「育ってきたモンステラに支柱を取り付けたい!ただ、あまりお金をかけたくない・・・。ダイソーなどの100均で買えないだろうか」と考える人も多いのではないでしょうか。
また、おすすめ商品や競合他社である「セリア」とのラインナップの違い、さらに「コーナン」などホームセンターとの使い分けや、おしゃれに見せる工夫・活用方法まで知りたいと考えているでしょう。
結論から言うと、モンステラ用の支柱はダイソーで揃います。
本記事では、ダイソーのおすすめ商品やセリアやコーナンなどのラインナップ比較をはじめ、モンステラが横に広がる事を防ぐための支柱の作り方・立て方を解説します。
さらに、ココスティックや流木を使ったおしゃれなアレンジ方法にも触れ、初心者でも迷わず実践できる手順を紹介します。価格を抑えつつ見た目も良く、丈夫に育てたい方に役立つ実践ガイドとなっていますので、ぜひ最後までご覧ください。
- ダイソーとセリア、ホームセンターの支柱の違いと選び方
- 支柱サイズと設置の実践的な目安
- ココスティックや流木を活用したおしゃれで実用的なアレンジ方法
- 失敗を防ぐ具体的なポイント
モンステラの支柱はダイソーに売ってる?基本情報

- ダイソーで買えるおすすめ支柱
- ダイソーの支柱のサイズは何cmまである?
- セリアでも支柱は買える!違いを比較
- コーナンなどのホームセンターでも買える?
- 室内インテリアに合うおしゃれ支柱
ダイソーで買えるおすすめ支柱

低コストで始めたいとき、ダイソーの園芸用品を活用するのがおすすめです。
ダイソーでは観葉植物向けの基本形から、室内でも扱いやすい軽量タイプまで揃っており、モンステラのように生長が早く、樹形が乱れやすい植物の初期矯正や仮支えに適しています。価格は店舗や仕様により差がありますが、複数本を組み合わせてフレーム化できる点が実用的です。
主なタイプと特徴
支柱タイプ | 特徴 | 商品 | ポイント |
---|---|---|---|
棒状支柱 | 茎を上方向へ素直に誘引したいときの基本。8の字結びで固定しやすく、結束点を増やしてもごちゃごちゃしないのが特徴。小〜中型株の主軸矯正に向く。 | ![]() 園芸支柱(DAISO) | 株高30〜70cmなら1本、70cm以上は2〜3本で三角フレームにすると安定 |
リング支柱 | 通路にはみ出す葉を内側に収めやすく、鉢の投影面積を小さく保てる。窓辺や動線付近など横張りを抑えたい設置場所で効果的 | ![]() 鉢植えの葉だれ防止用円型支柱(DAISO) | 鉢の号数(直径)に合ったリング径を選ぶと、葉柄へのストレスを抑えられる |
失敗しない選び方の下準備
- 現在の株高(鉢上から新芽先端まで)と鉢径をメジャーで実測する
- 支柱の差し込み余長(鉢底まで届く長さ)と、結束位置より上の余長(20〜30cm)を確保できるか計算する
- 必要本数の当たりを付け、在庫の長さ・太さのバリエーションを確認する
よくあるつまずきと対策
- 支柱が短い:結束点が支柱トップに近づきがちで、矯正角度が足りません。株高の120〜150%を目安に選ぶと余裕が出ます。
- ぐらつく:単本で不安定なら、2〜3本を鉢内で三角形に配置し、上部を結束してフレーム剛性を上げます。
- 結束痕が目立つ:結び目は支柱側に寄せ、正面から見えにくい位置に配置します。麻ひもやグリーン系のビニールタイを選ぶと室内で馴染みます。
ダイソーは店舗規模や季節で在庫が変動します。目的の長さが見つからない場合は、複数本の連結やタイプ混在(棒+リング)で機能を補完すると柔軟に対応できます。まずは現在の株の高さと鉢径を測り、必要本数と長さの当たりをつけてから選ぶと失敗が減ります。
ダイソーの支柱のサイズは何cmまである?

ラインナップは時期・店舗によって異なりますが、ダイソーネットストアで販売されている棒状支柱は60〜120cmのものが中心で、リング支柱は6~8号サイズ展開が一般的です。背丈のある個体や長期運用を見据える場合は、下記の考え方で不足を補うとスムーズです。
サイズ決定の考え方
- 必要長さの計算式
必要支柱長 ≒ 差し込み長(鉢の内径≒鉢高の70〜100%)+ 結束高さ(株高の60〜80%)+ 余長(20〜30cm)
例:鉢高20cm・株高80cmなら
差し込み長15〜20cm+結束高さ50〜65cm+余長25cm=90〜110cmが目安 - 株高との比率目安
小型株(〜50cm):支柱長70〜80cm
中型株(50〜90cm):支柱長90〜120cm
大型株(90cm〜):連結や複数本のフレーム化、もしくはホームセンター長尺品を検討 - リング支柱の径選び
鉢外径+5〜10cmを一つの目安に。葉柄の逃げ代を確保しつつ、鉢外にリングが出過ぎないバランスが扱いやすく見栄えも整います。
長さが足りないときの拡張策
- 連結:同径の棒を重ね、結束バンド+麻ひもで2点以上をずらして固定すると曲げ剛性が上がります。継ぎ目は結束箇所を分散し、応力集中を避けます。
- 複数本併用:3本を等間隔で差し込み、上部をリングや横桟(余り棒)で繋いで塔状に。大型株でも横揺れが抑えられます。
- 用途分担:主軸は棒状、葉の整理はリングと役割を分けると、短尺でも総合性能を確保できます。
ホームセンター品への切り替え基準
- 目標長が120cmを超える
- 太径が必要(株が重く、細径だとたわむ)
- 屋外管理や長期据え置きで耐候・耐久性を重視したい
この場合、コーナンなどのホームセンターで入手できる竹支柱、金属パイプ、ヘゴ支柱、連結型プラヘゴに移行すると、長さ・強度・保水性のいずれも選択肢が広がります。
セリアでも支柱は買える!違いを比較

同じ100均の「セリア」でも、棒状支柱やリング支柱といった基本的なアイテムはダイソー同様に入手できます。価格帯はどちらも110円程度が中心ですが、セリアには120cmを超える棒状支柱や、幅広い種類のリング支柱が販売されており、バラエティに富んでいるのが特徴です。
しかし、セリアはダイソーに比べ店舗数が少なく、店舗へのアクセスが悪いことが難点だと言えます(以下、両社の店舗比較)。
会社名 | 店舗数 |
---|---|
ダイソー(2025年2月時点) | 4625店舗(国内・全ブランド合算) |
セリア(同年3月時点) | 2072店舗 |
コーナンなどのホームセンターでも買える?

ホームセンターの園芸資材コーナーに足を運ぶと、100円ショップでは取り扱いの少ない専門性の高い支柱を見つけることができます。コーナンやカインズといった店舗では、以下のようなバリエーションが揃います。
- 長尺の竹支柱(120cm以上も多く、大型鉢向けに安定性が高い)
- 金属パイプ支柱(耐久性が高く、屋外利用にも適する)
- ヘゴ支柱(シダ科植物由来の素材で、通気性が良く気根が絡みやすい)
これらは大型に成長したモンステラや、天井付近まで伸ばしたい株を支える際に力を発揮します。100円ショップの商品と比較すると価格は数倍になる場合がありますが、その分だけ強度や耐久性が高く、何年も継続して使用できる安定感があります。
また、サイズの自由度が広がる点も魅力です。市販やヘゴ支柱は60cmから210cm程度までラインナップがあり、栽培環境に合わせて選べます。100円ショップの商品では対応しきれない大株や特別な仕立てを目指す場合には、ホームセンター品が適しています。
実用面では、ダイソーやセリアで日常的に必要な小型株用の支柱や結束資材を揃えつつ、株の成長や見せたいスタイルに応じて、ホームセンターの専門的な支柱を組み合わせて使い分ける方法が効率的です。
長期的に観葉植物を美しく育てたいと考えるなら、100円ショップとホームセンターの両方を活用して、予算と目的に合った最適な資材を選ぶことが賢明だと言えます。
室内インテリアに合うおしゃれ支柱

観葉植物を室内で楽しむ場合、支柱の機能性だけでなく、インテリアに溶け込むデザイン性も大切なポイントです。
特にリビングや寝室など視線の集まる場所では、支柱の素材や色が植物全体の印象に直結します。黒やダークグリーンの支柱は空間を引き締める効果があり、家具や鉢が木目調であれば、ラタン風のカバーや麻ひもを組み合わせることで、より自然で統一感のある演出が可能です。
また、プラスチック製のメッシュ支柱に水苔を薄く巻き付けると、簡易的なココスティック風の支柱になります。この方法は、見た目をナチュラルにするだけでなく、モンステラの気根が絡みやすくなるため、生育を助ける効果も期待できます。天然素材を使った支柱は湿度調整にも優れており、室内で植物を長期的に育てる際に役立ちます。
視覚的な工夫としては、結束点を整理して目立たないように配置することが効果的です。特にリビングでは結び目が正面に見えないように調整するだけで、清潔感と洗練された印象を与えられます。
デザイン性を重視する場合、麻やラタンといった天然素材と人工素材を組み合わせ、インテリア全体との調和を意識することが、居心地のよい空間づくりにつながります。
ダイソーの支柱を使ったモンステラの育成方法

- 支柱の目的は横に広がるのを防ぐため
- 支柱の作り方を簡単に解説
- モンステラの支柱の立て方の基本
- ココスティックの活用方法
- 流木を使ったナチュラルな支柱の活用
- まとめ:ダイソーの支柱を活用しモンステラを快適に育てよう
支柱の目的は横に広がるのを防ぐため

モンステラは半つる性の着生植物で、本来は木や岩に絡みついて上へと伸びる性質を持っています。室内で鉢植えとして育てる場合、この習性から支えがないと光を求めて横へ広がりやすく、重い葉が茎を引っ張って株元が不安定になりがちです。
支柱は単なる固定具ではなく、茎を上向きに誘導し、植物全体の重心を上へ移す役割を担います。その結果、樹形が整い、鉢が転倒するリスクを軽減できます。
また、支柱を設置することで得られる効果は見た目の矯正だけではありません。茎や葉が立ち上がることで株内の通風が良くなり、蒸れによるカビや害虫の発生を防ぎやすくなります。また、葉が重なりすぎないため、光合成効率も向上し、健康的な成長につながります。
特に効果的なのは、株が横に広がり始める初期段階で支柱に誘引することです。早めに支柱を立てることで、結束点を少なく抑えつつ理想的な樹形を作りやすく、植物への負担も軽減されます。設置のタイミングとしては、生育が旺盛になる春から初秋にかけてが目安で、この時期は茎葉が柔らかいため矯正や結び直しに適しています。冬季の休眠期に無理に立てるとダメージを与える可能性があるため注意が必要です。
このように、支柱はモンステラの姿を美しく保つだけでなく、株全体の健康管理に直結する資材です。横に広がる特性を正しく理解し、適切なタイミングで導入することが、長期的にバランスの取れた生育へとつながります。
支柱の作り方を簡単に解説

市販の支柱をそのまま使うだけでなく、少し工夫を加えることで見た目と機能性を大きく向上させることができます。
特にモンステラは気根が発達しやすいため、それを支柱に絡ませることで自然な姿に近づけやすくなります。中が空洞のメッシュ支柱に濡らした水苔を敷き詰めると、簡易的なココスティックのような支柱が完成します。これにより気根が絡みやすくなり、支点も増えて誘引が容易になります。
また、棒状支柱を3本組み合わせて鉢内で三角形に配置すると、大きく育った株でも安定感のあるフレームとして機能し、転倒防止にも効果的です。
作り方のポイント
- 水分量:水苔に与える水分量は多すぎると乾燥しにくく根腐れのリスクを高めます。様子を見ながら、必要な水分を与え、適度に乾きやすい状態を意識することが大切です。
- 結束の見た目:見える位置の結び目は支柱の背面に逃がし、正面からはすっきり見えるよう整理することで、インテリア性を高められます。
必要な材料は、ダイソーやセリアなどの100円ショップで揃う水苔、結束バンドといった手軽なものです。市販の専用支柱を購入するよりも低コストで仕立て直しが可能な点は、家庭での栽培を長期的に続けるうえで大きなメリットといえます。
モンステラの支柱の立て方の基本

正しい立て方を知ることで、支柱はより効果的にモンステラの成長をサポートします。
基本は「鉢底までしっかり差し込み、茎を8の字で緩やかに結ぶ」方法です。支柱は鉢の中心線付近にまっすぐ差し込み、根に当たる抵抗を感じた場合は無理に押し込まず、少し位置や角度をずらして調整します。結束は成長に伴う茎の太さを見越して指一本分の遊びを残し、結び目を支柱側に置くことで、見た目を損なわずに固定することが可能です。
手順の目安
- 準備:支柱、園芸用タイまたは麻ひも、はさみ、手袋を用意する。
- 差し込み:鉢底に届くまで支柱をゆっくり差し込み、垂直に立てる。
- 誘引:茎と支柱の間でひもを交差させ、8の字を描くように軽く固定する。
- 再調整:1〜2週間ごとに緩みや食い込みを確認し、必要に応じて結び直す。
株が大きく成長している場合は、植え替えのタイミングで太めの支柱を新たに据えると、根を傷めにくく安定性も高まります。
また注意点として、モンステラの茎や葉を切った際に出る白い乳液にはシュウ酸カルシウム結晶が含まれており、皮膚や粘膜への刺激になることが報告されています。そのため、作業時は必ず手袋を着用し、皮膚への付着を避けることが推奨されています。
このように、支柱の正しい立て方を理解し、定期的な点検を行うことが、モンステラを健全に美しく育てるための基本となります。
ココスティックの活用方法

ココスティックは、ココヤシの繊維をぎゅっと圧縮して棒状に加工した支柱で、保水性と通気性を兼ね備えている点が大きな特徴です。
モンステラは気根を伸ばして樹木に絡みつきながら生長する性質を持っているため、ココスティックの繊維表面はその習性に非常に適しています。気根が容易に付着し、根が水分を得ながらしっかり固定されることで、自然に近い姿で株を育てることができます。特に、葉を大きく展開させたい場合や、背丈を高く伸ばしてインテリア性を高めたい場合に有効です。
使い方のコツ
- 支柱の配置:新芽の伸びる方向に支柱を立て、成長点を自然に上へ導くように誘引すると、負担を最小限に抑えられます。
- 保水管理:水やりの際に支柱表面にも軽く水をかけることで、繊維が湿り、気根が定着しやすくなります。ただし過湿は腐敗につながるため、軽く湿らせる程度にとどめるのが安全です。
- 連結式の注意点:市販の連結式ココスティックは、継ぎ目部分が緩みやすい傾向があります。継ぎ足し部は必ず麻ひもや結束バンドで補強して安定性を確保しましょう。
ココスティックは天然素材の見た目を持ち、室内に設置しても違和感が少ないのも利点です。ただし、乾燥が続くと繊維が痩せて結束が緩む場合があります。そのため、定期的に支柱の表面や固定部を点検し、結び直しを習慣にすると、長期間安定した支柱として利用できます。

ココスティックは楽天などの通販サイトで販売されています。
流木を使ったナチュラルな支柱の活用


自然の造形美を活かせる支柱として注目されるのが流木です。流木は一点ごとに形や質感が異なり、世界に一つしかないオリジナル性を持っています。
支柱として利用すると、インテリアの一部として存在感を発揮するだけでなく、表面の凹凸がモンステラの気根をしっかり受け止め、安定した固定を促します。大きく広がる葉とも調和し、空間をナチュラルに演出することが可能です。
流木を使用する際は、必ず下処理を行うことが大切です。砂や付着物を丁寧に洗い落とし、直射日光の下で十分に乾燥させてから使うことで、カビや害虫の発生リスクを下げられます。また、サイズや形状によっては重量があるため、設置時に安定性を確保する工夫も必要です。
- 配置の工夫:鉢の中心からわずかにずらして設置し、茎の伸びる方向と角度を合わせると、自然な誘引ができます。
- 結束方法:形が不規則なため、最低二点以上で結束し、流木自体が回転しないよう固定することが安定性の鍵です。
- 重心の安定:重量のある流木を使う場合は、鉢底に軽石や重石を追加して重心を下げ、転倒を防ぎます。
- 見せ方の工夫:見せたい面を正面に配置し、鉢全体を少し回すだけで、部屋全体の印象が大きく変わります。
メンテナンスも比較的簡単で、乾いた布で表面を拭き、ほこりを落とす程度で十分です。人工的な素材にはない風合いが魅力であり、観葉植物をインテリアの一部として見せたいと考える方に適した支柱といえます。
まとめ:ダイソーの支柱を活用しモンステラを快適に育てよう
- ダイソーでは棒状やリングなど基本的な支柱が手軽に揃う
- 支柱は株高の120〜150%を目安に長さを選ぶと安心
- ダイソーの支柱は60〜120cm中心で中型株に適している
- セリアは120cm以上や小鉢向け支柱もあり品揃えが豊富
- コーナンなどのホームセンターでは長尺や専門資材が充実
- 支柱は単なる固定具でなく株全体の重心を上に導く役割がある
- 横に広がる性質を抑え樹形を整えることで見た目も整う
- 通風や採光が改善し蒸れや病害虫リスクの低減につながる
- 支柱の作り方を工夫すれば低コストで安定感を高められる
- 正しい立て方は鉢底まで差し込み8の字で緩やかに結ぶこと
- ココスティックは気根を絡ませやすく自然な育成を助ける
- 流木は唯一無二の形状でインテリア性と実用性を兼ねる
- おしゃれに見せるには結束点を整理し素材の色を工夫する
- 100円ショップとホームセンターを組み合わせると効率的
- 適切な支柱選びと設置で丈夫で美しいモンステラに育つ