こんにちは!「観葉植物の育て方ナビ」運営者のmomoです。
お部屋に飾っている大好きな観葉植物のパキラの捻り方やねじり方について、自分でもお店のようなおしゃれな姿に仕立ててみたいと悩んでいませんか。
基本的な育て方をしっかり学んだうえで、自宅でも出来るねじり方にも挑戦してみたいけれど、そもそもパキラのねじりはなぜ起きているのかという素朴な疑問から、ちょっと難しい挿し木パキラのねじり方まで、分からないことがたくさんあって少し不安になってしまいますよね。
この記事では、初心者の方でも安心して挑戦できるように、わかりやすく作業の手順を丁寧に解説していきます。
パキラの編み込みやねじり方で2本から始める一番シンプルな方法から、ねじり方や編み方で3本を使った定番の手順、そして少しステップアップしたパキラの編み込みで5本を使うやり方まで、幅広くご紹介します。
さらに、気になる編み込みパキラの寿命を長くするための管理のコツについても触れていきますので、最後まで読んでいただければ、きっとあなたにぴったりの素敵な仕立て方が見つかると思います。ぜひ最後までご覧ください。
- パキラをねじる理由や基本的な育て方のポイントが分かる
- 2本や3本を使った初心者向けの編み方がマスターできる
- 5本編みや挿し木を使った応用的な仕立て方が理解できる
- 編み込んだパキラの寿命を延ばす管理のコツが身につく
初心者でも簡単!パキラのねじり方の基本

まずは、パキラの魅力的な樹形を作り出す上で欠かせない、基本的な知識からお話ししていきますね。
お店でよく見るあの編み込まれた姿がどのように作られているのか、そして、ねじる前に知っておきたい日々のお手入れ方法などをまとめてみました。
初めて植物の仕立てに挑戦する方でも、基礎から順番に読み進めていただくことで、安心してパキラのねじり方にチャレンジできるかなと思います。
焦らずに、パキラとのコミュニケーションを楽しむような気持ちで進めていきましょう。
ねじりが起きるのはなぜ?理由を解説
お店で美しくねじれているパキラを見ると、もともとそういう形で育つ植物なのかなと思ってしまいますよね。
ですが、実は自然界のパキラは、太い幹を1本スッと真っ直ぐに伸ばして成長していくんです。
私たちがインテリアショップなどでよく目にする編み込まれた姿は、生産者さんがパキラの幹がまだ細くて柔らかい時期に、手作業で丁寧にねじって人工的に作り出しているものなんですよ。
では、なぜわざわざ手間をかけてねじるのでしょうか。
一番大きな理由は、やはりその見た目の美しさで、インテリアとしての魅力をグッと高めるためですね。
1本の細い幹だけだと少し寂しい印象になりがちですが、複数本を絡ませることで全体にボリューム感が出て、まるでお部屋の中に小さなシンボルツリーがあるような力強い存在感を生み出すことができるんです。
最近は、心と体をリラックスさせたり、お家でのストレスを和らげたりするために、今まで植物と無縁だった方の中にも観葉植物をご自宅に取り入れる方が増えているそうです(出典:農林水産省「花きの現状について」)。
実はこれ、気のせいではないんです。
愛媛大学などの研究でも「室内に観葉植物を置くことで、人のストレスホルモンが減少する」という科学的なリラックス効果が論文で発表されているんですよ(参考:屋内空間における植物のストレス緩和効果に関する実験)。
そうした数あるグリーンの中でも、お部屋の雰囲気をパッと明るくしてくれるアイテムとして、美しい樹形のパキラは本当に人気がありますよね。
また、細い苗を複数寄せ植えにする場合、それぞれがバラバラに伸びてしまうと鉢の中でのバランスが悪くなり、倒れやすくなってしまいます。
幹同士をしっかりと編み込んで支え合わせることで、株全体が倒れにくくなり、重心が安定するという実用的なメリットもあるんです。

知っておきたい編み込みのリスク
ただ、編み込みには少し注意が必要な点もあります。
パキラが成長して幹が太くなっていくと、編み込まれた幹同士がお互いを強く圧迫してしまい、日当たりや養分の競争に負けた弱い幹が徐々に枯れてしまうことがあるんです。
美しい姿を長く楽しむためには、風通しや日当たりの良い場所に置いて、すべての幹が健康に育つような環境づくりをしてあげてくださいね。
パキラは成長スピードがとても早く、若いうちは幹の中に水分をたくさん含んでいてゴムのようにしなやかな性質を持っています。
このパキラ特有の性質があるからこそ、折れることなく美しいねじりを作り出すことができるんですね。
成長とともに幹は木質化してカチカチに硬くなっていくので、ねじるなら「柔らかい若木のうち」というのが最大のポイントになります。
観葉植物パキラの育て方とねじり方の基本

パキラを思い通りの形に美しくねじるためには、何よりもまず「パキラ自身が健康で元気であること」が一番の条件になります。
ひょろひょろに弱った株を無理に曲げようとすると、ちょっとした力でポキッと折れてしまったり、その後の成長が止まってしまったりすることがあるんです。
パキラが痛い思いをしないためにも、日頃から以下の基本的な育て方を覚えておいてあげてくださいね。
- 置き場所 ・・・ パキラは日光が大好きなので、室内ならレースのカーテン越しなど、明るく風通しの良い場所に。
- 水やり ・・・ 「土の表面がしっかり乾いてから、鉢底から流れ出るくらいたっぷりと」が基本のサイクル。常に湿っていると根腐れの原因になります。
- ねじる時期 ・・・ 気温が安定して暖かくなる5月から7月頃の成長期が一番おすすめです。パキラの成長パワーが一番強い時期なので、ねじる時に少し傷がついてしまっても、植物自身の力で素早く修復してくれますよ。
momo私も観葉植物を育て始めた頃、可愛がろうとして毎日お水をあげすぎてしまい、お気に入りの植物を根腐れで枯らしてしまった悲しい失敗があるんです。
パキラは乾燥に強いので、水やりは「メリハリ」が一番大切ですよ!
暖かくなると、パキラを屋外のベランダに出してあげたくなりますが、その際は急な環境変化による「葉焼け」に気をつけてくださいね。
詳しい屋外での管理方法や葉焼け対策については、モンステラを外で育てるコツ!ベランダ栽培や冬越しの注意点も解説の記事でも熱帯植物の扱い方として触れていますので、パキラを外に出す前にぜひ一度チェックしてみてください。
しっかりと太陽の光を浴びて健康に育った太くて緑色の幹こそが、美しいねじりを作るための最高の土台になってくれますよ。
- パキラの苗(実生苗): 編みたい本数分。幹が緑色で柔らかく、太さと高さが揃っているもの
- 園芸用ビニールタイ(または麻紐): 編み終わりの上部を優しく仮留めするため
- 清潔な園芸用ハサミ: 不要な枝葉を整理するため
- 園芸用支柱: ※5本編みに挑戦する場合のみ
2本の編み込みとねじり方


初めてパキラの仕立てに挑戦するという方には、一番シンプルで失敗が少ない「2本編み」からスタートしてみることをおすすめします。
準備するものは、種から育った実生苗で、まだ幹の表面が緑色をしていて柔らかく、高さや太さがなるべく同じくらいに揃っているパキラを2株です。
やり方はとても直感的で、2本の幹の根元を優しく近づけたら、互いの幹をらせん状にくるくると交差させていくだけです。
この時の最大のコツは、幹と幹をピタッと密着させすぎず、鉛筆1本分くらいの隙間を空けてふんわりと絡めることです。
パキラはこれからどんどん成長して幹が太くなっていくので、最初からきつく締め上げてしまうと、お互いの幹が食い込んで傷ついてしまうからなんですね。
希望の高さまで交差させたら、上部のほどけない位置を園芸用の柔らかいビニールタイや麻紐で優しく結んで固定します。
固定した直後は少し不自然な形に見えるかもしれませんが、数ヶ月から半年ほど明るい場所で育てていると、植物自身が光の方向に向かって形を整え、ねじれた状態でしっかりと定着してくれますよ。
ここで、ねじる本数によってどのような違いがあるのか、初心者の方にも分かりやすいように簡単な比較表を作ってみました。
| 編み込む本数 | 難易度 | 必要な苗の状態 | 仕上がりの特徴とメリット |
|---|---|---|---|
| 2本 | 易しい(初心者向け) | 太さと高さが揃った柔らかい苗2本 | シンプルでスタイリッシュ。幹への負担が少なく、お互いが干渉しにくいため長く育てやすい。 |
| 3本 | 普通(少し慣れた方向け) | 太さと高さが揃った柔らかい苗3本 | 定番の三つ編みスタイル。安定感があり、見た目の美しさと育てやすさのバランスが最も良い。 |
| 5本以上 | 難しい(上級者向け) | 太さと高さが揃った柔らかい苗5本 | 非常におしゃれで豪華なボリューム感が出る。ただし幹同士の通気性が悪くなりやすく、日々のこまめな観察やお手入れが必要になります。 |
表を見ていただくと分かるように、2本編みは難易度が低いだけでなく、将来的に幹が太くなった時にもお互いを圧迫しにくいため、長期間にわたって健康な状態を保ちやすいという大きなメリットがあります。
まずはこの2本編みで「植物の幹を曲げる感覚」をしっかりと掴んでみてくださいね。
3本を使った編み方・ねじり方


2本編みで幹の柔らかさや扱い方に少し慣れてきたら、次はお店でも一番よく見かける王道の「3本編み」にステップアップしてみましょう。
3本あると一気に観葉植物としての見栄えが良くなり、お部屋の中での存在感もぐっと増してきます。
編み方の手順は、基本的には女性の方が髪の毛で「三つ編み」をする時の動きと全く同じなので、イメージしやすいのではないでしょうか。
まず、同じくらいのサイズの苗を3本用意し、根元を寄せて三角形になるように配置します。
そして、右側の幹を真ん中へ、次に左側の幹を新しく真ん中になった幹の上へ……というように、下から順番に優しく交差させて編み上げていきます。
3本編みを美しく仕上げるための重要なポイントは、以下の2つです。
- 編み始めの位置を少し高めに設定する: 土のすぐギリギリから編み始めてしまうと、将来根元が太くなった時に窮屈になってしまうので、土から数センチ上から編み始めるのが綺麗に仕立てるコツです。
- 編み目の間隔(力加減)を均等にする: 途中で片方の幹だけを強く引っ張ってしまうと、全体のシルエットが歪んで真っ直ぐ立たなくなってしまいます。時々少し遠くから全体のバランスを確認しながら編み進めると失敗が少ないですよ。



私が初めて3本編みに挑戦した時、手元の幹ばかり見て一生懸命編んでいたら、完成した時にピサの斜塔みたいに全体がグニャッと曲がってしまって…。
一度立ち上がって、少し離れた場所から客観的に見るステップは本当に重要です!
一番上まで編み終わったら、2本の時と同じようにビニールタイなどで仮留めをします。
編み込んだばかりの時は幹同士に隙間があって少し頼りなく感じるかもしれませんが、毎日の水やりや日光浴を通して少しずつ幹が太くなり、隙間が埋まって立派な三つ編みのシルエットが完成していく過程を見るのは、本当に愛おしくて感動的ですよ。
成長に合わせて、留めている紐が幹に食い込んできたら、こまめに緩めて結び直してあげる優しさを忘れないでくださいね。
失敗しないパキラのねじり方と育て方
ここからは、さらにステップアップして難易度の高い編み方や、ねじったパキラを健康なまま長く維持するための日々の管理方法について詳しく解説していきますね。
編み込むこと自体は1日で終わりますが、その美しい樹形を何年にもわたって保っていくためには、その後の「育て方」が本当に大切になってきます。
パキラの寿命や、少し変わった仕立て方など、知っておくとパキラの栽培がもっと楽しくなる情報をお届けしますので、ぜひ参考にしてみてください。
5本の編み込みのやり方
インテリアショップの目立つ場所でシンボルツリーのように飾られている、幹が網目のように太く絡み合った豪華なパキラ。
あの圧倒的なボリューム感と芸術的な美しさを生み出しているのが、5本の苗を使った編み込み仕立てです。
3本編みまではスムーズにできた方でも、5本編みになると一気に難易度が上がり、手順も複雑になります。
「人間の手は2本しかないのに、5本の幹をどうやってまとめるの?」と、最初はパニックになりそうになるかもしれませんね。
5本編みを綺麗な形に仕上げるための基本的なステップは、以下の通りです。
- 配置(下準備): 横一列に並べるのではなく、鉢の中心を囲むように、正五角形を描くイメージで等間隔の円状に苗を配置するのが綺麗な網目を作るための重要なポイントです。
- 編み込み作業: 一番外側にある幹を順番に内側へと交差させていき、全体で立体的で美しい筒状(円柱状)の網目を作っていくイメージで編み進めます。


ここで、作業を劇的に楽にする2つの工夫をご紹介しますね。
- 支柱を軸にする裏技:
鉢の中心にまっすぐな園芸用の支柱を1本立てます。その支柱を包み込むように、周りの5本の幹を同じ方向(例えば右斜め上へ)に向かって順番に交差させていきます。中心の軸がブレないため、一人での作業でも綺麗な円柱形を作りやすくなりますよ。 - 二人三脚で作業する:
もしご家族や友人が手伝ってくれる環境なら、一人が苗の根元を両手でしっかりと押さえ、もう一人が編み込みに専念するという分担作業が最もおすすめです。両手が自由に使えるので、幹への負担を減らしながら優しく編み進めることができます。
5本編み特有の注意点とリスク
5本もの幹が密集して1本の太い束になるということは、それだけ株の内側に光が当たりにくくなり、風通しも極端に悪くなるということです。
編み上がった直後の見栄えは本当に素晴らしいのですが、内側に湿気がこもって幹にカビが生えてしまったり、日光が届かない細い幹が「日照権争い」に負けて徐々に枯れ込んでしまうリスクが、2本や3本編みに比べて格段に高くなります。
せっかく美しく仕立てた5本編みを長持ちさせるためには、その後の環境づくりが必須条件になります。
お部屋の中でも特に風通しの良い、明るい窓辺などを定位置にしてあげてください。
そして、水やりのタイミングなどで定期的に鉢を90度ずつクルクルと回してあげる「鉢回し」をぜひ習慣にしてみてくださいね。
360度全体にまんべんなく光を当てることで、5本すべての幹が均等に光合成を行い、バランス良く成長してくれます。
非常に難易度が高く挑戦しがいのある仕立て方ですが、完成した時の達成感と、お部屋に飾った時のゴージャスな雰囲気は格別です。
パキラの扱いに自信がついてきたら、ぜひ休日のリラックスタイムに、じっくりと時間をかけて取り組んでみてくださいね。
挿し木のパキラのねじり方とコツ
パキラを育てていると、伸びすぎた枝を剪定した際に、その枝を土に挿して増やす「挿し木」に挑戦することもあるかと思います。
この挿し木から育ったパキラを使ってねじることはできるのかというと、結論から言えば「できるのですが、実生苗(種から育った苗)よりも少し難易度が上がるので、より優しく慎重に扱ってあげる必要があります」。
その理由は、挿し木と実生苗での成長の仕方の違いにあります。
実生苗は根元がぷっくりと膨らみ、幹全体がゴムのように弾力を持っていますが、挿し木から育ったパキラは根元が膨らまず、ズンと真っ直ぐな木の枝のように成長し、比較的早く「木質化(表面が茶色く硬い木の皮のようになること)」してしまう特徴があるんですね。


危険な作業に注意
すでに茶色く木質化してしまった硬い幹を、「少し力を入れれば曲がるかもしれない」と思って無理にねじろうとするのは無理に曲げようとするのは避けてあげてくださいね。
パキラの幹は意外と脆く、限界を超えると突然「バキッ」と折れてしまうことがあります。
一度折れてしまった幹は元には戻らないので、植物が痛がらない範囲で優しく接してあげましょう。
もし挿し木のパキラをねじりたい場合は、成長期にぐんぐんと伸びてきた「先端の緑色でまだ非常に柔らかい新芽の伸びた部分(新梢)だけ」を選んで、2本の枝を優しくふんわりと絡める程度に留めるのが最も安全で確実な方法です。
挿し木のパキラは、根元のどっしり感がない代わりに枝分かれしやすいため、編み込むというよりも、針金などで緩やかなカーブを描くように仕立てる「曲がり仕立て」の方が、挿し木特有のスレンダーな魅力を引き出せるかもしれませんね。
美しい捻り方と樹形の整え方
無事に編み込みが終わって理想のねじりを作ることができたら、今度はその「美しい樹形をいかに長くキープするか」という、日々のお世話が大切になってきます。
パキラは編み込まれた後も生きているので、そのまま放置していると、上部の葉っぱだけがジャングルのように四方八方に伸び放題になり、せっかくの美しいねじれた幹が葉の影に隠れて見えなくなってしまいます。
美しいバランスを保つためには、定期的な「剪定(枝の切り戻し)」をしてあげるのがおすすめです。
全体のシルエットを卵型や丸いドーム型など、ご自身が作りたい形をイメージしながら、そこから飛び出して間延びしてしまった枝を、成長期の5月〜7月の間に清潔なハサミでカットしてあげましょう。
また、植物には「光の差す方向に向かって伸びる(屈光性)」という性質があります。
いつも窓の方向など同じ方向からしか光が当たっていないと、せっかく真っ直ぐに編み上げた幹全体がお辞儀をするように斜めに傾いていってしまうんです。


これを防ぐためには、水やりのタイミングなどに合わせて、鉢を定期的に90度ずつクルクルと回転させて、株全体にまんべんなく光が当たるように工夫してあげてくださいね。
ちなみに、パキラはその美しい見た目だけでなく、猫や犬などのペットにとっても中毒を起こす成分が含まれておらず、安全な観葉植物としても非常に高く評価されています。
モンステラに似た植物11選!葉が割れる種類や猫に安全な代用種もの記事の中でも、ペットと暮らすお家におすすめのグリーンとしてパキラをご紹介しています。
ペットと楽しむためのワンポイント
化学的な毒性はないパキラですが、ワンちゃんや猫ちゃんが硬い葉っぱや幹をたくさん噛みちぎって飲み込んでしまうと、消化不良を起こして吐いてしまったり、お腹を壊してしまうことがあります。
「毒がない=サラダのように食べても大丈夫」というわけではないので、よく植物をかじってしまう子の場合は、少し高めのスツールの上に置くなど、届きにくいように優しく対策をしてあげてくださいね。
こうしたちょっとした工夫をしてあげることで、ペットを飼われている方も安心してリビングに飾ることができます。
ぜひ、パキラの美しい捻りのシルエットと可愛いペットの両方に癒される素敵な空間を作ってみてくださいね。
編み込みをしたパキラの寿命と管理方法
パキラについて調べていると、「編み込まれたパキラは寿命が短くなりやすい」「数年で一部の幹が枯れてしまう」といった少し不安になるような情報を目にしたことがあるかもしれません。
実はこれ、植物の成長メカニズムを考えると起きてしまう可能性のあることなんです。
複数の幹を密着させてねじっているため、成長して幹が太くなるにつれてお互いの幹をギューッと窮屈に圧迫し合ってしまう状態(園芸用語で絞め殺し現象とも呼ばれます)になりやすいんですね。


その結果、光を十分に浴びられなかったり、お水や養分の奪い合いに負けたりした細い幹が、徐々にシワシワになって枯れてしまうことがあるんです。
しかし、だからといってすぐに諦める必要はありません。
適切な管理を続けていれば、10年以上も美しい編み込みのまま元気に育っているパキラはたくさん存在します。
寿命を延ばす最大のコツは、以下の3点です。
- 均等な日当たりと風通し: とにかく「日当たり」と「風通し」を良くして、全ての幹が均等に光合成を行える環境を作ってあげることが重要です。
- 定期的な植え替え: 複数の株が1つの鉢に植えられている状態なので、土の養分が減るのも早く、根詰まりも起こしやすい傾向にあります。2年〜3年に1回は、春から初夏の成長期に合わせて、一回り大きな鉢へ「植え替え」を行ってあげてください。
- 枯れた幹の優しいお手入れ: もし、どうしても一部の幹だけが茶色くスカスカになって枯れてしまった場合は、健康な他の幹にカビなどがうつってしまう前に、枯れた幹の根元からハサミなどで丁寧にカットして取り除いてあげましょう。



私も以前、5本編みのパキラの真ん中の幹が1本スカスカになってしまって、泣く泣くカットしたことがあります。
「かわいそうなことをしちゃった…」と落ち込みましたが、残った4本はその後も元気に育ってくれたので、早めの決断が植物全体を救ってくれますよ!
パキラのねじり方まとめ:愛情を込めて理想の樹形へ!


いかがでしたでしょうか。
今回は、お部屋を彩るインテリアとして大人気のパキラについて、ねじり方の基本から本数別の詳しい編み方、そして長持ちさせるための管理方法まで、かなりボリュームたっぷりに解説させていただきました。
本記事のまとめとして、パキラのねじり方でとくに大切なポイントを振り返っておきますね。
- ねじる時期は「5月〜7月頃」
成長期で植物の修復力が高い時期に、緑色で柔らかい実生苗を使うのが失敗を防ぐ最大のコツです。 - 「ふんわりと」絡める
将来的に幹が太くなることを見越して、幹と幹の間に鉛筆1本分くらいの隙間をあけて編みましょう。 - 初心者は「2本編み」か「3本編み」から
シンプルで幹同士の圧迫が少ないため、長期間にわたって健康な状態を保ちやすいです。 - 編み込み後の管理は「日当たり」と「風通し」を重視
幹が密集するため、定期的な鉢回しでまんべんなく光を当て、2〜3年に1回の植え替えで根詰まりを防いであげてくださいね。
ここまで読んでくださったあなたなら、パキラがただの「モノ」ではなく、こちらの接し方次第で美しくもなり、また傷ついてしまうこともある、繊細で愛らしい「生き物」だということがしっかりと伝わったのではないかなと思います。
お店で綺麗に仕立てられた完成品を買ってくるのも、もちろん手軽で素晴らしいですよね。
でも、モンステラやサンスベリアのように自然な葉の広がりを楽しむ植物ともまた違い、小さな苗からご自身の手で優しくねじり、日々の成長を見守りながら理想の樹形へと育て上げたパキラには、特別な愛着が湧くはずです。
単なる観葉植物の枠を超えて、生活を共にする大切なパートナーのような、かけがえのない存在になってくれますよ。
最初は「折ってしまわないかな」「これで合っているかな」とドキドキして少し怖いと感じるかもしれませんが、この記事でお伝えしたポイントを思い出しながら、パキラの持つ強い生命力を信じて、ぜひ勇気を出して一歩を踏み出してみてください。
週末のリラックスした時間に、お気に入りの音楽でもかけながら、土いじりとパキラの仕立てを楽しむひとときは、きっと心からリフレッシュできる素晴らしい経験になるはずです。
あなたの愛情がたっぷり詰まった、最高に素敵なねじりパキラが完成することを、私も心から応援しています!

