧倒的な安さと耐久性です。鋼管を樹脂でコーティングしているものが多く、非常に頑丈で、水やりで濡れても絶対に腐りません。重いモンステラを物理的に支える「強度」だけなら最強です。
- デメリット: 表面がツルツルしたプラスチックなので、モンステラの気根が張り付くことができず、自力で登ることができません。そのため、ビニールタイなどで細かく結束する必要があります。また、あの鮮やかな緑色が、どうしてもお部屋の中で「家庭菜園感(畑っぽさ)」を出してしまうのがインテリア好きとしては辛いところですね。
2. ヘゴ支柱(ヘゴ棒)
シダ植物である「ヘゴ」の幹を乾燥させて棒状にしたものです。園芸歴の長いベテラン勢にとっては、モンステラの支柱といえばコレ!という絶対的な存在です。
- メリット:表面が荒い繊維の塊なので、気根が突き刺さるように活着(かっちゃく)します。一度活着すると、モンステラは「安定した!」と認識し、葉の切れ込みが深くなり、サイズが劇的に巨大化します。また、適度な保水性があり、支柱に水をかけることで気根から水分補給ができるのも大きな強みです。
- デメリット:最大のネックは入手難易度です。原料となるヘゴが乱獲により絶滅の危機に瀕しているため、ワシントン条約(CITES)で国際取引が厳しく規制されています(出典:経済産業省「ワシントン条約規制対象種の調べ方 附属書『植物』」)。現在は価格が高騰しており、ホームセンターでも滅多に見かけなくなりました。また、黒くて毛羽立った見た目が怖いと感じる方もいるようです。
3. ココヤシ支柱(ココスティック・ココポール)
プラスチックパイプなどの芯材に、ココヤシの繊維をマット状にして巻き付けたものです。
現在、入手困難なヘゴ支柱に代わって、世界のスタンダードになりつつあるのがこのタイプです。
- メリット:天然素材のナチュラルな風合いが、モンステラの木質化した茎や気根と完璧にマッチします。表面の摩擦力が高いので、紐で結んだ時にずれにくく、固定が容易です。
- デメリット:ヘゴほどの保水力はないため、水をかけてもすぐに乾いてしまいます。「気根に水を吸わせる」という点では効果は限定的です。また、100均やホームセンターではほとんど取り揃えておらず、ネット通販でのみの購入となってしまう点もデメリットと言えます。
4. 流木・自然木
海岸や川で拾った流木や、山で採れた枝を使います。最近はおしゃれなインテリアショップでも、流木仕立てのモンステラを見かけるようになりましたね。
- メリット:自然が生み出した複雑な曲線を活かせるため、世界に一つだけのアート作品のような仕立てが可能です。モンステラの野性味を引き出すには最高の素材であり、インテリアとしての完成度は頭一つ抜けています。
- デメリット:形が複雑なので、植物を沿わせるのにテクニックが要ります。「ここに茎を持ってきたいのに、枝が邪魔!」なんてこともしばしば。また、拾ってきたものをそのまま使うと、中から虫が出てきたり、すぐにカビが生えたりするリスクがあります。煮沸消毒やアク抜きなどの下処理をしっかり行う必要があります。
ココスティック活用のメリットや使い方
ココスティック(ココヤシ支柱)活用最大のメリットは、その「圧倒的なインテリアへの馴染みやすさ」です。
モンステラの茎は成長すると茶色く木質化(もくしつか)していきます。
また、気根も茶色です。ここに緑色のプラスチック支柱を立てると色のコントラストが強すぎて目立ってしまいますが、ココヤシ支柱の茶色い繊維は、植物の一部であるかのように自然に溶け込みます。
また、「植物への優しさ」も見逃せません。
硬いプラスチックや金属の支柱は、風で揺れたり結束バンドで締め付けたりした時に、柔らかい植物の組織を傷つけてしまうことがあります。
しかし、ココヤシ繊維は適度なクッション性があるため、茎や気根が触れてもダメージを与えにくいのです。
具体的な使い方のポイントは、「気根のポケット」として活用することです。
モンステラの気根は、何かに触れると成長を促進させたり、分岐して張り付こうとしたりする性質があります。
ココヤシ支柱のザラザラした表面は、気根にとって絶好の足場です。
支柱を立てたら、伸びてきた気根をココヤシ繊維に押し当てるように誘引してあげてください。
うまくいけば、気根が繊維の隙間に食い込み、紐なしでも自立できるようになります。
こうなると株全体が安定し、モンステラは「ここは安全だ」と認識して、より切れ込みの深い大きな葉を展開してくれるようになりますよ。
インテリアに馴染むおしゃれな支柱
モンステラをインテリアの主役として飾るなら、支柱のデザインにもこだわりたいですよね。
「支柱=植物を支える裏方」というイメージが強いかもしれませんが、最近では「支柱そのものをインテリアとして楽しむ」というスタイルが定着してきています。
せっかくおしゃれな鉢や家具で揃えているのに、そこに無骨な緑色のイボ竹が一本あるだけで、お部屋の雰囲気が台無しになってしまった…なんて経験はありませんか?
ここでは、お部屋のテイストを格上げしてくれる、デザイン性の高い支柱の選び方やトレンドについてご紹介します。
1. スタイリッシュな「アイアン(金属)支柱」
今、インスタグラムなどのSNSで特に人気なのが、細い金属製のフレームで作られたアイアン支柱です。
ゴールドやマットブラックに塗装された幾何学的なデザイン(円形、六角形、アーチ型など)は、まるでオブジェのような存在感があります。
- 相性の良いスタイル: モダン、ホテルライク、韓国風インテリア
- 特徴: 線が細いので圧迫感がなく、モンステラの葉の形を邪魔しません。ヒメモンステラやマドカズラといった、葉が小さめの品種や、つるが長く伸びるタイプをくるくると巻き付けるのに最適です。セリアなどの100円ショップでも、小さめのアイアン風トレリスが手に入りますよ。
2. 存在感を消す「クリア(透明)支柱」
「支柱を目立たせたくないけど、しっかり支えたい」という方におすすめなのが、透明なプラスチックやアクリルで作られたクリア支柱です。
特に、中に水苔を詰めるモスポールタイプで背面が透明になっているものは、見た目が美しいだけでなく、中の根の成長具合(発根の様子)を観察できるというマニアックな楽しみ方もできます。
- 相性の良いスタイル: 北欧、シンプル、ホワイトインテリア
- 特徴: 遠目で見ると支柱が見えなくなるため、モンステラが空中に浮いているような不思議な浮遊感を演出できます。これは市販品だと少しお値段が張りますが、100均のクリアファイルや硬質カードケースを筒状に加工して自作する人もいます!
3. 温かみのある「ラタン・バンブー(竹)素材」
天然素材そのものの風合いを活かした支柱は、やはり植物との馴染みが抜群です。
ただし、和風になりすぎないように選ぶのがポイントです。
例えば、竹素材でも節を削って滑らかに加工されたものや、ラタン(籐)を編み込んで作られた装飾的なものは、リゾートホテルのような高級感を醸し出します。
- 相性の良いスタイル: BOHO(ボヘミアン)、アジアンリゾート、和モダン、ナチュラル
- 特徴: 時間が経つにつれて色が飴色に変化していく経年変化(エイジング)も楽しめます。麻紐やジュートロープとの相性が最高なので、固定する紐にもこだわると統一感が出ますよ。
おしゃれに見せる一番のコツは、「鉢の色や質感とリンクさせること」です。
例えば、黒い陶器鉢なら支柱もマットブラックのアイアンに、素焼きのテラコッタ鉢ならココヤシや木製の支柱に合わせると、全体にまとまりが出てプロっぽい仕上がりになります。
最近は100円ショップでも、マスキングテープやリメイクシートを使って、普通のプラスチック支柱を「大理石風」や「木目調」にカスタマイズするDIYも流行っています。
「売っていないなら作っちゃおう!」という発想で、自分のお部屋にシンデレラフィットする支柱を用意するのも、園芸の楽しみの一つですね。
100均「ダイソー」の支柱と比較
同じ100均のダイソーにもプラスチック支柱は取り揃えられています。
価格はどちらも110円帯が中心ですが、違いとしてセリアの方が幅広いサイズ展開がされており、120cmを超える支柱などバラエティに富んでいるのが特徴です。
一方で、セリアはダイソーに比べ店舗数が少ないことから、アクセスが悪くなる可能性が考えられます。
また、ダイソーにはネット通販サイトがありますが、セリアには用意されていないことから、実際に足を運んで店頭で購入しなければならないという不便さがある点も考慮しなければなりません。
- セリア:2072店舗(2025年3月時点)
- ダイソー:3893店舗(同年2月時点)※「DAISO」の国内店舗のみ計上

カインズやコーナンといったホームセンターの品揃え
ここまで100均を推してきましたが、もちろんホームセンター(カインズ、コーナンなど)にはホームセンターの良さがあります。
それは以下のような「100均では取り扱いが少ない専門性の高い支柱が手に入る」ことです。
- サイズの大きい竹支柱(120cm以上も多く、大型鉢向けに安定性が高い)
- 金属パイプ支柱(耐久性が高く、屋外利用にも適する)
- へゴ支柱(シダ科植物由来の素材で、通気性が良く気根が絡みやすい)
これらの支柱は、モンステラが大きく成長したときや、天井まで伸ばしたいと考えている場合に役立ちます。
デメリットとしては、100均に比べ価格が高い点ですが、その分質感も良く、長持ちするため長期利用する場合はホームセンターの支柱もおすすめです。
また、サイズ展開も幅広く、プラスチック支柱に関して言えば60cm~210cm程度までラインナップがあるのも魅力的です。
100均で販売されている支柱サイズを超えるモンステラを育てる場合は、ホームセンターの商品に買い替えると良いでしょう。
セリアの支柱でモンステラをケアする方法
さて、最適な支柱(今回はセリアのココヤシ支柱を想定)を手に入れたら、いよいよ実践編です。
ただ土に挿せばいいというものではありません。
モンステラの生態を理解した上で正しく設置しないと、逆に根を痛めたり、変な形に育ってしまったりします。
ここからは、私が実践している「失敗しないケア方法」をステップバイステップで解説します。
失敗しない支柱の簡単な立て方
支柱立てで最も緊張する瞬間、それは「支柱を土に突き刺すとき」です。見えない土の中で、大切な太い根(主根)をブチッと切断してしまわないか、ヒヤヒヤしますよね。
最も安全で推奨されるタイミングは、「植え替えと同時に行うこと」です。鉢から株を抜いた状態であれば、根の張り具合が丸見えなので、根の少ないスペースを狙って確実に支柱を配置できます。
支柱を鉢底までしっかり到達させ、その周りに土を入れて固めることで、グラつきのない最強の安定感を得られます。
しかし、「今は植え替え時期じゃないけど、とにかく傾きを直したい!」という場合もありますよね。そんな時は、以下の手順で慎重に行ってください。
- 土を乾かし気味にする: 水やり直後の濡れた土は重く締まっており、支柱が入りにくい上に、摩擦で根が切れやすくなります。土が乾いてサラサラしている時の方が、根が逃げやすく安全です。
- 挿す位置を見極める: モンステラには「背中」と「お腹」があります。気根が出てくる側が「背中」で、葉が向いている方向が「お腹」です。支柱は必ず「背中側(気根が出る側)」の茎にできるだけ近づけて挿します。
- 回転させながら挿入する: 支柱を真上から力任せに押し込むのはNGです。ドリルのように左右に少し回転させながら、ゆっくりと沈めていきます。こうすることで、細い根なら押しのけて進むことができます。
- 異音・感触に注意する: 「ブチッ」「ガリッ」という感触があったら、太い根に当たっています。無理に進めず、一度引き抜いて数センチ位置をずらして再トライしてください。
茎から出る樹液に注意!
支柱を挿した時に誤って茎に刺してしまうこともあると思います。その時に注意しなければならないのが、茎から漏れ出る樹液です。
モンステラの樹液には「シュウ酸カルシウム」という成分が含まれており、肌に触れるとかゆみやかぶれを引き起こすことがあります。
厚生労働省の資料でも、モンステラを含むサトイモ科植物に含まれるシュウ酸カルシウムは皮膚や粘膜への刺激性があることが示されています(出典:厚生労働省「自然毒のリスクプロファイル」)。
そのため、肌が弱い方は必ず手袋をして作業するようにしましょう。
モンステラの葉の広がりを抑える方法は?

支柱を立てたら、次は植物を固定する作業「誘引(ゆういん)」です。ここで多くの人がやってしまいがちな間違いが、「葉柄(ようへい)を結んでしまうこと」です。
先ほども少し触れましたが、モンステラの構造は「茎」と「葉柄」に分かれています。「茎」は節があり、新しい芽や根が出る太い軸の部分、「葉柄」は、その茎から伸びて葉っぱを支えている細長い棒状の部分です。
植物は、太陽の光を効率よく浴びるために、葉の向きを一日の中で微調整しています(光屈性)。この動きを担っているのが葉柄です。
もし、広がりを抑えたいからといって葉柄を紐で縛り付けてしまうと、モンステラは光の方を向けなくなり、強いストレスを感じます。
最悪の場合、葉柄がねじれたり、ストレスで葉を落としたりすることもあります。
なので、もし葉の広がりを抑えたい場合は必ず「茎(節と節の間)」を固定しましょう。
紐を結ぶ際は、支柱と茎を密着させてガチガチに縛るのではなく、「8の字結び」を採用しましょう。
- 紐を支柱にかける。
- 紐を一度クロスさせて(ねじって)、8の字を作る。
- 作った輪の中に茎を通し、優しく結ぶ。
こうすることで、支柱と茎の間に紐のクッションができ、成長して茎が太くなっても食い込みにくくなります。また、指一本分くらいの「あそび」を持たせておくのが、植物への思いやりです。

邪魔な気根の処理と固定のコツ
モンステラが元気に育つと、茎の各節からニョキニョキと茶色い紐のような「気根」が伸びてきます。
これが空中にぶら下がっている姿は野性的でカッコいいのですが、あまりに伸びすぎると「床につく」「見た目が散らかる」といった悩みも出てきます。
「切ってもいいのか」という疑問をよく見かけますが、結論から言うと、邪魔なら切っても大丈夫です。気根を数本切ったからといって、株全体が枯れることはまずありません。
ただし、気根は空気中の水分を吸収したり、呼吸を助けたりする役割も持っているので、全て切り落とすよりは残しておいた方が生育は良くなります。
そこでおすすめなのが、「支柱への誘引」です。
ココスティックの場合、伸びてきた気根を湿らせて柔らかくし(乾いていると折れやすいので注意!)、支柱の周りにクルクルと巻き付けたり、ココスティックの中に先端を差し込んだりします。
こうすると、気根が天然の結束バンドの役割を果たし、株を強固に支えてくれるようになります。見た目もスッキリし、現地のような「幹」のような太いシルエットになって迫力が出ますよ。
どうしても支柱に収まらない長い気根は、鉢の土の中に誘導して埋めてしまいましょう。土の中に入ると、気根は「土壌根」に変化し、そこから水や養分をゴクゴク吸い上げて株の成長を加速させてくれます。

支柱のカビ対策と長持ちさせる工夫
木製支柱やココスティックを使う上で避けられない宿命、それが「カビ」と「腐食」です。
日本の高温多湿な環境、そして常に湿っている鉢土の中に有機物を埋め込むわけですから、何もしなければ数ヶ月でカビが生えたり、土中の部分が腐って折れたりするのは当たり前です。
少しでも長く、清潔に使うための私の裏技をご紹介します。私が普段行っている防腐方法のポイントとしては、「土に埋まる部分だけに処置をする」のが鉄則です。
- 方法① アルミホイル巻き: 土に埋める予定の深さ(約10cm〜15cm)の部分に、アルミホイルを隙間なく巻き付けます。これだけで土や微生物との直接接触を遮断でき、腐食を劇的に遅らせることができます。
- 方法② ペットボトルカバー: 小さなペットボトルを切って筒状にし、支柱の下部に被せるのも有効です。
- 方法③ 防腐剤の塗布: 100均の木部用ニスや防腐剤を、埋め込み部分に塗って乾かしてから使用します(植物に影響の少ないものを選んでください)。
また、地上部分にカビ(白いフワフワしたもの)が生えてしまった場合は、早めにアルコール除菌スプレーを染み込ませたティッシュで拭き取りましょう。
風通しを良くし、サーキュレーターの風を当てることも最大の予防策です。
支柱の代用になる便利アイテム
「植え替えの途中で支柱がないことに気づいた!」「セリアに行ったら売り切れだった!」そんな緊急事態には、身近なもので代用しましょう。意外となんとかなります。
- 突っ張り棒(ショートタイプ): これが最も現実的な代用品です。100均にも売っている短い突っ張り棒は、強度が抜群。茶色や木目調のものを選べば違和感も少ないです。ただし、錆びやすいので土に埋める部分はラップなどを巻いてください。
- 菜箸(さいばし): まだ小さな4号~5号鉢のモンステラなら、料理用の菜箸で十分支えられます。竹製なので植物との相性も悪くありません。可愛い柄のものを使えばポップな印象に。
- 流木や太い枝: 公園で拾った枝(※許可が必要な場所では拾わないでください)や、海岸の流木。熱湯消毒や煮沸をして虫を処理すれば、最高におしゃれな支柱になります。
モンステラの支柱を自作(DIY)する方法
「既製品では満足できない」「自分のモンステラにぴったりのサイズがない」という方は、DIYに挑戦してみましょう。セリアのアイテムだけで、驚くほどクオリティの高い支柱が作れます。
一番簡単なのは、「鉢底ネットを使ったモスポール風支柱」です。
網なので通気性が良く、中に入れた素材が見えるので見た目もおしゃれ。しかも、好きな長さでカットしたり、連結したりするのも自由自在です。
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《必要なもの》
- 園芸用鉢底ネット2枚入り(30cm×20cm)
- 結束バンド
- 水苔
- 細い棒状支柱
《作り方》
- ネットをくるくると丸め、直径4cm~5cmほどの筒を作ります。
- 筒の端を結束バンドで留めて固定します。
- 筒の中に、水苔を詰め込みます(菜箸などを使うとうまく敷き詰められます)。
- 細い棒状支柱を敷き詰めた水苔の中に回しながら挿しこみます。
- 1~4で作成したモスポール風支柱を鉢に挿して完成!
設置後は、このモスポール自体に霧吹きや給水をして、常に湿った状態を保つのがポイントです。
気根が水苔の中に潜り込んでいく様子を観察するのは、本当に楽しいですよ!
モンステラの支柱に流木を使うメリット
インテリア性を極めるなら、やはり「流木」に勝るものはありません。流木を使う最大のメリットは、その「有機的なフォルム」です。
モンステラ自体、決して真っ直ぐ育つ植物ではありません。あっちを向き、こっちを向き、自由奔放に育つのが彼らの魅力。そんなモンステラに、定規で引いたような真っ直ぐなポールを添えると、どうしても「矯正されている感」が出てしまいます。
一方、流木は曲がりくねり、ゴツゴツしています。この不規則な形がモンステラの茎と絡み合うと、まるでそこだけ熱帯雨林の一部を切り取ってきたかのような、素晴らしい調和が生まれます。
また、流木の表面の凹凸や割れ目は、気根が引っかかるのにちょうど良いフックとなり、機能面でも優れているのです。
手に入れた流木を加工して自作支柱を作る方法

「海や川で素敵な形の流木を拾った!」「ネットで好みの流木を購入した!」という方へ。その流木を使って、世界に一つだけのオリジナル支柱を作ってみませんか?
本物の流木は、プラスチックにはない圧倒的な存在感と有機的な美しさがあり、モンステラとの相性は最高です。
ただし、自然のものだからこそ、そのまま鉢に挿すのは絶対にNGです。虫が湧いたり、塩分で植物が枯れたりするのを防ぐために、しっかりとした下処理と加工が必要になります。
ここでは、私が実践している「流木を安全な園芸用支柱にする手順」を詳しく解説します。加工に必要な道具も、実はほとんどセリアで揃うんですよ。
ステップ1:徹底的な下処理(アク抜き・殺菌)
拾ってきた流木には、目に見えない虫の卵や雑菌、海なら塩分が含まれています。これらを取り除くのが最も重要な工程です。
- 洗浄: タワシを使って表面の砂や汚れをゴシゴシ洗い落とします。
- アク抜き・塩抜き: バケツに水を張り、流木を数日間~1週間ほど沈めておきます(水は毎日交換)。重曹を入れるとアクが抜けやすくなります。
- 殺菌・殺虫: 鍋で煮沸するか、熱湯をたっぷりかけて熱消毒します。これで虫や卵を死滅させます。
- 乾燥: 天日干しで完全に乾燥させます。中が湿っているとカビの原因になるので、数日は干してください。
ステップ2:形状の加工と調整
乾燥が終わったら、モンステラの鉢に合わせてサイズを調整します。ここで活躍するのがセリアのDIYツールです。
- のこぎり: セリアの工具コーナーにあるのこぎりで、余分な長さをカットしたり、鉢に入りやすいように下部を削ったりします。
- サンドペーパー(紙やすり): 鋭利な部分やささくれがあると、モンステラの葉や茎を傷つけてしまいます。目の粗いものから細かいものへ順番にかけて、表面を滑らかに仕上げましょう。
ステップ3:腐食防止と鉢への固定
流木を土に挿すと、湿気でそこから腐ってきます。長く使うためには、土に埋まる部分に防腐剤(柿渋など植物に優しいものがおすすめ)を塗るか、焼きを入れて炭化させるのがプロの技です。
面倒な場合は、前述したようにアルミホイルを巻くだけでも効果があります。
また、流木は形が不安定なので、ただ土に挿すだけではグラグラしてしまいます。
植え替えの時に、鉢底石を入れる段階で流木をセットし、周りを土で固めながら、必要に応じて鉢の縁と流木をワイヤーで固定すると安定感が増しますよ。

まとめ:モンステラの支柱はセリアのアイテムを活用しよう
今回は、モンステラの支柱について、セリア製品の活用法を中心にご紹介しました。
100円ショップのアイテムでも、選び方と使い方、そして少しの工夫次第で、高価な専門資材に負けないくらい機能的でおしゃれな支柱として活躍してくれます。

- セリアの支柱はダイソーに比べサイズ展開が幅広い。
- セリアにはオシャレな園芸用品が多く取り揃えられているため、自分好みの支柱にカスタマイズできる。
- 支柱への固定は「葉柄」ではなく必ず「茎」を8の字結びで行い、植物にストレスを与えないよう注意する。
- さらに大きく育てたい場合は、セリアの鉢底ネットと水苔を使った「モスポール」のDIYに挑戦するのがおすすめ。
- 既製品だけでなく、流木や突っ張り棒などの代用品もうまく活用し、インテリアに合わせて自由に楽しむ。
モンステラが支柱にしっかりと支えられて、のびのびと葉を広げる姿を見るのは、育てている私たちにとっても本当に嬉しい瞬間です。
「支柱を立てたら、急に新しい葉っぱが出てきた!」なんてこともよくあります。
植物にとっても、私たちにとってもメリットだらけの支柱活用。ぜひ、次のお休みにはセリアの園芸コーナーを覗いて、あなたのモンステラにぴったりの一本を見つけてあげてくださいね!

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